ウズベキの不可思議

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男女の〝優劣〟判断
その昔、シルクロードの中継基地(写真横)にもなってい
た内陸国のウズベキスタン。市街地全体が世界遺産のブハラ
(同上)をはじめ、「青」の建造物が特徴の国でもある
ウズベキの不可思議
テ ィ ム ー ル 朝 遺 産 と、 シ ル ク ロ ー ド の 一 端 を 見
に、 数 年 前、 中 央 ア ジ ア の ウ ズ ベ キ ス タ ン へ 旅 し
た。 首 都 の タ シ ュ ケ ン ト か ら 〝青 の 古 都〟 サ マ ル
女は
カ ン ド を 経 て、 世 界 遺 産 の 町、 ブ ハ ラ へ 入 る と、
ガ イ ド に 訳 を 聞 く と 、「 葬 列 だ よ 。 女 ?
突 如、 黒 ず く め の 男 の 集 団 に 出 会 っ た。
い わ ば 、〝 男 尊 女 卑 的 〟 な こ の 風 習 、 今 も 継 続
泣 い て 大 騒 ぎ す る の で 葬 儀 に 出 ら れ な い ん だ 」。
中 か は 不 明 だ が 、「 男 女 平 等 」 で 育 っ た 身 に は な
ん と も 不 可 思 議 な 光 景 だ っ た。
なら
所 変 わ り、 日 本 国 内 で は 今、 女 性 の 活 用 が 叫 ば
れ、 大 手 も 中 小 企 業 も 「 右 倣 え 中 」 だ。 し か し、
官 公 庁 な ど と 違 い、 企 業 の 大 半 は 報 酬 も 男 性 よ り
安 く 、 出 世 も 遅 い 。〝 平 等 〟 は ま だ ま だ 先 。
そ れ は そ う と 、「 女 は 子 ど も を 産 む 機 械 」 と 発
し て 滅 多 打 ち さ れ た 大 臣 も 過 去 に は い た が、 男 女
た だ、 昨 今 の 男 性 の ひ 弱 さ ? は 大 い に 気 に な る
の 「優 劣 判 断」 な ど は、 神 も 頭 を 抱 え よ う。
と こ ろ だ。
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