在来植物と外来植物 むかしの名残 網 張薬 師社は 網 このスキー場は 張 温泉 の歴史 を 開発される時に 伝 え続 けてい ま 自然の地形を活 す。江戸時代の山 かし、改変をほと の 神信 仰によ っ んど行わなかっ て 入浴 が禁止 さ たため、昔からあ るマイヅルソウやヨツバヒヨドリなど在来植物 れ、周囲に網が張られたところから「網張温泉」 と呼ばれるようになったとされています。 明治初期になると、ここから約 2km先の元湯か ら引湯し温泉宿を開きました。この平坦な広場に はかつて温泉地としての名残が見られます。 が数多く見られます。車や人の出入り、外から土 に混じるなどして、元々ここにはなかったセイヨ ウタンポポやオオハンゴンソウなどの繁殖力の 強い外来植物も見られ、在来植物をヒヤヒヤさせ ています。 吊り橋の魅力 この吊り橋の 下を流れる湯 ノ沢は、硫黄 分を含む温泉 が流れ込み酸 性が強いため 魚類は棲めず飲用もできません。流れる水の音を 聞きながら五感を研ぎ澄ませてみましょう。遅い 春を迎える頃、日本で一番大きな花を咲かせるホ オノキのほのかな甘い香り。橋のあちらこちらに かくれんぼしている虫たちの音。秋にはハウチワ カエデの紅葉、トチノキの黄葉など彩り豊かな景 色が広がります。 細い木のヒミツ 森の入口です。見渡す と細い木がたくさん あります。その昔、こ の森は、薪などの燃料 として使い切りされ ていました。そのため に、これから成長する細い木がたくさんあるというわ けです。 植物はどんなところに育つの? 森の中に入ってきま した。日差しの強い 日でも、森の中は背 の高い木で太陽の光 は遮られ、わずかな 光が差し込む程度です。ここではホオノキなどの 水分を多く含む土壌で育つ木が見られます。 標高で異なる森の木々 森は何階建て? 耳をすませみよう! この森はドングリの 森のなかをじっくり 実をつけるミズナラ みてみましょう。生え と、ブナが混じってい ている植物の高さは ます。もう少し標高を みんな同じくらいで あげると「ブナの森」 すか?太陽の光を遮 さらに上がると雪の る高い木、それよりも 重みに耐えられるダケカンバ、爽やかな香りが 少し低い木、人の背丈、足元の草やコケも見られ 特徴のオオシラビソなどの森へと変化していき ます。マンションに例えると 4 階建てのようです。 ます。 スキーゲレンデに入 ってきました。 見晴らしのよいこの 草原はカッコウなど 野鳥の鳴き声が聞か れ、セミの大合唱が
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