「2年学年便り③」を掲載しました(PDF版)

ゆ め
2学年だより
第3号
じ
夢 路
平成27年5月28日
新潟市立万代高等学校
いよいよ進路選択が本格化!!
2年も中頃になってから志望校をすべて調べ直すことになりました。私の結果はいい方に進み
ましたが、人によっては夢を諦めることになります。後悔しないように、しっかりと調べてく
ださい。
*数学科・鈴木
貴大 先生*
私は将来就きたい職業(教師)が決まっていたので、大学や学部学科を調べることには苦労す
先日、普通科では「3年次選択科目説明会」が行われました。個人面談では、選択する科目も含め、進路の話を現実的に
ることはありませんでした。しかし、希望した大学や学部学科に必ずしも入れるとは限りませ
検討していくことになります。進路を考えるにあたり、2学年所属の3名の先生方に、以下の点についてお聞きしてみまし
ん。高校3年間の成績、そしてセンター試験での点数によっては進路を変えなければならない
た。御自身の経験をもとにした生の声です。よく読んで、これからの参考にしてください。
こともあります。私自身センター試験で納得のいく点数をとることができずに高校卒業後1年
間浪人しました。(浪人することは精神的にも体力的にも辛いのでオススメはできません!!)
Q.万代高2年生の中では、“どうやって進路を決めていいか分からない”と言う人もいます。そこで・・・、
1.進路を決めるにあたって、考えたこと・取り組んだことは何ですか?
2.2学年の生徒に、進路選択に向けて伝えておきたいことをお願いします。
受験は一発勝負なので何が起こるか分かりません。希望した大学に行けないという現実を受
け入れるのと同時に他の進路を探すことは無理です。また、受験本番に予想以上の出来になる
こともあります。様々な可能性を考えて、今のうちから多くの進路選択の道を見つけておくの
がよいと思います。
まだ1年以上ありますが、あと1年しかありません。目標を明確にした上でそこに向かう多
*英語科・高橋
剛士 先生*
くの道筋を見つけておきましょう。
私が志望校を決めたのは高2の夏でした。私は文系で理数科目は大の苦手だったので、受験科目
の決定は、センター試験では理数系科目を使わず文系3科目だけで受験できるような条件での国公
立大学を探しました。
万代高図書館
本の世界から見つける進路のヒント
にあります。
~『10代にしておきたい17のこと』(本田健,大和書房,2010)より~
大学案内の冊子で探すと、都留文科大学という公立大学が見つかりました。
(実際にはそこを卒業
しました。
)2年生の冬になり、まずは文系3科目を中心に受験勉強をスタートしました。3年次の
選択は、数学は取らず、受験科目にしない決断をしました。
進路決定において重要なのは、
「自分の得意分野を見つけること」だと私の場合は考えています。
7「小さい頃に好きだったことから、ライフワークを見つける」([第7章]将来、何で食べていくかを考えておく)
ライフワークとは、「お金をもらわなくてもいいくらい楽しい仕事」です。将来、どんな仕事にしたいかを考えるときに,
あなたが小さい頃から好きだったことを思い出すと、それがあなたのライフワークにつながる可能性があります。
自分の得意科目を見つけて、それを伸ばす努力をすべきです。そして、学校での課題や宿題が受験
10代も後半になると、小さい頃のことを忘れてしまっていることが多いようです。
勉強だと思っている人は大間違いです。受験勉強は、やらされるものではなく、
「自分から動いてや
あなたは小さいとき、どんなものに興味を持っていましたか。
ろうとする勉強」です。まずは、大学の案内を開いてイメージを膨らませるところから始めてみま
いつも見ていたテレビや絵本はどんなものだったでしょうか。
しょう。
誰と何をして遊ぶのが好きでしたか。
短い期間でも、何かに「はまっていた」ことはありませんか。
両親や祖父母、兄弟に、あなたが小さかったときのことを聞いてもいいかもしれません。幼なじみがいれば、会って昔話
*理科・本間 ちはる 先生*
私自身の経験をふまえて、伝えたい点は2つあります。1つめは「自分が重視する点をしっかり
をしてみるのもいいでしょう。
小学校の卒業文集などを、久しぶりに開いてみると、新たな発見があるかもしれません。
決めること」です。大学や学科を決める時、分野はもちろんですがそれ以外の要素に学費・距離な
「ああ、自分は絵を描くのが好きだったんだ」
どがあるなかで自分がどれを重視するかが進路決定に役立つと思います。私の場合は、学びたいこ
「小さい頃から、自分より年下の子の面倒をよく見ていたな」
とがあったのでなにより先に学科を決めましたが、距離から決めるのも手ではありますし、学費も
「自分の髪や、人形の髪をいつも梳かしていた」
大事な要素です。家族と話し合うときもこの分野を学びたいという意志をしっかり伝えることがで
「お母さんが料理するのを飽きずに見ていた」
きたのは大きかったと思います。
「字も読めないのに、本をいつも開いていた」
2つめは「受験科目をしっかり調べること」です。私はここを疎かにして科目選択を間違えて、
と
そんな小さかった頃の記憶に、将来の自分のヒントが隠れています。
裏面は6月予定→