3 仕様書(PDF形式:222KB)

平成 28 年度学習支援サービス提供事業
仕様書
神戸市教育委員会
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事業の内容
1.1 学習支援サービスの定義
児童生徒が国語・社会・算数(数学)
・理科・英語を学習する際の自学自習を支援する目的で、
使用教科書に対応した学習プリントをWeb上で選んだり、自由に組み合わせて作成できる機能
を持ち、かつ画像や音声によって児童生徒の理解を促すサービス(以下、「支援サービス」と記
す)のことを指す。
1.2 学習支援サービス提供事業の実施
神戸市教育委員会(以下、「教育委員会」という)は、児童生徒が確かな学力を身に付け、さ
らにそれを伸ばしていくために、児童生徒一人一人に応じた、意欲的な実践活動を進める学校(学
習支援サービス事業推進校)を指定し、児童生徒の学習を支援するための学習支援サービスを提
供する。
1.3 使用期間
平成 28 年4月1日(金)から 29 年3月 31 日(金)まで。
1.4 使用校数
(1)使用校数
小学校 163 校、中学校 81 校、義務教育学校(予定)1校
特別支援学校等 21 校
計 266 校
※義務教育学校については、議会での議決をもって成立するため、否決された場合、小・中学校1
校ずつとなる。
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学習支援サービスのシステム内容
2.1 概要
各小中学校からインターネットを介して、事業者のWebサービスに接続し、教員、児童生徒
が学年・教科・単元別に教材を検索し、自らの目的の学習プリントを作成・印刷し、使用する。
児童生徒が映像や音声で解説を受けることができる機能を備えている。
2.2 支援サービスによって検索、印刷等ができる内容
支援サービスによって検索、印刷等ができる内容は次のとおりとする。
【対象学年及び対象教科】
校種
小学校
中学校
学年
国語
社会
算数・数学
理科
英語
第1学年
○
-
○
-
-
第2学年
○
-
○
-
-
第3学年
○
○
○
○
-
第4学年
○
○
○
○
-
第5学年
○
○
○
○
-
第6学年
○
○
○
○
-
第1学年
○
○
○
○
○
第2学年
○
○
○
○
○
第3学年
○
○
○
○
○
2.3 支援サービスの使用について
教育委員会及び各学校が事業者のWebサービスに接続するための、児童生徒が使用するID
及びパスワード(ユニークにすること)は、事業者が教育委員会に通知する。
2.4 支援サービスを利用する環境について
次に示す要件を満たす支援サービスが上記1.3に示した学校内において利用可能であること。
(1)システム全般について
①神戸市情報教育基盤サービスに対応できるとともに、教育委員会のコンピュータシステムに
おける動作環境に適合していること。
②教職員、児童生徒が画面上で必要な問題を選択して、1枚のオリジナルプリントを作成、印
刷できること。
③中学校においても、小学校のプリントが利用できること。
④児童生徒が簡易に操作できるような工夫が盛り込まれていること。
⑤教育委員会においても小中学校両方のシステムが利用できること。
⑥神戸市の採択する教科書の単元名でプリントの検索が行えること。
【小学校】
国語:光村図書
算数:東京書籍
社会:日本文教出版 (地図帳)帝国書院
理科:啓林館
【中学校】
国語:三省堂
(公民)帝国書院
社会:
(地理)東京書籍 (地図帳)帝国書院 (歴史)東京書籍
数学:学校図書
理科:啓林館
英語:三省堂
(2)メニューについて
①同一単元で難易度の異なる学習プリントを提供できること。
②支援サービスには、中学校においては、全都道府県の過去に出題された高校入試問題にかか
るメニューを設定していること。
③支援サービスには、小中学校ともに、文部科学省が実施する「全国学力・学習状況調査」の
「活用」に関するメニューを設定していること。
④それぞれの問題に対する解説や解答を備えていること。
(3)学習プリントの作成機能について
①支援サービスで提供されるプリントが、各教科でテンプレートとして 1,000 枚以上あること。
②①のテンプレートを利用して、学年・単元をまたいだ問題内容を組み合わせ、1枚の学習プ
リントとして作成することが可能であること。
③各教科とも学習指導要領に基づき、教科書に対応していること。
(4)画像・音声機能について
①画像・音声機能を有していること。
②音声による問題(英語のリスニング)を提供できること。
(5)用紙判型について
A4、B5、B4判用紙の印刷が可能であること。
(6)その他
①契約期間中、利用者は出力された学習プリントを複写して利用することができるものとする。
②契約期間中は、休日や長期休業中も使用可能であること。
③学校の利用頻度を、教育委員会に電子データで提供できるものとする。
④使用方法等については、教育委員会及び学校の要請に応じて説明を行うこと。
⑤学校に対しては、研修会を設定し、使用方法の周知を行うこと。
⑥学校に対しては、上記使用方法だけでなく、有効な活用策の情報提供を行うこと。
⑦支援サービスの保守・点検を定期的に行い、障害等が発生した場合は速やかに対応すること。
⑧上記に定める項目の他、支援サービスを利用する児童生徒の学習意欲の喚起や学力定着、向
上に寄与するような提案があれば、自由に記述すること。
⑨本業務に係る平成 28 年度一般会計予算が成立しない場合、このプロポーザルに基づく契約
は締結しないことがある。