第Ⅲ節「団結」~三本の矢・百万一心~ 校長 友野 勝弥 期末テストを終え 今日から学校生活は第Ⅲ節へと進みます。目標は『団結』です。こ の期間には、吹奏楽部のコンクールが開催されます。運動部30名が出場する県大会での 活躍も楽しみです。そして、最大のイベントは運動会です。今年の運動会は3つの組対抗 で行われます。全校生徒が3つの組に別れますが、互いに全力を尽くし、東部中としての さらなる高みを目指しましょう。 さて、皆さんは、毛利元就という武将を知っているでしょうか。室町時代後期から戦国 時代にかけて、今の中国地方一帯を治めた名将です。毛利元就と言う名を知らなくても『三 本の矢』という逸話は知っている人も多いと思います。 『元就は、死の間際に三人の息子(隆元・元春・隆景)を枕元に呼び寄せ、1本の矢を折 るよう命じました。息子たちが難なくこれを折ると、次は3本の矢束を折るよう命じまし たが、息子たちは誰も折ることができませんでした。元就は、一本では脆(もろ)い矢も、 束になれば頑丈になるということを示し、三兄弟の結束を強く訴えかけた』と伝えられて います。 もう一つ、毛利元就の逸話として伝えられるのが『百万一心』です。 「皆が心を同じくし、一致協力して事にあたれば何事でも成し遂げられるものだ」という 意味ですが、この『百万一心』は、「百」の字の一画を省いて「一日」、「万」の字を書 き崩して「一力」と書き換えることで、「一日一力一心」と読むという説もあります。そ の言葉の奥には、「事を成すには日々の積み重ね、継続が大切である」という意味を含ん でいるのです。 想いはあっても、実行するのは容易なことではありませんが、東部中の“飛躍”を期す 皆さんには、3つの組での運動会の活動を通して『三本の矢』『百万一心』をやり遂げ、 真の『団結』を示して欲しいと期待しています。 地区総体より ~想いを一つに頑張ってきた仲間への応援が続く~
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