全国統一情報収集プログラム

Japanese
障害のある児童生徒に関する
全国統一情報収集プログラム
Nationally Consistent Collection of Data
School Students with Disability
全国情報収集プログラムとは何ですか?
「障害のある児童生徒に関する全国統一情報収集プロ
グラム(全国情報収集プログラム)」とは、障害のあるz
児童生徒の人数および、彼らに提供されている教育上の
適切な調整(対応策)の水準を調査する年次プログラム
です。
同プログラムでは、障害者差別禁止法1992年 (Disability
Discrimination Act 1992) (DDA) に基づいて、適切な調整
を受けていることが確認された児童生徒の人数を調査
します。DDAは、ComLawのウェブサイト www.comlaw.
gov.au にてご覧いただくことができます。
このプログラムによって、私の子どもには
どういった利益があるのでしょうか?
全国情報収集プログラムの目的は、オーストラリア国内
の障害のある児童生徒に関して、より質の良い情報を収
集することです。
こうして集められた情報によって、教師や校長、教育機
関さらにご家族の方々は、障害のある児童生徒が健常児
と同様に学校教育を受けられるよう、より良いサポート
を提供することが可能となります。
全国情報収集プログラムは、学校が学習・サポートの制
度およびプロセスを見直し、障害のある児童生徒に対す
る教育の成果を継続的に向上させる機会となります。
なぜこのような情報を収集するのですか?
オーストラリア全土において、すべての学校は障害のある
児童生徒に関する情報を収集しています。しかし現時点
においては、州/準州の政府間、またカトリック系の学
校や私立校などの間で、収集する情報の種類は統一され
ていません。
全国情報収集プログラムの実施に伴い、オーストラリア
におけるすべての学校は同じ方法を用いて情報を収集し
ます。このためシドニー近郊の公立学校も、ビクトリア州
の地方にあるカトリック学校も、また北部準州の私立校
もすべて同じ方法でデータを収集・報告することになり
ます。
同プログラムで収集される情報により、オーストラリア
におけるすべての政府機関は、障害のある児童生徒の利
益となるようサポートおよびリソース(資金・設備・教材z
など)をより正確に提供することが可能となります。こう
して学校は、障害のある児童生徒に対してより良いサポ
ートを提供し、健常児と同じく質の高い教育の機会をも
たらすことができます。
学校は、障害のある児童生徒のために何を
する義務があるのでしょうか?
すべての児童生徒は、質の高い教育を受ける権利を有し
ています。
学校は、障害のある児童生徒が差別を受けることなく、
健常児と同様に教育を受け、学習に参加できるよう支援
するため、必要に応じて適切に調整を行う義務がありz
ます。
こうした学校の責任は、DDAと「2005年・教育における
障害基準 (Disability Standards for Education 2005)」に
おいて説明されています。同基準は、障害のある児童生
徒の学習参加を可能とするために、教育者・児童生徒・
保護者・その他の関係者(医療専門家など)が協力する
ことを義務付けています。同基準については、ComLaw
のウェブサイト www.comlaw.gov.au にてご覧いただく
ことができます。
適切な調整とは何ですか?
「適切な調整」とは、障害のある児童生徒が他の健常
児と同様に教育を受け、学習に参加できるよう支援する
ために講じる措置または活動を指します。こうした調整
は、学校全体の環境(車椅子用スロープなど)、教室内
での活動(授業内容の適応など)、さらに個々の児童生
徒に対する措置(学習障害のある児童生徒への追加授
業など)を通じて行われます。
どのような情報が収集されるのですか?
学校は、障害のある個々の児童生徒について、以下の情
報を毎年収集します。
zz 児童生徒の教育水準(即ち、初等・中等教育のどち
らの段階にいるか)
zz 児童生徒に提供されている調整(対応策)の水準
zz 児童生徒がもつ障害の大まかな分類
全国情報収集プログラムへの参加は義務
づけられていますか?
すべての教育大臣は、2015年からの全国情報収集プロ
グラムの全面的実施に合意しています。このため今後す
べての学校には、障害のある生徒の人数および、彼らに
提供されている調整(対応策)の水準に関する情報を毎
年収集および報告することが義務付けられています。
学校が収集した情報は、関連するすべての政府機関に提
供されます。政府はこれらのデータに基づき、障害のあ
る児童生徒のための方針およびプログラム改善計画な
どを報告します。
このデータ収集に関連して、お子さまが通う学校に適用
される可能性がある取り決めについての情報は、学校長
および関連する教育機関または私立学校協会よりご入
手いただけます。
全国情報収集プログラムでは、誰のデータ
が収集されるのですか?
お子さまの情報が全国情報収集プログラムに含まれて
いない場合でも、学校はお子さまにサポートを提供し、
その教育ニーズを満たすよう義務付けられています。
全国情報収集プログラムにおける障害の定義は、DDAが
規定する幅広い定義に基づいています。
全国情報収集プログラムにおいては、失読症または聴覚
処理障害などの学習障害をもつ児童生徒や、てんかん・
糖尿病・喘息など、学校による能動的な監視が必要な慢
性の健康障害をもつ児童生徒も対象となる場合があり
ます。
全国情報収集プログラムのデータは誰が
集めるのですか?
以下のプロセスおよび資料に基づき、各学校の教師およ
び学校職員が障害のある児童生徒の人数および、彼らz
に提供されている適切な調整(対応策)の水準を調査し
ます。
zz 適切な調整を決定および提供する過程で行う、保護
者との話し合い
zz 学校の担当チームによる所見および専門家としての
判断
zz 医療診断またはその他の専門家による診断
zz その他の関連情報
zz 学校長は、各生徒に関する情報が正確であることを
確認する責任を有しています。
私の子どものプライバシーは、どのように
して保護されるのですか?
すべての生徒とその家族のプライバシー保護および守秘
義務は大変重要です。生徒の氏名や、身元が識別できる
その他の個人情報は、地方自治体または連邦政府の教
育機関には提供されません。
プライバシーに関する詳細については、以下ウェブサイ
トをご参照ください。
www.education.gov.au/notices
さらなる詳細
障害のある児童生徒に関する全国統一情報収集プログ
ラムに関して、また同プログラムがお子さまにもたらす影
響についてさらなる詳細をご希望の方は、お子さまが通
う学校までお問い合わせください。
または、以下のウェブサイトをご参照いただくこともでき
ます。
www.education.gov.au/what-nationally-consistentcollection-data-school-students-disability
2005年・教育における障害基準 (Disability Standards
for Education 2005) に関するeラーニング資料は、以下
のウェブサイトよりアクセスし、個人・家族・地域社会の
ためにご自由にお使いいただくことができます。
http://resource.dse.theeducationinstitute.edu.au/
ED15-0156