資料2 - 栄村

*
若い世代へのアンケート調査結果
平成 年 月
平成27年10月
栄村
(アンケート受託:(一財)長野経済研究所)
調査期間
対象者
回収率等
平成27年9月1日~14日
アンケート調査時点での高校生世代46人
回収20人、回収率43.5%
1
1.属性情報
2.進路希望
2.高校生
2
高校生
女子
60.0%
2. 就職した
い
10.0%
1.高校
生男子
40.0%
3.わからな
い・その他
5.0%
1 大学・短
1.
大学 短
大・専門学校
等(以下大学
等)に進学した
い
85 0%
85.0%
n=20
n=20
3.進学先の希望
0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70%
1.長野県内の大学等
29.4%
2.長野県外の大学等
3.海外の大学等
4.わからない・その他
58.8%
0.0%
11.8%
新潟県3人、神奈川県2人、
千葉、静岡、岐阜各1人、
わからない2人
(n=10)
n=17
4.就職先の希望
0%
10%
20%
30%
40%
50%
60%
3. 2以外の村外の企業
・20人の高校生のうち、進学希望は
2. ※北信管内及び村外の通勤可能なエリアの企業
17人、就職希望は2人。
・進学先の希望は県外が58.8%、就
1. 村内の企業
職先 希望 村外が %
職先の希望は村外が80%の回答割合。
答割合
4. 農家もしくは家業を継ぐ
5. わからない・その他
70%
60.0%
20.0%
0.0%
0.0%
20.0%
就職希望者2人の回答数
5個の割合
2
5.将来も栄村に住みたいか
0%
1.ずっと住みたい
10%
20%
30%
40%
50%
60%
0.0%
2.一度は村外へ出ても、将来的に栄村へ戻って住みたい
55.0%
3.住みたくない
25.0%
4.わからない・その他
n=20
6.栄村に住みたい理由
0%
20%
40%
60%
5. 栄村での生活に慣れているから
20.0%
80%
100%
・若い世代の栄村への定住希望は過半を占めて
いるものの、「ずっと住みたい」は0%であった。
・住みたい理由としては、「栄村の生活に慣れ
住 た
由と
「栄村 生活 慣れ
ているから」が一番の理由で、次いで「犯罪が
少なく安全だから」が続く。
100.0%
8. 犯罪が少なく安全だから
54.5%
1. ( 自分の意思で)両親や祖父母の近くで
生活したいから
27.3%
11 家の心配がないから
11.
27 3%
27.3%
3. 長男・長女だから
9.1%
4. 友人が多いから
9.1%
6. 栄村の風土や食べ物が好きだから
9.1%
10 . 村外に住んだことがなく、村外は不安だ
から
9.1%
・「住みたくない」理由では、買物の不便さ、
働き口、通勤・通学の不便さをあげる回答割合
が多い結果とな た
が多い結果となった。
「 住みたい」と回答した11
人の3つま での複数回答
の内訳
( 回答個数=27)
7.栄村に住みたくない理由
0%
10%
20%
30%
40%
50%
60%
70%
2. 買い物などが不便だから
60.0%
3. 働きたい会社がないから
60.0%
7. 通学、通勤が不便だから
60.0%
1. 都会に興味があるから
40.0%
4. むらに活気がないから
40.0%
6. 魅力あるイベント、遊ぶ場などが少ないから
40.0%
「 住みたくない」と回答し
た 人
た5人の3つまでの複数
ま
複数
回答の内訳
( 回答個数=15)
3
8.住んでみたい場所
1人( 長野市)
1. 長野
県内
20.0%
住みたくないと回答した人の住みたい場所では、5人中2
住みたくないと回答した人の住みたい場所では
5人中2
人が県外、1人が長野市と答え、2人は無回答。
2. 長野県外
80.0%
4人( 東京都2人、神奈
川1人、 無回答2人)
「 住みたくない」と回答し
た5人の、 住んでみたい
場所
9.栄村に戻って住みたい場合、将来的に何年後をイメージするか
0%
10%
1.5 年以内
4 .16〜20年後
5 .21〜25年後
6 .それ以上
それ以上
30%
40%
18.2%
2 .5〜10年後
5 10年後
3 .11〜15年後
20%
9 1%
9.1%
0.0%
0.0%
n=11
36.4% (4人)
36 4% (4人)
36.4%
将来的に戻る場合、何年後をイメージするかの
問いには 「21年以上のちに の回答が8人
問いには、「21年以上のちに」の回答が8人
(72.8%)であった一方、「5年以内に戻りた
い」と答えた人が2人にとどまるなど、若い世
代の近い将来のUターンの希望は、実際には低
いものと推察される。
4
10.将来就きたい職業(の業界)
0%
10%
20%
29.医療・福祉・調剤薬局
39.官公庁
40%
30.0%
(6人)
15.0%
2.食品
30%
・将来就きたい職業(の業界)では、医療・福祉・
調剤薬局が最も多く、最近の医療・介護マーケット
調剤薬局が最も多く、最近の医療
介護マ ケット
の拡大を反映しているものと考えられる。
10.0%
1.農林水産
農林水産
5.0%
21.マスコミ(出版・広告)
5.0%
26.電力・ガス・エネルギー
5.0%
27 フードサービス
27.フ
ドサ ビス
5.0%
28.ホテル・旅行
5.0%
40.その他
n=20
20.0%
11.就職や進学について両親と相談したことがあるか
12.そのアドバイスは進路にあたって影響を受けているか
2.ない
10.0%
0%
10%
1.大きく影響を受けた
20%
30%
40%
50%
22.2%
2.多少は影響を受けた
1.ある
90.0%
55.6%
3.あまり影響は受けなかった
n=20
16.7%
n=18
4.全く影響を受けなかった
60%
5.6%
5
13.栄村は働きやすそうな村だと思うか
0%
20
n=20
1.そう思う
2.どちらかといえばそう思う
10%
20%
30%
5.0%
10.0%
3.どちらともいえない
4.どちらかといえばそう思わない
5.思わない
40%
35.0%
15.0%
(3人)
・若い世代は「栄村を働きやすい村とは思っていな
い」ようであるが、「どちらともいえない」など判
断のつかない回答も多くみられた。
・「働きやすそうな村だとは思わない」理由の殆ど
が、働き口や仕事が少ないからという回答。
・自由記述の内容と「進路」、「居住意思」との間
には明確な関係がみられないが、「進学したい」と
回答した人の多くはUターン志向があることから
回答した人の多くはUタ
ン志向があることから、雇
雇
用機会は重要と考えられる。
35.0% (7人)
6
<自由記述から>
 若い世代の描く栄村の将来像については、「にぎやかな」「明るい」「活気がある」「生
き生きとした」「元気な」村といったポジティブワ ドが多くみられました。
き生きとした」「元気な」村といったポジティブワードが多くみられました
 また、「自然」をキーワードに、「自然と共存できる」「良い状態の自然が残っている」
「栄村にしかないたくさんの自然」といった、自然を生かすべきという意見もありました。
 栄村の人の優しさ、温かさ、子どもからお年寄りまで元気に住める村、新しく住む人を温
かく迎えてくれる村という、ハートフルな村のイメージを抱いている意見もみられます。
 そうした中で、「山村留学」の提案、「首都圏に住んでいる人たちの憩いの場所」「テレ
ビの『田舎に泊まろう』のようなホームステイスタイルの村」がいい、などといった具体
的な「人呼び施策」を描いている高校生もいます。
 文字通り「栄える」村になって欲しいという意味は、「物の豊かさよりも感情や精神の豊
かさ」を追求しているのではないかと推察されます。
 これまでの回答の中にみられた、「働き口の確保」や「インフラの整備」の必要性を求め
ている現実的な施策も重要ですが、20年後、30年後、あるいはそれ以上先に村のグランド
デザインを描くのは、こうした、もともと栄村が持っていたtrait(特性、特色)に加えて、
人間らしい温かい心をもった社会の実現を基本的目標の一つに沿えるのも必要と考えます。
7