古賀 雄一 - プリオン病及び遅発性ウイルス感染症に関する調査研究

平成25年度プリオン病のサーベイランスと感染予防に関する調査研究班研究成果
耐熱性プロテアーゼによる異常プリオン蛋白質の分解
研究分担者: 大阪大学大学院工学研究科 古賀雄一
酵素のEDTA耐性
120
100
残
存 80
活 60
性
40
%
20
( )
0 min
60 min
Tk-SP
0
Tk‐subtilisin
Tk‐SP
解 説
1.
異常プリオンタンパク質の酵素分解物の感染性の原因として、分解残留
物の可能性と感染性の部分分解物の存在が示された(右下図)。
2.
洗浄有効成分EDTAに対して強い耐性を持つ酵素Tk-SPが異常プリオン
タンパク質を分解する能力を持っていることが示唆された(左右下図)。