平成 27 年度鉾田市地域資源ブランド力向上事業（専門家等を活用したブランド化推進）委託業務仕様書第１総則この仕様書は，平成 27 年度鉾田市地域資源ブランド力向上事業（専門家等を活用したブランド化推進）の実施にあたり，必要な事項を定めるものである。第２事業の目的本市は，農業産出額が全国トップレベル。特にメロン、甘藷、水菜、ごぼうが全国１位、このほか、いちご、トマト、人参、パセリ、ほうれん草、大根、養豚など、全国上位の農畜産物が多数存在し、東は太平洋鹿島灘、北に涸沼、南に北浦と水資源を有し、首都圏に近い地の利もあるなど、本市の潜在的なポテンシャルは非常に高い。しかしながら、全国に広く知られるようなブランド品に乏しく、消費者の認知度やイメージが高いとは言えない状況にあり、実力に見合った評価がされてこなかった傾向にある。そこで，農林水産物を中心とする地域資源のブランド化に関して専門的知見を有する外部人材を起用し，生産者や関係機関とも連携を図りながら，本市農林水産物のブランド化及び農家の所得向上、ひいては地域活性化に向けた取組を推進する。第３業務実施期間契約締結の日から平成 28 年 3 月 31 日まで。第４業務委託の内容（企画提案募集内容）１外部専門家による重点品目のブランド化や効果的なＰＲ等（１）専門的知見を有するアドバイザーの起用と活用農林水産物のブランド化に関して専門的知見を有するとともに，本市農林水産物のブランド力向上に向けた可能性や課題について精通した外部人材を起用し，本仕様書に記載したブランド化の検討や具体的な取組に対し，積極的な指導・助言，提案等を行うものとする。（２）有名料理人等を活用したブランド化支援と消費者へのＰＲ首都圏等で活躍し情報発信力が高く，本市食材のブランド化やイメージアップ等に協力してくれる料理人を起用し，食材の食味評価や店舗での利用，レシピ開発，イベント等のほか，品目毎のブランド化の検討会や生産者・消費者を対象とした研修会等で活用するものとする。２重点品目等のブランド化の取組支援重点品目等ごとの以下の取組に対し，アドバイザー等を活用し，商品規格や品質基準づくり，パッケージやデザイン，資材等の試作，販売ターゲットの設定や売込，効果的なＰＲ等に関し，積極的な指導・助言，提案等を行う。なお，実施にあたっては，ブランド化に対する生産者の意欲向上や共通理念の醸成が図られるよう留意するとともに，市と十分協議しながら推進するものとする。【重点品目等ごとの取組】 ①メロン・「イバラキング」を活用したブランドの牽引役となる商品づくり，及び，販路拡大・「光センサー選果メロン」等、他産地と差別化を図ることが可能なメロンのブランド化・メロン全体の品質の底上げとイメージアップを図るため，レギュラー品の品質向上対策や，効果的なＰＲ ②甘藷・甘藷のブランド化に向けた品質格差解消や販路拡大，集中ＰＲキャンペーンにおける効果的なＰＲ ③トマト・トマトのブランド化に向けた品質格差解消や販路拡大，集中ＰＲキャンペーンにおける効果的なＰＲ ④いちご・いちごのブランド化に向けた品質格差解消や販路拡大，集中ＰＲキャンペーンにおける効果的なＰＲ ⑤養豚・本市産豚肉のブランド化に向けた現状と課題の把握，推進方策等の検討 ⑥その他野菜・野菜のブランド化に向けた検討や差別化商品づくり等 ⑦その他・本市産農産物を使用した農産加工品について，新規開発やブランド化、イメージアップ、販路拡大等の取組３生産者研修会、消費者啓発セミナー、ＰＲイベント等の開催（１）生産者研修会２において，生産者による積極的な取組を促進するほか，食に関する幅広い知識を持ち，消費者への「食」の提案が出来るような産地を育成していくため，生産者や関係者を対象としたブランド化に関する研修会を開催する。（２）消費者への情報発信や食の啓発等消費者に，本県食材の美味しさや新鮮さ，ブランド化に取り組む生産者の情熱等について知ってもらい本市の農林水産物のファンになってもらうことで，消費拡大を図るほか，県内外に積極的に発信してもらえるよう，消費者向け賞味会の開催やメディアを通した情報発信を行う。（３）本市農産物を食材として活用した、料理イベントの開催１（２）の有名料理人を起用し、ホテル、レストラン等での本市産食材を使用した料理イベントを開催し、消費者、メディア等へ情報発信ＰＲを行う。４農産物を中心とした地域資源ＰＲ用の情報発信ツールの作成及び活用（１）インターネット上での特設ページ等を製作し、積極的な情報発信活動を行いブランド化の推進を図る。（２）国内外ＰＲ用のプロモーション動画の制作（３）農林水産物を中心とした地域資源のガイドブック本の製作今年度は、企画制作（取材、編集、監修）のみ。発行は来年度（発行部数５０００部）予定。（４）その他ＰＲ用造作物等の製作及び活用（仮称：メロンこいのぼりの作成・設置）５基本計画の作成これまでの、本市のブランド化事業を検証し、今後 5 年間におけるブランド化推進基本計画等を作成する。６その他本事業の実施にあたっては，農林水産物の販売促進やイメージアップ等の他の市事業及び県事業とも連携を図ることで，より効果的にブランド化が図られるよう留意するものとする。第５年間事業計画書の提出受託者は，契約締結後，速やかに年間事業計画書を提出するとともに，事業の実施にあたっては，市と協議を行いながらあたるものとする。第６留意事項（１）受託者が業務委託の実施により取得した著作権は，市が承継する。（２）受託業務が完了したときは，受託者は委託業務実績報告書，成果品及びそのデータを記録した CD-R を添えて市に提出する。第７その他（１）本仕様書に記載されている内容に疑義が生じた場合，または本仕様書に定めのない事項については，市と受託者が協議の上，決定する。ただし，両者の協議で決定ができない場合には，受託者は市の指示に従うこととする。（２）本仕様書は，市と受託者が協議の上，必要に応じて改正することができる。