国際協同組合年にあたっての要望書 平 成 2 4 年 1 月 3 1 日 2012 国際協同組合年全国実行委員会 国連は 2012 年を国際協同組合年(IYC)と定めました。この背景には、国 連が協同組合を「人々の経済社会開発への最大限の参加を促している」 「持続可 能な開発、貧困の根絶、都市・農村における様々な経済部門の生計に貢献でき る事業体・社会的企業」と高く評価し、IYCを契機に、協同組合の一層の発 展を期していることがあります。 これに呼応し、わが国の協同組合は、有識者等の参加を得て、平成 22 年 8 月 に 2012 国際協同組合年全国実行委員会(代表:内橋克人氏)を立ち上げ、IYCを 契機とする、社会・経済に対する協同組合の貢献に対する認知度の向上を重点 目標として活動しています。 また、国連は、加盟国政府に対し、IYCを契機に、協同組合を推進し、そ の社会経済開発に対する貢献につき認知度を高めるよう求めています。 以上を踏まえ、下記の通り要望します。 記 1 国連の要請を踏まえ、わが国政府におかれても、今後、協同組合を発展さ せるための基本的な考え方と方針を明らかにするとともに、IYCにおいて、 協同組合の認知度向上に取り組むこと。 2(1)IYC全国実行委員会が作成した協同組合憲章草案を踏まえ、わが国 政府として、協同組合憲章を定める等、協同組合全体を貫く協同組合政策 の基本的な考え方と方針を明らかにすること。 協同組合憲章草案に掲げるそれぞれの政策提言について、協同組合グルー プ間で協議し、順次提言の具体化を図っていくこととしており、別途行う個 別政策の提言を踏まえ、その実現を図ること。 (2)過去に国連の定めた国際年においては、わが国政府として、政府広報を もって国民への周知をはかっていることをふまえ、IYCにおいて、協同組 合の認知度向上に向けて、政府広報に取り組むこと。 以 上
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