KeyC hem-Basic - Keyboard Chemistry|キーボードケミストリー

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KeyboardChemistry
NEWS
2009 Vol. 1
(株) ナード研究所
ライフサイエンス研究部
主任研究員
嶋田 茂人氏
株式会社ナード研究所
ファインケミカル合成と機能性材料開発を主なビジネス
フィールドとして、多くの実績を残しています。研究・開発
の受託、提案、課題解決及び製造までを一貫して実施できる
体制が整備されています。
導入された装置と主な使用用途を教えて下さい。
まずは実験室レベルで検討する反応ツールとして入門機
(KeyChem-Basic)を導入しました。現在、高速反応や発熱
反応における反応プロセスの検討などに利用しています。
導入したきっかけを教えて下さい。
目的物や中間体が不安定であるため収率が悪い場合や、
小スケールでの反応結果がスケールアップ時に再現出来な
いなどの問題を効率的に解決できるツールとして導入いた
しました。生成物を直ぐに反応系から取り出すことで、分
解を防いだり、送液量で合成量を調整出来たりするのが最
大の利点だと考えています。
熱暴走するような反応のスケールアップが容易に行える
ことも安全上のメリットですね。他にはどのような使い方
をされていますか?
反応速度が非常に大きい反応における反応機構解析に利
用しています。反応時間が数ミリ秒から数秒の反応系にお
ける反応解析はバッチでは困難です。フロー方式にするこ
とにより高速反応における速度論的な解析が可能になりま
す。
使用頻度はどのくらいでしょうか?
フラスコでの反応結果が満足出来ず、マイクロ反応場や
フロー方式が有効であると判断した場合に試しています。
受託合成や実生産にも積極的に取り入れて行く予定です。
マイクロリアクタでなければ発現できない反応系がこれか
ら多く見つかると期待しています。
新しい化学反応方法、もう試しましたか?
微小空間を利用して反応を行うマイクロリアクタ
を使えば、従来のフラスコ・反応釜では得られな
かった革新的な成果が得られます。
反応の収率が向上します
収率の低いフラスコによる反応もマイクロリアクタを使えば
収率向上!研究開発のスピードが加速します。
CHO
OH
NaCN
EtOH
O
Method
Time
Yield
Flask
Microreactor
95 min
23 min
49 %
72 %
大量合成も可能です
フロー方式なので大量生産にも最適!加熱・冷却エネルギー
の削減で製造コストも削減されます。
Br
O
nBuLi
Ph-NCO
N
H
Running time
Isolated Yield
Throughput
40 min
54.5 g (83%)
81.7 g/h
発行:
株式会社ワイエムシィ マイクロリアクタ営業課
〒600-8106
京都市下京区五条通烏丸西入醍醐
町284番地 YMC烏丸五条ビル4F
Te l : 075-342-4522
Fax: 075-342-4550
Mail: [email protected]
10171
YMC Flow Reaction Technology
KeyChem-Basic
Flow Reactor開発風景
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選択性の向上&分解物の抑制
高い冷却効率による選択性の向上と中間体エノラートの分
解抑制による副生物の抑制に成功。
O
O
N
NaHMDS
O
Bn
N
Bn-Br
Ph
Method
O
O
Bn
O +
1
Ratio (1 : 2)
Flask
Microreactor
O
O
Ph
N
O
2
Ph
Decomposition (%)
75 : 25
94 : 6
YMC科 学 機 器 事 業 部 の
木村要です。
KeyChemシ リ ー ズ を 制
御するソフトウエアを開
発しています。
常にユーザー視点で、使
YMC Flow Reaction
いやすいソフトウエアに
specialist #01
仕上げることを心がけて
います。
Kaname KIMURA
お客様のご要望に応じた
カスタマイズソフトも作
製していますが、頂いたご要望の中には単なるカス
タマイズに終わらず、次期バージョンに搭載される
機能もあります。お客様のご要望には学ぶことが多
いですね。
現在、次期バージョンリリースに向けて更なる機能
強化を行っています。
24
0
Lab on a Chip, 2004, 4, 171ーReproduced by permission of The
Royal Society of Chemistry
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OSiMe3
CHO
O
OH
+
Reaction time
(for Full. Convn.)
24 h
Flask
Microreactor
20 min
Method
TBAF
Br
Br
Lab on a Chip, 2001, 1, 100ーReproduced by permission of The
Royal Society of Chemistry
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