ロボット漁船を開発するための 安全・省エネ自動操縦システムの開発 水産工学研究所 漁業生産工学部 展示の目的とアピールポイント 安全航行と省エネ航行をはじめて両立させるアルゴリズムの開発を売りとした,漁船 の自律型自動 操縦システムの確立に向けて,現在取り組んでいる事業の成果をまとめ て紹介する。また,本件において産・学との情報交換および連携の可能性をさぐること を目的とする。 マッチングについて 本研究により開発が期待される衝突防止装置ならび最適航路選定装置の製品化とそ の普及を通じて,漁船漁業が抱える大きな悩みの種となっている海難事故の激減と経営 の安定化に不可欠な省エネ・省コストを実現することにより,安心・安全・魅力的な次 世代型漁船漁業の確立につなげることを目指す。 セミナー講演内容 (11 月 19 日(木) 15:40〜16:10,メインステージ) 近年,漁業関係者の高齢化・後継者不足のため漁業に従事する人は減少傾向です。そ こで,「ロボット漁船を開発するための安全・省エネ自動操縦システムの開発」を目標 とし,農産学連携を進め,研究・開発を行っています。 本プロジェクトは,漁船が自動で省エネな航路を探索しかつ安全に漁場や帰路に着く ためのシステムの開発です。漁船が安全に航行するためには,他船と衝突せず避航(他 船を避けながら航行)しながら目的地まで航行するシステムが必要となり,その開発を 進めています。ここでは現在開発を進めている安全・省エネ自動操縦システムのアルゴ リズムをご紹介するとともに,自船が複数の相手船に対して衝突危険度を計算し,その 危険度と操船手段の選好度から最適な回避操船を自動的に行うシステムのシミュレー ション例を PC 画面上でお示しします。
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