読むだけで「犬のしつけ」の 常識が変わる!

世界3位の犬の訓練士、藤井聡先生が語る!
「犬のしつけ」対談レポート
読むだけで「犬のしつけ」の
常識が変わる!
たった 3 つのしつけを行うだけで、
なぜ犬は、こんなに言うことを聞くようになるのか?
話
し
手 : 藤井聡先生
聞
き
手 : 高 津 憲 二
レポート作 成 : 高 津 憲 二
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~目次~
-------------------------------------------------------------■0.はじめに・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 3
■1.オペラント訓 練 技 法 とは何 か?そして主 従 関 係 の重 要 性 とは?・・・4
■2.犬 のしつけのポイントとは?・・・・・・・・・・・・・・・・・ 11
■3.子 犬 は積 極 的 に外 に出 せ!・・・・・・・・・・・・・・・・ 18
■4.犬 をしつける3つの方 法 とは?・・・・・・・・・・・・・・・・22
■5.吠 える、噛 み付 く、引 っ張 る、飛 びつきを直 すには?・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 26
■6.あとがき・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 31
■7.藤 井 聡 先 生 の経 歴 とプロフィール・・・・・・・・・・・・・・ 33
■8.藤 井 聡 先 生 の主 なテレビ出 演・・・・・・・・・・・・・・・・35
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■0.はじめに
はじめまして。愛 犬 しつけ 110 番 の高 津 と申 します。
1980 年 代 後 半 からペットブームが始 まり、今 ではペットブームではなく、ペット
文 化 と言 ってもよいほどにペット人 気 が過 熱 しております。
こうした中 で、多 くの人 たちが犬 を飼 うことの大 変 さを知 らずに気 軽 に犬 を飼
い、結 局 、しつけができなかったり、間 違 ったしつけをして、犬 に手 を焼 いたり、
他 人 に迷 惑 をかけたりするなど、人 間 にとっても犬 にとっても、決 して良 い状
況 とは言 えないと思 います。これは本 当 に残 念 で悲 しいことです。
このような状 況 を少 しでも早 く改 善 できたらと思 い、今 回 は、犬 のしつけや訓
練 において日 本 の第 一 人 者 でいらっしゃいます藤 井 聡 先 生 に、「犬 のしつけ」
についてインタビューさせていただきました。
藤 井 先 生 は、犬 の本 能 と習 性 に基 づいた考 え方 を基 本 とし、さらにオペラント
訓 練 技 法 (犬 が自 発 的 に意 欲 的 に、しつけや訓 練 に取 り組 む方 法 )を用 いて、
しつけや訓 練 に取 り組 んでいらっしゃいます。
今 ご紹 介 しましたとおり、藤 井 先 生 の犬 のしつけ方 は、犬 の本 能 や習 性 に基
づいていますので、プロの訓 練 士 ではない一 般 の飼 い主 さんにもできる、しつ
け方 法 です。
インタビュー内 容 をお読 みになり、実 践 し、人 と犬 とがストレスなく、一 緒 に楽
しく生 活 できることを願 っております。
少 しでもあなたの役 に立 てれば幸 いです。
それではインタビュー内 容 をお楽 しみ下 さい。
愛 犬 しつけ 110 番
高津憲二
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■ 1.オペラント訓練技法とは何か?
そして、主従関係の重要性とは?
高
津 :「今 回 は、犬 のしつけに関 する著 書 を数 多 く出 されており、さらに
TBS テレビの“どうぶつ奇 想 天 外 ”にもたびたび出 演 されていま
す藤 井 聡 先 生 に、“犬 のしつけ”についてインタビューさせていた
だきます。」
「早 速 ですが、藤 井 先 生 が犬 のしつけや訓 練 に取 り入 れている訓
練 方 法 について教 えて下 さい。」
藤 井 先 生 :「特 に何 法 、何 式 というのはないんです。世 間 ではアメリカ式 だと
かヨーロッパ式 だとかイギリス式 だとか、○○式 と言 って営 業 して
いる人 もたくさんいます。でも本 当 は、何 法 、何 式 というのはない
んです。みんな個 々にやり方 は違 いますから。それでもあえて何
式 かと聞 かれれば、“私 は世 界 式 だ”と言 います。ということは藤
井 式 なんです。」
「特 に一 般 家 庭 犬 のしつけや訓 練 、あるいは飼 い主 さんに指 導 し
ていく場 合 は、オペラント条 件 付 けによる訓 練 技 法 が中 心 になり
ます。オペラントというのは 1937 年 にアメリカの心 理 行 動 学 者 で
ある B・F・スキナーという人 がネズミを使 って実 験 をしたんです。」
「スキナー箱 という箱 があるんですが、その箱 の中 にネズミを入 れ
ます。その箱 の中 にはテコ棒 があって、ネズミがちょろちょろ歩 い
ていると、テコ棒 を踏 みます。テコ棒 を踏 むと餌 が出 てくる仕 掛 け
になっています。テコ棒 を踏 むと餌 が出 る。そしてネズミは餌 を食
べる。またネズミはちょろちょろ動 いてまたテコ棒 を踏 む。餌 を食
べる。これを3回 、4回 、5回 繰 り返 していくうちにネズミが考 える
んですね。“テコ棒 を踏 むと餌 が出 てくるんじゃないか”って。」
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「だからネズミは自 ら積 極 的 にテコ棒 を踏 んで餌 を取 るということを
自 ら学 習 したんです。それをスキナーはオペラントと名 付 けたん
です。これと同 じことを犬 のしつけや訓 練 に応 用 してるんです。」
「オペラントの中 にも色 々な形 や色 々な方 法 があります。でも基 本
はこれなんですね。犬 の足 を持 って、“このテコ棒 を押 せ、押 せ。
押 したら餌 が出 てくるだろ”って強 制 的 に押 させても、犬 は学 習 し
ないんです。ネズミだって同 じです。ネズミの足 を持 って強 制 的 に
テコ棒 を押 させても、絶 対 にテコ棒 を触 ろうとしません。逆 に拒 否
します。だから犬 が自 発 的 に積 極 的 に取 り組 む方 法 を取 り入 れ
ています。」
「一 般 家 庭 犬 のしつけや訓 練 、あるいは飼 い主 さんに指 導 してい
く場 合 は、オペラント条 件 付 けが基 本 になります。シェパードの訓
練 はまた別 になりますけど。もちろん強 制 的 なこともやりますけど、
でもそれは犬 を痛 めつけたり虐 待 したりといった強 制 ではなくて、
より確 実 により意 欲 的 になるような強 制 方 法 です。くちゃくちゃに
して犬 がシュンっとなって、耳 を絞 って尾 っぽを巻 いて、というよう
なことには絶 対 にならない強 制 方 法 です。犬 がもっとやる気 を持
って、闘 志 を燃 やして、意 欲 的 になるような強 制 方 法 です。」
オペラント訓 練 技 法 とは、犬 が自 発 的 に積 極 的 に、しつけや訓 練 に取 り組 む
方 法 ということです。この方 法 なら犬 も嫌 がらずに上 手 にしつけができそうで
す。
でも、ちょっと待 って下 さい!
正 しい訓 練 方 法 さえ知 っていれば、上 手 にしつけることができるのでしょう
か?
なにか他 にも重 要 なことが隠 されていると思 いませんか?
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高
津 :「オペラント条 件 付 けを犬 のしつけや訓 練 に取 り入 れてみようと思
ったきっかけは何 だったのでしょうか?」
藤 井 先 生 :「きっかけは亡 くなった伯 父 なんです。B・F・スキナーのオペラント
条 件 付 けを犬 のしつけや訓 練 に応 用 してみようって伯 父 が始 め
たんです。それを飼 い主 さんたちに、セミナーや講 習 会 で理 路 整
然 と説 明 して、もしくは実 演 しながら、理 論 的 に説 明 したのが伯
父 なんです。」
高
津 :「伯 父 様 の志 を受 け継 いで犬 のしつけに取 り入 れているのが、こ
のオペラント訓 練 技 法 なんですね!ところで藤 井 先 生 が書 かれ
た本 の中 で、天 罰 法 という方 法 が出 てきますが、オペラント訓 練
技 法 と天 罰 法 との違 いは何 でしょうか?」
藤 井 先 生 :「犬 の問 題 行 動 の対 処 療 法 の一 つとして天 罰 法 というのがありま
す。直 接 的 な体 罰 ではなくて、天 罰 のように間 接 的 に物 理 的 に
不 快 なことが起 こるという方 法 です。 犬 に直 接 怒 る のではなく 、
知 らん顔 をして間 接 的 に不 快 なことを与 えることによって、人 間
に対 して不 信 感 を抱 かないんです。何 かの問 題 行 動 を止 めさせ
る対 処 療 法 の一 つが天 罰 式 ですので、訓 練 をしていくのとは別
のことです。」
「訓 練 とは、命 令 をしてその指 示 通 りの行 動 をするのが訓 練 で、し
つけとは人 間 に対 していかに従 属 的 であるか、つまり命 令 なしで
飼 い主 さんにとって都 合 がいい行 動 を犬 が自 発 的 にとってくれる
というのがしつけです。」
「従 属 的 ということで基 礎 を作 る。基 礎 をしっかり作 った上 に建 物
を建 てるわけです。基 礎 ができてないところに建 物 を建 てても、地
震 や台 風 が来 たら倒 れてしまいます。ですからしっかり基 礎 作 り
をして、従 属 的 な犬 に教 育 した上 で、プラス服 従 本 能 を発 達 させ
るための服 従 訓 練 を強 化 していくんです。ですから、しつ けと訓
練 は別 なんです。」
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しつけと訓 練 は違 うということは理 解 していただけましたでしょうか?
しかし・・・
しつけが大 事 だと思 って、安 易 に訓 練 士 に預 けてしまうと、痛 い目 を見 ること
があります。
結 論 を言 いますと、お金 の無 駄 遣 いに終 わってしまうということです。
もっと具 体 的 に言 いますと、お金 を払 って犬 をしつけてもらったつもりが、あな
たの家 庭 に戻 った途 端 、以 前 と何 も変 わっていないことに気 づくことがあると
いうことです。
なぜ、多 くの人 がこのような失 敗 をしてしまうのでしょうか?
高
津 :「しつけと訓 練 は同 じもののように思 っていたのですが、別 ものな
んですね。」
藤 井 先 生 :「そうです。全 然 違 うんです。下 位 の者 が上 位 の者 に従 うんです。
ですから飼 い主 さんもしくは犬 を扱 う人 が、リーダーシップをとっ
て上 位 にいなくては、犬 は言 うことを聞 かないんです。ですから基
本 的 なしつけの部 分 できちんと基 礎 作 りをして、人 に対 して従 属
的 な犬 に教 育 した上 で、さらに服 従 訓 練 を強 化 する。そうすると
犬 はより学 習 し、より言 うことを聞 くようになります。」
「これはよくある訓 練 所 の場 合 ですが、一 般 家 庭 犬 を訓 練 所 で預
かって、訓 練 士 が訓 練 して、お利 口 になって飼 い主 さんに返 して
も、元 の木 阿 弥 で、何 にも言 うことを聞 かなくなります。だって基
礎 作 りをやってないからです。訓 練 士 は請 負 仕 事 で、飼 い主 さん
からお金 を貰 って、ひたすら服 従 訓 練 を強 化 します。そして立 派
な訓 練 犬 ができあがります。でも飼 い主 さんと犬 との関 係 は何 も
改 善 されていませんから、家 に帰 ったらまた元 に戻 ります。」
「私 のところ(株 式 会 社 オールドッグセンター)は、必 ず飼 い主 さん
にも指 導 をしますから、元 に戻 りません。」
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高
津 :「飼 い主 さんと犬 との主 従 関 係 を正 しくしなければ、いくら訓 練 所
に預 けても、元 に戻 ってしまうんですね。」
藤 井 先 生 :「そうです。ですから主 従 を逆 転 させなければいけないんです。そ
してそれをやっているのが私 なんです。 “飼 い主 指 導 ”だとか“し
つけと訓 練 は別 だ”とかを強 調 して言 っているのは日 本 中 で私 く
らいかもしれませんね。」
「 一 般 の 飼 い主 さ んはそういうことをわかっていないんです。 ただ
犬 に問 題 があるから訓 練 してくれって言 うだけです。機 械 じゃな
いんだからチューニングアップしたってダメなんです。機 械 であれ
ばチューニングアップすれば、より良 い性 能 を発 揮 するようになり
ますけど、犬 は違 います。犬 は生 き物 ですから、扱 う人 が変 われ
ば犬 の態 度 も変 わります。」
高
津 :「飼 い主 さんもそういった主 従 関 係 の部 分 の知 識 をしっかりと持 っ
ていただいて、飼 い主 さんが犬 よりも上 の立 場 になる必 要 があり
ますね。」
しつけにおいて、人 と犬 とが主 従 関 係 であることの重 要 性 は理 解 できたと思
います。
でもこんな意 見 が聞 こえてきそうです。
「私 はワンちゃんにエサを与 えているし、散 歩 にも連 れて行 ってあげているし、
おもいっきり可 愛 がってあげています。だから主 従 関 係 はできているのに、い
つも問 題 行 動 を起 こします。なぜでしょうか?」
なぜ、こういった意 見 が出 てくるのでしょうか?
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藤 井 先 生 :「そうです。主 従 関 係 です。主 従 関 係 なくして信 頼 関 係 は築 けない
んです。それを言 い続 けているのが私 なんです。他 にそういうこと
言 っている人 はあまりいないんです。主 従 関 係 がなくても信 頼 関
係 が築 けるって言 っている人 がいっぱいいるんです。犬 は完 全 な
縦 型 社 会 ですから、 取 り 扱 う 人 、つまり 人 間 が 上 位 で なけ れば
全 てがうまくいかないんです。」
高
津 :「藤 井 先 生 の本 にも書 かれていたと思 いますが、犬 にとっても人
間 に従 っている方 が楽 なんですよね。」
藤 井 先 生 :「犬 にとって自 分 の頼 れるリーダーがいれば、そのリーダーに従 っ
ているのが一 番 楽 なんです。その方 がストレスも軽 減 されます。
頼 れるリーダーがいないと自 分 がリーダーになろうとして、天 狗 に
なって、ワガママなボス犬 になるんです。そうすると常 にストレス
にさいなまれます。ストレスは寿 命 に影 響 するんですよ。」
高
津 :「先 程 藤 井 先 生 がおっしゃられた“主 従 関 係 なくして信 頼 関 係 は
築 けない”って、凄 く重 要 なフレーズですね。」
藤 井 先 生 :「信 頼 関 係 というのは、人 と犬 との絆 ですよね。絆 を築 いていくた
めには、基 本 として主 従 でなくてはならない。それが日 本 の愛 犬
家 は逆 転 しているわけです。飼 い主 さんが犬 にベタベタと接 触 し
て、全 然 リーダーシップを発 揮 しない。それどころか逆 に、従 属 者
的 な対 応 で、犬 に尽 くして尽 くして尽 くしまくります。そうすると犬
は、下 位 の者 は上 位 の者 に尽 くして当 たり前 と感 じますから、飼
い主 さんをバカにするわけです。だから言 うことを聞 かないんです。
だからそこで問 題 が発 生 するんです。」
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「でもそれが逆 転 して、飼 い主 さんがちゃんとリーダーシップを発 揮
して、しっかりとした対 応 をしていけば、特 別 な訓 練 をしなくても犬
は従 属 しますから、問 題 は発 生 しないんです。ですから、しつけと
訓 練 は別 なんです。ですから、私 はしつけの部 分 をきちんと犬 に
教 育 しながら、もしくは飼 い主 さんに指 導 しながら、プラス服 従 訓
練 、これはオペラント条 件 付 けで服 従 訓 練 を強 化 していきます。」
人 と犬 との主 従 関 係 を確 立 した上 で、さらにオペラント訓 練 技 法 を用 いて服
従 訓 練 を強 化 していくことがしつけの基 本 であり、それが人 にとっても犬 にと
ってもベストな関 係 であるということを理 解 しておいて下 さい。
次 は、犬 にしつけをしていく上 で、かなり重 要 なポイントについて、お伺 いした
いと思 います。そのポイントは、たった2つです!
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■2.犬のしつけのポイントとは?
高
津 :「藤 井 先 生 のこだわりについてお聞 きしたいのですが、まず初 めに、
藤 井 先 生 にとって犬 とは何 でしょうか?また、犬 に対 する思 いを
お聞 かせ下 さい。」
藤 井 先 生 :「う~ん、やっぱり地 球 上 にいる様 々な動 物 の中 で、人 間 にとって
最 高 の 動 物 だと思 います。それは犬 には縦 型 の 上 下 関 係 で群
れ社 会 を作 るという習 性 があって、我 々人 間 社 会 に溶 け込 んで
もうまくやっていけるからです。それが出 来 ていないで、飼 い主 さ
んがリーダーにならないで従 属 者 になっていれば、うまくいく訳 は
ないです。だから犬 は、大 昔 から色 々な目 的 で繁 殖 され、改 良 さ
れ、作 られ、たくさん種 類 がいるわけですね。」
「正 式 に血 統 書 を発 行 されているのは 334 犬 種 。正 式 でない土 着
犬 みたいなものもが各 地 方 にたくさんいますから、それを入 れれ
ば世 界 中 に六 百 何 十 犬 種 もいます。それだけ人 との良 い関 係 が
築 きやすく、人 との生 活 の中 で最 良 の動 物 だと思 います。」
高
津 :「今 度 は、犬 のしつけに対 するこだわりを教 えて下 さい。」
藤 井 先 生 :「まず簡 単 に言 えば”見 ない”そして”喋 らない“です。」
高
津 :「“見 ない”と“喋 らない”ですか?もう少 し具 体 的 にお願 いしま
す。」
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藤 井 先 生 :「“見 ない”というのは、犬 を見 ない。犬 の社 会 では下 位 の者 が上
位 の者 を見 て、上 位 の者 の行 動 に従 う。上 位 の者 は下 位 の者 を
見 て見 ないふりをする。“フーン”ってするんです。“俺 はボスだ。
俺 はお前 より上 だ”という態 度 をするんです。だから見 ないことが
リーダーシップなんです。それで下 位 の者 は上 位 の者 を見 て、上
位 の者 の行 動 に従 おうとするんです。だから犬 が可 愛 いからとい
って見 続 けていると、犬 は視 線 を感 じて、“家 の中 で自 分 は常 に
注 目 を浴 びている”と思 って、ボス的 な犬 が出 来 上 がってしまう
んです。だから見 ないことが重 要 なんです。」
「それから“喋 らない”というのは、当 たり前 のことですが犬 は喋 り
ません。人 間 は喋 ります。喋 らない犬 に“ああでもない、こうでもな
い”とついつい話 しかけてしまいます。人 間 の子 供 さんに言 っ て
聞 かせるように犬 に言 って聞 かせていると、喋 れば喋 るほど犬 に
バカにされてしまいます。犬 にとっては、弱 い負 け犬 がほざいてい
るとか媚 びているとしか感 じないんです。だから見 たり喋 ったりし
ているうちは、リーダーシップが取 れないということです。」
高
津 :「“見 ない”“喋 らない”というのは、しつけの基 本 中 の基 本 なんです
ね。」
藤 井 先 生 :「そうです。」
高
津 :「こういった部 分 においても飼 い主 さんたちは勘 違 いをされていて、
“可 愛 い、可 愛 い”と話 かけたり見 つめたりして、全 く逆 のことをや
っていますね。」
藤 井 先 生 :「飼 い主 さんだけでなく、犬 を扱 っている業 者 さんの多 くも、みんな
誤 解 しています。色 々な本 が出 ていますが、その人 たちはそれで
成 功 しているから本 に書 いたり、自 分 のやり方 でしつけたり、飼
い主 さんに指 導 したりしていますが、それらは犬 の本 能 と習 性 に
は基 づいていないものもあります。」
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高
津 :「たまたま条 件 が合 って、うまくいったということでしょうか?」
藤 井 先 生 :「そうですね。もちろんそれもありますが、あとはテクニックがあれば、
とりあえずうまくやりこなせちゃうということです。じゃあそういう人
がテクニックのない愛 犬 家 たちに自 分 のテクニックはこうだからっ
て指 導 したって、それはそう簡 単 には覚 えられないですよ。だか
ら犬 の本 能 と習 性 に基 づいた基 本 的 な考 え方 として“見 ない”
“喋 らない”を徹 底 しなさいということです。それだけで犬 の態 度
が変 わってきます。」
「ただ、同 業 者 の方 々はみなさんプライドを持 ってやっていますか
ら。私 も自 分 の考 え方 ややり方 にプライドを持 っています。だから
みんな自 己 流 、自 分 流 なんです。だから日 本 式 もアメリカ式 もな
いというのはそこなんです。やっている人 によって、やり方 、考 え
方 がみな違 うんです。でも皆 さんそれなりに成 功 しているわけで
すから、それはそれでいいと思 います。」
「ただ私 に関 係 する 愛 犬 家 に対 しては、私 なりの考 えを指 導 して
いきます。また、私 の弟 子 たち(私 は訓 練 士 の学 校 もやっていま
すので、その生 徒 たち)にも私 の考 え方 を指 導 しています。」
“見 ない”“喋 らない”ということが、しつけにおいて非 常 に重 要 であるということ
が理 解 していただけたと思 います。
でも・・・
見 ないし喋 らなかったら、どうやって犬 を可 愛 がったらいいのでしょうか?
高
津 :「わかりました。次 のテーマに移 る前 に、今 までしつけの基 本 とな
る部 分 や、藤 井 先 生 のこだわりについて語 っていただきましたが、
言 い忘 れたことや、もっと強 調 しておきたいことはありますでしょう
か?」
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藤 井 先 生 :「多 くの飼 い主 さんが“私 は犬 を甘 やかしてしまった”“犬 に厳 しくで
きない”“甘 やかしてしまったから、犬 がワガママになってしまっ
た”と相 談 してきます。そこで私 がこう言 うんです。“いいえ、あな
たは犬 を甘 やかしていません。あなたが犬 に甘 えたでしょ。ベタベ
タと甘 えて対 応 を楽 しんだでしょ。”ってね。“甘 やかした、甘 やか
した”って人 ごとのように言 わないで欲 しいです。自 分 が犬 に甘 え
てしまったんだ。その結 果 犬 がワガママになってしまったんだ。こ
のような考 え方 に変 えてもらわなくてはいけません。」
「だからとりあえず犬 に厳 しくする必 要 はありません。自 分 に厳 しく
なりなさい。自 分 が犬 にベタベタしない。甘 えない。犬 との間 に一
線 を引 きなさい。そうすれば主 従 関 係 がリセットできるんです。問
題 はそこなんです。犬 に厳 しくする必 要 なんてありません。甘 った
れた対 応 さえしなければ、犬 は飼 い主 さんを尊 敬 するんですよ。
そうすると主 従 関 係 が確 立 して、下 位 の犬 が上 位 の飼 い主 さん
の言 うことを聞 くようになるんです。だから日 頃 の生 活 の中 で、犬
に甘 えない対 応 を心 がけて下 さい。」
「でもこのように言 うと、ある飼 い主 さんは、“つまらない”とか、“せ
っかく犬 を飼 っても可 愛 がってあげられない”とか、“見 ない、喋 ら
ないでは何 のために犬 を飼 っているのかわからない”とか、色 々
なことを言 われるんです。いいですよ、自 分 の犬 だからどんな飼
い方 をしても。 でも 問 題 が 発 生 したら 困 る でしょ。 何 の 問 題 も 発
生 しないのなら、どんな対 応 をしようが、それでも構 いません。で
も、ここが悪 い、あそこが悪 いって、色 々と相 談 してくるから、どこ
かで一 線 を引 いて、毅 然 としなさい。毅 然 として穏 やかでいないと
ダメなんです。それがリーダーの象 徴 なんです。」
「飼 い主 さんがこのように変 わることが、犬 を変 えることに繋 がるわ
けです。飼 い主 さんが変 わらなければ、犬 は変 わりません。つま
り犬 だけお利 口 にはならないということです。」
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- 14 –
「ですからしつけ指 導 というのは、犬 にどうこうするよりも、飼 い主 さ
んの意 識 を改 革 することなんです。犬 のしつけというのは、いわ
ゆる“飼 い主 教 育 ”なんです。この“飼 い主 教 育 ”の方 が、ウエイ
トが重 いんです。でもみんなとかく、“犬 が・・・犬 が・・・”って、犬
ばかり教 育 しようとするんです。頼 れるリーダーがいれば、犬 はち
ゃんと従 ってくるんですから。だからまず飼 い主 さんがしっかりし
なさい。」
高
津 :「今 までのお話 を聞 いて、はっきりと考 え方 が変 わりました。」
犬 をしつける前 に、飼 い主 さんが意 識 改 革 をする必 要 があることが理 解 でき
ましたでしょうか?
もしかしたら、しつけにおいて他 にも間 違 った認 識 をしていることがあるので
は・・・
藤 井 先 生 :「私 が出 した本 が何 冊 がありますが、それを読 んだ人 がみなさん
が“目 からウロコ”って言 うんですよ。それは、基 本 的 なことは、犬
の本 能 と習 性 に基 づいた考 え方 、対 応 の仕 方 なんですね。」
「ところがそれ以 外 の色 々な犬 のしつけの本 は、人 間 が中 心 で人
間 的 な解 釈 で、犬 の本 能 と習 性 に基 づいていないことがあります。
だからそこで人 間 の考 え方 と犬 の気 持 ちにズレが出 るんです。」
「私 は、犬 の本 能 と習 性 に基 づいていますから、犬 の気 持 ちを理
解 した上 で対 応 しています。そうなればうまくいきます。犬 とうまく
付 き合 っていけます。」
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- 15 –
「例 えば、今 まで日 本 の社 会 では、犬 を飼 ったら散 歩 に行 かなくて
はいけないと思 っています。私 が“散 歩 に行 かなくたっていい”っ
て言 うと、“散 歩 に行 かなかったら犬 にストレスが溜 まる”って言 う
んです。これは間 違 いです。みんな“犬 を飼 ったら散 歩 に行 かなく
てはいけない”って思 っているから、朝 晩 、排 泄 を兼 ねて、せっせ
と散 歩 に出 るわけですよ。そしてそれが習 慣 になるわけです。そ
うすると習 慣 性 の強 い犬 は、散 歩 に行 かなかった時 にストレスが
溜 まるんです。だったら散 歩 の習 慣 をつけなければいいんです。
私 の訓 練 所 にいる犬 は一 頭 も散 歩 に行 きませんよ。」
高
津 :「まったく散 歩 に行 かないんですか?」
藤 井 先 生 :「行 きませんよ!一 頭 も散 歩 になんか歩 いていませんよ。この辺 で
犬 を連 れて歩 いているのは、ご近 所 の飼 い主 さんです。うちの犬
は散 歩 になんか行 きません。散 歩 をする犬 は排 泄 もしてくるでし
ょ。だから一 年 365 日 散 歩 に行 かないと排 泄 しないという犬 がで
きあがるんです。雨 が降 ろうと、雪 が降 ろうと、槍 が降 ろうと、一
年 365 日 、せっせせっせと犬 のために散 歩 に連 れ出 さないといけ
ない羽 目 になるんです。」
「それで時 間 になっても犬 を散 歩 に連 れ出 さないと、犬 は“早 くしろ
よ!どうした?”とワンワン吠 えて要 求 するんです。そうすると“わ
あ~大 変 だ、早 く散 歩 に連 れ出 さないと・・・”っとなって、結 局 犬
をしつけるつもりが、自 分 が犬 にしつけられてしまいます。要 求 さ
れて、その要 求 を全 部 応 えてしまうようになります。昔 から日 本 の
社 会 で、 “ 犬 の 飼 い方 の 基 本 はこうだ” と思 っ ていた飼 い方 は、
全 部 擬 人 化 した人 間 の思 い込 みでやってきた飼 い方 なんです。
だから私 の本 を読 むと、みんな“目 からウロコ”なんです。」
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- 16 –
犬 のしつけのポイントとして、“見 ない”、“喋 らない”ということが、非 常 に重 要
であることが、理 解 できたと思 います。具 体 的 な例 として、“人 は犬 に甘 えて
はいけない!”、“犬 の散 歩 を習 慣 化 してはいけない!”ということです。今 ま
では、犬 に甘 えるとか、散 歩 は毎 日 しなくてはいけないなど、間 違 った習 慣 が
蔓 延 していて、それが身 に付 いてしまっていることがよくわかったと思 います。
まさに“目 からウロコ”です。
次 は、犬 を取 り扱 う業 者 側 の問 題 点 と、飼 い主 さん側 の問 題 点 について、お
伺 いしたいと思 います。
次 のテーマでも、まだまだ“しつけの間 違 った習 慣 ”が出 てきそうです。
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■3.子犬は積極的に外に出せ!
高
津 :「それではもう少 し具 体 的 な話 に移 りたいと思 います。犬 のしつけ
について、色 々な問 題 点 があると思 います。それは犬 を取 り扱 う
業 者 側 にも問 題 があるでしょうし、犬 を飼 う飼 い主 さん側 にも問
題 があると思 います。その点 について、どのようにお考 えでしょう
か?」
藤 井 先 生 :「基 本 的 には先 程 言 ったように、日 本 の社 会 では、犬 のしつけに
対 して正 しく理 解 されていません。人 間 の思 い込 みで、犬 に対 す
るしつけが 伝 統 的 に言 わ れ 続 けています。でも それは 間 違 った
知 識 なんです。間 違 った捉 え方 をしています。」
「犬 を取 り扱 う多 くの業 者 さんたちも、間 違 った理 解 をしています。
愛 犬 家 たちも間 違 った理 解 をしています。間 違 った理 解 どうしが
繋 がるわけですね。だからその辺 が良 くなっていけばいいと思 い
ます。」
「例 えば業 者 さんの中 には、病 気 予 防 のために子 犬 を外 に出 すな
という指 導 をするところもあるわけです。飼 い主 さんは、赤 ちゃん
だから病 気 を貰 ったら大 変 とばかりに、外 へ出 さないようになりま
す。」
「そして生 後 4、5ヶ月 になって、さあ外 に出 してもいいよって散 歩
デビューします。その時 にはもう犬 の脳 細 胞 が固 まっていますか
ら、人 を見 れば吠 える、犬 を見 れば吠 える、もう怖 くて吠 えちゃう
みたいなところもあって、まともに散 歩 も できないとか、通 る車 を
見 てワンワン吠 えるとか、色 々な環 境 に恐 怖 を感 じる環 境 恐 怖
症 になってしまうとか、そういうことがあるんです。」
「だから犬 の脳 細 胞 が固 まる前 、生 後 3ヶ月 より前 の段 階 の社 会
化 期 の間 に、積 極 的 に外 に出 して、社 会 環 境 に順 応 させなくて
はいけないんです。そういう大 切 な管 理 時 期 なんです。」
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「その大 切 な時 期 にもかかわらず、多 くの業 者 さんたちは、病 気 予
防 のために外 に出 すなという指 導 をするんです。外 に出 して病 気
になるリスクよりも、出 さなくてあとあと色 々な問 題 が発 生 するリ
スクの方 がはるかに大 きいです。外 に出 したからといって、めった
に病 気 になるものじゃないですよ。」
高
津 :「犬 を扱 う業 者 さん、飼 い主 さんなど、みなさんが犬 の本 能 や習 性
に基 づいていない間 違 った知 識 が植 えつけられてしまっていると
いうことですね。」
藤 井 先 生 :「そうですね。」
高
津 :「それでは、犬 の飼 い主 さんが、しつけがうまくできない原 因 は何
だと思 いますか?」
藤 井 先 生 :「主 従 関 係 です。これに尽 きます。主 従 関 係 が構 築 されていない
からです。犬 のここが問 題 だ、あそこが問 題 だ、だから直 して欲 し
いということではなく、その前 に犬 との付 き合 い方 、犬 との関 係 を
見 直 して、改 善 して、リセットしないといけません。まずは犬 との
主 従 関 係 をリセットすることです。全 ての原 点 はそこなんです。」
しつけにおいて、主 従 関 係 の重 要 性 は、もう理 解 できたことと思 います。
主 従 関 係 さえしっかり抑 えておけば、しつけはうまくできると思 いますが、中 に
は、「主 従 関 係 はしっかりできているのに、言 うことを聞 いてくれないことがあ
る」という意 見 もあります。
なぜこのようなことがあるのでしょうか?
なにか欠 けていることでもあるのでしょうか?
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高
津 :「先 程 も重 要 フレーズとして出 てきましたが、“主 従 関 係 なくして信
頼 関 係 は築 けない”ですね。犬 にしつけをする上 で、一 番 の基 本
となる大 切 な部 分 ですので、絶 対 に忘 れないで欲 しいですね。そ
れではさらに質 問 を続 けます。飼 い主 さんたちは、犬 の本 能 や習
性 、あるいは犬 が現 在 に至 るまでの背 景 などの知 識 も必 要 でし
ょうか?」
藤 井 先 生 :「犬 種 によって特 質 というのがありますから、この犬 種 はどういう目
的 で作 ら れた犬 なのか、つまりどういう特 質 があるのか、これを
知 っておいた方 がいいと思 います。小 さな犬 も大 きな犬 も元 々は
狼 ですから、狼 の本 能 と習 性 が継 承 されています。ですから、犬
とはこういう動 物 だよということを理 解 した上 で、なおかつ自 分 が
選 んだ犬 種 の特 質 をきちんと理 解 して、その犬 はどういう傾 向 だ
とか、性 格 的 にどういうタイプが多 いだとか、そういうことも理 解 し
ておくことが重 要 です。」
「犬 を飼 う場 合 、自 分 が飼 う犬 が自 分 の生 活 に合 うのかどうかを
判 断 しなくてはいけません。ただ見 た目 だとか、可 愛 いからとか、
好 みで選 ぶのではなくて(それは一 番 重 要 なのかもしれません
が)、犬 種 の特 質 を理 解 した上 で、この犬 なら大 丈 夫 だという犬
種 選 びをしていかないといけないと思 います。」
高
津 :「飼 い主 さんの生 活 環 境 と犬 の特 質 がマッチしないと、しつけがう
まくいかないことがありますでしょうか?」
藤 井 先 生 :「初 めはいいかもしれませんが、後 々うまくいかない場 合 が出 てく
るかもしれませんね。こんなはずじゃなかったということがあるか
もしれません。例 えば見 た目 は小 さくて可 愛 いけど、凄 くパワフル
な犬 もいますので。よその犬 を見 て、“お利 口 そうでよく言 うことを
聞 いているな~。だからあの犬 種 が欲 しい”といってもそれはダメ
です。たまたまその犬 はおとなしかっただけかもしれないし、もしく
は飼 い主 さんがきちんとリーダーシップを発 揮 しているのかもしれ
ません。その犬 を一 頭 見 たからといって、それが全 てではありま
せんから。」
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「また、犬 の特 質 を知 るのに、雑 誌 とか本 には悪 いことは書 いてな
いように思 います。だからそういったものを参 考 にするよりは、実
際 にその犬 種 を扱 っている人 、例 えば飼 い主 さんだとか、繁 殖 し
ている人 だとか、犬 種 によって専 門 的 な人 はいっぱいいますから、
そういう人 から情 報 を得 るのがいいと思 います。」
「ただその人 が商 売 人 で、あなたに犬 を売 ろうとしていたら悪 いこと
は言 いません。“この人 、 犬 を買 いそうだな”と思 ったら、 絶 対 に
悪 いことは言 わないです。そこも見 極 めて相 談 しに行 かないとい
けませんね。」
犬 の本 能 や習 性 に基 づいた知 識 をつけることの重 要 性 と、“主 従 関 係 なくし
て信 頼 関 係 は築 けない”ということが再 認 識 できたと思 います。
次 は、この対 談 の一 番 のポイントでもある、3つのしつけ方 法 について具 体 的
にお伺 いしたいと思 います。
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■4.犬をしつける3つの方法とは?
高
津 :「犬 のしつけの基 本 部 分 についてお聞 きしたいのですが、先 程 か
ら何 度 もおっしゃられているとおり、主 従 関 係 が一 番 の基 礎 にな
るということですが、具 体 的 なしつけの方 法 として、どんな方 法 が
ありますか?」
藤 井 先 生 :「具 体 的 なしつけの方 法 として、リーダーウォーク、ホールドスティ
ール、タッチングがあります。リーダーウォークとは、リーダーシッ
プをとるための歩 き方 で、“見 ない”“喋 らない”を徹 底 して、犬 に
逆 らって歩 けばいいんです。それからホールドスティール。後 ろか
ら抱 きかかえ、マズル(鼻 口 部 )をコントロールする。そして横 向 き
に寝 かせて、体 の隅 々までタッチングをする。これらを、犬 を飼 っ
たその日 からやり続 けます。これをやることによって従 属 的 な犬
になります。」
高
津 :「リーダーウォークのやり方 について、もう少 し具 体 的 に教 えて下 さ
い。」
藤 井 先 生 :「まずリーダーウォークの目 的 は、犬 に、飼 い主 を引 っ張 って歩 い
たり、逆 らって歩 いたりすることはできないと思 わせ、飼 い主 に従
って歩 くことを覚 えさせます。やり方 は、リードをたるませて持 ち、
歩 きます。犬 が飼 い主 よりも前 に出 ようとしたら、無 言 で U ターン
します。また犬 が前 に出 ようとしたら、また無 言 で U ターンします。
犬 が右 へ曲 がろうとしたら無 言 で左 へ曲 がり、犬 が左 へ曲 がろう
としたら無 言 で右 に曲 がります。つまり犬 に逆 らって歩 けばいい
んです。」
高
津 :「今 度 は、ホールドスティールのやり方 について、具 体 的 に教 えて
下 さい。」
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藤 井 先 生 :「ホールドスティールの目 的 は、リーダーである飼 い主 に、安 心 し
て体 を 任 せら れる よ うにし、 服 従 本 能 を 強 化 する ことです。 やり
方 は、飼 い主 は 犬 の背 後 に立 ち、両 膝 をついて座 ります。飼 い
主 の足 の間 で、犬 を背 後 から抱 きかかえるようにします。次 に右
手 で犬 の胸 を押 さえ、左 手 でマズルを持 ちます。マズルを上 下 左
右 に向 かせたりして、自 由 自 在 にコントロールします。もし犬 が暴
れそうになったら、無 言 で犬 を強 く抱 きしめて、犬 の動 きがおさま
るまで待 って下 さい。」
高
津 :「今 度 は、タッチングのやり方 について、具 体 的 に教 えて下 さい。」
藤 井 先 生 :「タッチングはホールドスティールの延 長 です。まずはホールドステ
ィールの体 勢 から、前 足 を持 って前 に出 してフセの体 勢 にします。
それから横 向 きにして、鼻 先 、耳 、背 中 などを優 しく触 ります。次
に仰 向 けにして、脇 腹 やそけい部 (もものつけね)などを優 しく丁
寧 に触 ります。もし犬 が暴 れそうになったら、犬 がおとなしくなる
まで無 言 で覆 いかぶさって下 さい。」
「以 上 のリーダーウォーク、ホールドスティール、タッチングができ
れば主 従 関 係 を確 立 することができ、また犬 の服 従 本 能 を強 化
することになります。」
しつけの具 体 的 な方 法 として、リーダーウォーク、ホールドスティール、タッチ
ングがあり、それらの方 法 が理 解 できましたでしょうか?
これらを今 から行 うことで、しつけの基 本 である主 従 関 係 を正 常 にすることが
できるでしょう。
では、訓 練 については、どのように考 えていったら良 いのでしょうか?
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高
津 :「今 度 は訓 練 についてお聞 きします。基 本 的 な訓 練 として、スワレ、
フセ、マテ、コイ、アトへなどがありますが、これらは最 低 限 の訓
練 として教 えておいた方 がいいでしょうか?」
藤 井 先 生 :「もちろん教 えないより教 えた方 がいいと思 います。ただ、スワレが
できます。マテができます。だから外 に出 ていって、車 が来 たらマ
テとかスワレとか言 って命 令 すると言 うことを聞 くからとか、そうい
うことではありません。」
「しつけとして、飼 い主 さんが指 示 を出 さなくても、飼 い主 さんが立
ち止 まれば犬 も止 まるようにしておかなくてはいけないんです。散
歩 をスムーズにするためにマテとかを教 えるのではなくて、服 従
本 能 をより強 化 し発 達 させるための服 従 訓 練 の一 つとして、スワ
レとかマテを訓 練 するということです。そうしないとしつけの部 分
が訓 練 になってしまいますからね。」
高
津 :「私 たち一 般 人 は、まだまだしつけと訓 練 がごちゃ混 ぜになってし
まっていますね。」
藤 井 先 生 :「しつけと訓 練 は字 も違 うんです。しつけ(躾 )は身 を美 しくと書 きま
すが、訓 練 は字 が全 く違 うんですから、意 味 も違 うんです。」
「少 し余 談 になりますが、外 国 にはしつけという言 葉 がないんです。
この前 、日 本 語 がペラペラのイギリス人 がここ(株 式 会 社 オール
ドッグセンター)に来 たので、“日 本 には【しつけ】いう言 葉 があり
ますが、イギリスにもありますか?”って聞 いてみたら、“う~ん”っ
て考 えて、“トレーニングかな?”って言 うんです。外 国 にはしつけ
なんていう言 葉 はないんですね。トレーニングは訓 練 ですから。」
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犬 との主 従 関 係 を確 立 するための3つのしつけである、リーダーウォーク、ホ
ールドスティール、タッチング。この3つは必 ずマスターしておいて下 さい。
次 は、藤 井 先 生 のところに寄 せられる相 談 内 容 について、お伺 いしたいと思
います。
あなたが現 在 抱 えている問 題 も出 てくるかもしれません。
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■5.吠える、噛み付く、引っ張る、飛びつくを直すには?
高
津 :「藤 井 先 生 のところに飼 い主 さんから多 くの相 談 が寄 せられると思
いますが、その中 で一 番 多 い相 談 はどういう内 容 でしょうか?」
藤 井 先 生 :「吠 える、噛 み付 く、引 っ張 る、この3つですね。飛 びつきというのも
ありますが、吠 える犬 も、噛 み付 く犬 も、引 っ張 る犬 も、みんな飛
びつきはあると思 います。飛 びつきというのは支 配 的 な行 動 です
から。上 位 の者 が下 位 の者 に飛 びつくんです。下 位 の者 は上 位
の者 の 体 に 触 れ な いんで す よ 。 優 位 性 支 配 性 の行 動 な んです
ね。」
高
津 :「吠 える、噛 み付 く、引 っ張 る、飛 びつくという問 題 点 を直 すには、
どうしたらよろしいでしょうか?」
藤 井 先 生 :「私 の指 導 の仕 方 は、犬 にも指 導 しながら、飼 い主 さんにも指 導 し
ていきます。先 程 言 ったリーダーウォークから始 まって、ホールド
スティール、タッチングをします。これがしつけをする上 で基 本 的
で大 事 な方 法 なんです。これを徹 底 的 に飼 い主 さんと犬 にやら
せていきます。リーダーウォーク、ホールドスティール、タッチング
の3つを飼 い主 さんが犬 にできれば、主 従 関 係 が正 しくなったと
いうことです。」
「ただし犬 は過 去 に色 々な問 題 行 動 を経 験 しているわけですから、
大 脳 に記 憶 として残 っています。だからリーダーウォーク、ホール
ドスティール、タッチングをして飼 い主 さんに従 うようになったとし
ても、過 去 の記 憶 が思 い出 されてきて、そういう状 況 になったらフ
ッと発 生 するかもしれません。でもそこで主 従 関 係 がしっかりでき
ていれば、飼 い主 さんが制 御 できます。」
「だから、リーダーウォーク、ホールドスティール、タッチングを徹 底
的 に教 えます。現 段 階 では主 従 関 係 が逆 転 していますから、制
御 が効 かないわけです。」
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問 題 点 を直 すには、まずは主 従 関 係 を正 しくする。主 従 関 係 を正 しくするた
めには、しつけの基 本 であるリーダーウォーク、ホールドスティール、タッチン
グを行 うことです。
高
津 :「次 の質 問 です。藤 井 先 生 は多 くの本 を出 されていますが、本 の
中 に書 いてあるのに同 じことを相 談 してきたり、重 要 な部 分 なん
ですが飼 い主 さんが見 落 としやすいことがあったら教 えて下 さ
い。」
藤 井 先 生 :「人 によって、同 じ文 章 を読 んでも理 解 力 や理 解 度 が違 います。
それで多 い相 談 が、“犬 が・・・、犬 が・・・、犬 がこうなんだ、犬 が
ああなんだ”というのが多 いです。“それではあなた(飼 い主 さん)
はどうなんですか?”って聞 くと、やっぱり飼 い主 さんが手 ぬるい
し、犬 に対 して従 属 者 的 に対 応 してしまっています。」
「さらに質 問 すると、喋 っているし、見 つめています。こういうことは
ダメだってちゃんと本 に書 いてあるんですが、ついつい今 までの
習 慣 で犬 を見 て、“これはダメよ、○○ちゃん”とか”ああしなさい、
こうしなさい“ってついついやっちゃっているわけですよ。本 を読 ん
でいても、見 たり喋 ったりをまだやっているわけですよ。しょうがな
いです。」
「人 間 は猿 ですから。猿 文 化 なんです。“まあまあまあ・・・”、“どう
もどうもどうも・・・”、“はいはいはい・・・”って音 を出 すんです。同
じ音 をトントントン・・・って出 し続 けるんです。猿 もそうなんです。
“ヒィーヒィーヒィー”、“ホーホーホー”ってやるでしょ。猿 と同 じこ
とを、犬 にやってしまうんです。」
「犬 は犬 文 化 で、音 を出 さないんです。音 を出 さない犬 に話 しかけ
たり見 つめたりということを習 慣 的 にやってしまうんです。本 を読
んでわかっていても 、ついつ い今 までの習 慣 でやってしまうんで
す。」
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高
津 :「“見 つめる”、“話 しかける”が習 慣 化 されてしまっていますので、
常 に、“見 ない”、“喋 らない”ということを意 識 して、徹 底 する必 要
がありますね。」
藤 井 先 生 :「そうです。見 ない、喋 らないということを、家 族 全 員 が同 じように
終 始 一 貫 、同 じ対 応 を犬 に示 していけば、犬 が家 族 の一 番 下 に
従 属 するはずなんです。でも誰 かがちょこちょこっと適 当 なことを
やって、手 ぬるいことをしていたらダメなんですね。家 族 みんなが
協 力 して犬 を管 理 し、その犬 のリーダーとして家 族 全 員 が終 始
一 貫 同 じような対 応 で犬 に接 することが一 番 大 事 です。」
人 は猿 文 化 であり、犬 は犬 文 化 と異 なるため、人 に接 するように犬 に接 して
はいけません。家 族 全 員 が“見 ない”、“喋 らない”を徹 底 して、犬 に接 しなけ
ればいけません。
ここまでで、「主 従 関 係 を正 しくするためには、しつけの基 本 であるリーダーウ
ォーク、ホールドスティール、タッチングをする」ことと、「家 族 全 員 が“見 ない”、
“喋 らない”を徹 底 して、犬 に接 しなければいけない」ことは、理 解 できましたで
しょうか?
おそらく、ほとんどの人 が理 解 できたと思 います。
でも、ちょっと待 って下 さい。
「理 解 すること」と「できること」は違 います。
一 般 の飼 い主 さんたちにも本 当 にできるのでしょうか?
高
津 :「次 の質 問 ですが、本 に書 いてある内 容 で、一 般 の飼 い主 さんに
は難 し過 ぎると思 われるしつけや訓 練 はありますか?」
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藤 井 先 生 :「うーん、特 別 難 しいことはないと思 いますが、今 言 ったように、犬
に対 して甘 ったれた対 応 、つまり見 たり喋 ったりということから、
なかなか抜 け切 れないということですね。簡 単 なことですが、でき
ていないと思 います。」
「たくさん犬 を取 り扱 っている人 たちは、犬 と付 き合 う中 で、わりと
サラッと一 線 を引 いた付 き合 い方 ができますけど、一 般 の飼 い主
さんにはそれがなかなかできないんじゃないでしょうか。だから犬
にすぐにバカにされちゃう、なめられちゃうんです。」
高
津 :「今 までの部 分 をまとめますと、犬 をしつけるための基 本 部 分 、例
えば、主 従 関 係 ですとか、“見 ない”、“喋 らない”、“リーダーウォ
ーク”、“ホールドスティール”、“タッチング”、これらを理 解 してし
つけを行 えば、プロの訓 練 士 でなくても、一 般 の飼 い主 さんでも
十 分 しつけはできるということですね。」
藤 井 先 生 :「そうです、そうです。」
高
津 :「それは心 強 いお言 葉 です。少 し自 信 が出 てきました。今 まで色 々
とお聞 きしてきましたが、しつけでも訓 練 でも結 構 ですが、言 い忘
れてしまったこと、この部 分 はもっと強 調 しておきたいことなどあり
ましたら、教 えて下 さい。」
藤 井 先 生 :「うーん、先 程 言 った猿 と犬 ですね。人 間 は猿 ですから、猿 の行 動
と我 々人 間 の行 動 は一 緒 なんです。でも犬 は全 く違 う行 動 をとる
わけです。だからその辺 をわきまえた上 で、犬 と付 き合 っていか
なければいけないですね。」
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「例 えば小 さな子 供 さんに、“お利 口 だね~”、“可 愛 いね~”って
言 って、頭 をなでたくなるのが猿 なんですよ。犬 にこれをやったら
どういうことになるか?人 間 の手 は犬 にとっては前 足 です。前 足
で上 から頭 をなでられたら、これはもう“俺 はお前 を支 配 している
よ”という、もの凄 く挑 戦 的 な支 配 的 な行 動 です。やられた犬 はも
の凄 く警 戒 するし、ストレスも感 じます。だからその辺 を正 しく理
解 していかないといけません。猿 的 に付 き合 ってはいけないので
す。」
「ちゃんと犬 のことを理 解 した上 で、猿 的 な対 応 をしないように、犬
の本 能 と習 性 を理 解 して、犬 にとって不 信 感 とか不 安 感 とか恐
怖 感 を持 たせないような対 応 を心 がけていかなくてはいけないで
す。」
高
津 :「最 後 に一 言 お願 いします。」
藤 井 先 生 :「犬 は難 しくないですよ。犬 のことを正 しく理 解 して、自 分 の気 持 ち
と犬 との間 に一 線 を引 いて付 き合 えば、そんなに難 しくないです。
犬 は嘘 をつかないですから。人 間 の方 が大 変 ですよ。人 間 は嘘
をつくから(笑 )」
高
津 :「本 日 は長 時 間 にわたり、ありがとうございました。」
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■6.あとがき
この対 談 レポートを最 後 までお読 みいただき、誠 にありがとうございました。
いかがでしたでしょうか?藤 井 先 生 の犬 のしつけに対 する思 いが伝 わりまし
たでしょうか?また、犬 のしつけの基 本 的 な考 え方 や方 法 が理 解 できました
でしょうか?
犬 をしつけるには、飼 い主 さんと犬 との主 従 関 係 を確 立 し、犬 の服 従 本 能 を
強 化 することです。そしてその基 本 となるのが、見 ない、喋 らない、リーダーウ
ォーク、ホールドスティール、タッチングです。
これらを正 しく理 解 し実 践 していただくだけで、犬 との主 従 関 係 が確 立 し、犬
の服 従 本 能 が強 化 され、より従 属 的 な犬 になります。つまり「言 うことを聞 く
犬 」になるのです。
その他 にも重 要 なキーワード、キーフレーズがたくさんありました。
例 えば、
「オペラント訓 練 技 法 」
「天 罰 法 」
「しつけと訓 練 は別 物 である」
「主 従 関 係 を確 立 し、犬 の服 従 本 能 を強 化 する」
「犬 のストレスは寿 命 に影 響 する」
「主 従 関 係 なくして信 頼 関 係 は築 けない」
「犬 は縦 社 会 」
「犬 の本 能 と習 性 に基 づいた考 え方 としつけ」
「犬 に甘 えるな!」
「犬 のしつけよりも“飼 い主 教 育 ”の方 がウエイトが重 い」
「散 歩 の習 慣 をつけるな!」
「子 犬 は、社 会 化 期 の間 に、積 極 的 に外 に出 そう」
「犬 の特 質 を知 る」
「人 間 は猿 文 化 、犬 は犬 文 化 」等 々
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これらのインタビュー内 容 をぜひ実 践 していただき、人 と犬 とがストレスなく楽
しく生 活 できるようになれば幸 いです。
このレポートに関 するご意 見 、ご感 想 などございましたら、お気 軽 にお送 り下
さい。
ご意 見 、ご感 想 の送 信 先
[email protected]
愛 犬 しつけ 110 番 高 津 まで
社団法人
ジャパンケンネルクラブ
日本警察犬協会
日 本 シェパード犬 登 録 協 会
公認訓練士 藤井聡
愛 犬 しつけ 110 番
高津憲二
また、「まぐまぐ」よりメールマガジンを発 行 させていただいております。
【愛 犬 と楽 しく暮 らすためのしつけ・訓 練 ・健 康 法 】
今 までの間 違 った常 識 を打 ち破 り、愛 犬 と楽 しく暮 らすための正 しい情 報 を
お届 けします。例 えば、犬 のしつけ方 、トレーニング(訓 練 )方 法 、健 康 法 など。
犬 の本 能 や習 性 に基 づいた方 法 をご紹 介 しますので、誰 にでも簡 単 にでき、
犬 にとっても、優 しい方 法 です。
ご購 読 は無 料 ですので、ぜひご登 録 下 さいますようお願 い申 し上 げます。
【愛 犬 と楽 しく暮 らすためのしつけ・訓 練 ・健 康 法 】
http://www.mag2.com/m/0000246951.html
今 後 ともお付 き合 いいただけますよう、重 ねてよろしくお願 い申 し上 げます。
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■7.藤井聡先生の経歴とプロフィール
株 式 会 社 オールドッグセンター専 務 取 締 役
全犬種訓練学校責任者
付属日本訓練士養成学校教頭
◆社 団 法 人 ジャパンケネルクラブ(JKC)
公認訓練範士
訓練士試験委員
A 級訓練試験委員
IPO(国 際 訓 練 試 験 )審 査 員
BH(同 伴 犬 訓 練 試 験 )審 査 員
フライボール競 技 審 査 員
埼 玉 ブロック訓 練 士 協 議 会 会 長
◆社 団 法 人 日 本 警 察 犬 協 会 (PD)
公認 1 等訓練士
繁 殖 管 理 HD 部 会 副 部 長
◆社 団 法 人 日 本 シェパード犬 登 録 協 会 (JSV)
公認準師範
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◆警 視 庁 嘱 託
事 部 鑑 識 課 における警 察 犬 業 務 の研 究 及 び指 導 飼 育 業 務 指 導
◆埼 玉 県 警 察 本 部 嘱 託
嘱託警察犬指導手
◆環 境 省
動物適正飼養講習会講師
◆社 団 法 人 東 京 都 家 庭 動 物 愛 護 協 会
理事
◆NPO 法 人 聴 導 犬 普 及 協 会
副理事
1992、93、96、97、98、2000 年 度 、WUSV(ドイツシェパード犬 世 界 連 盟 )
主 催 訓 練 世 界 選 手 権 大 会 に日 本 代 表 選 手 として出 場 。98 年 度 は PD
本 部 より日 本 代 表 チームのキャプテンを任 命 され、個 人 では第 8 位 に入
賞 。団 体 では第 3 位 に入 賞 の成 績 を残 す。1994、95 年 度 FCI(国 際 畜 犬
連 盟 )主 催 訓 練 世 界 選 手 権 大 会 に日 本 代 表 として出 場 。
日 頃 は訓 練 士 の養 成 に従 事 しながら、国 内 外 での様 々な訓 練 競 技 会 に
数 多 く出 場 している競 技 者 であり、環 境 省 並 びに各 都 道 府 県 、動 物 愛
護 団 体 、各 獣 医 師 会 の依 頼 により、オペラント訓 練 技 法 を用 いた家 庭 犬
のしつけや問 題 行 動 の矯 正 に深 く関 わり、しつけ啓 蒙 活 動 の講 師 として
日 本 全 国 で活 躍 中 。
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■8.藤井聡先生のテレビ出演
TBS テレビ
「どうぶつ奇 想 天 外 カリスマ訓 練 士 問 題 犬 の矯 正 」で度 々出 演
NHK 教 育 テレビ
「趣 味 悠 々」☆犬 は大 事 なパートナーに講 師 として出 演
NHK 総 合 テレビ
「難 問 解 決 ご近 所 の底 力 」に度 々出 演
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