とうほう・ふるさと総活躍応援プロジェクト

とうほう・ふるさと総活躍応援プロジェクト
~ 「一億総活躍社会」の実現に向けた創業・M&A・IPO支援の取組み ~
(株式公開)
平成28年7月
目次
1.
2.
3.
4.
5.
6.
7.
一億総活躍社会とは
実現に向けた方向性
東邦銀行の取組み
「経営課題提案型営業」のさらなる充実
創業支援・成長支援のための投融資
事業承継・M&Aの提案
ふるさと発“IPO企業”の創出支援
(参考)国内IPO件数の推移
(参考)地域別のIPO件数の推移
P.1
P.2
P.3
P.4
P.5
P.7
P.8
P.10
P.11
1.一億総活躍社会とは(内閣府)
「一億総活躍社会」
= 少子高齢化に直面した我が国経済の活性化策
これまでのアベノミクス「三本の矢」
○大胆な金融政策
○機動的な財政政策
○民間投資を喚起する成長戦略
・企業の経常利益は過去最高水準
・賃上げ率は2年連続で前年を上回る伸び
・有効求人倍率は23年ぶりの高水準
⇒「デフレ脱却」までもう一息
<現状の課題>
△個人消費の改善テンポに遅れ
△企業収益に比して弱い設備投資
△人手不足の顕在化・労働供給減
△結婚・子育ての希望が実現しにくい
△介護と仕事を両立しにくい
成長の果実による子育て支援、社会保障の
基盤強化
安心・将来の見通しが確かになることによる
消費の底上げ、投資の拡大
多様な個人の能力の発揮による労働参加
率向上やイノベーションの創出
『成長と分配の好循環』を生み出す新たな経済社会システム
◎アベノミクス「新・三本の矢」
基本目標
2020年の目標
福島県内に置き換えた場合
希望を生み出す強い経済
GDP:490兆円⇒600兆円
GDP:7.2兆円⇒8.5兆円
夢をつむぐ子育て支援
希望出生率:1.4人⇒1.8人
希望出生率:1.58人⇒2.16人
安心につながる社会保障
介護離職:「ゼロ」
介護離職:「ゼロ」
一億総活躍社会に実現
「地方創生」の実現
2040年の目標
P.1
2.実現に向けた方向性(内閣府)
新・三本の矢
実現に向けた政府の方向性
投資促進・生産性革命の実現
希望を生み出す強い経済
最低賃金・賃金引上げを通じた消費の喚起
女性・若者・高齢者・障がい者等の活躍促進
ローカルアベノミクスの推進を通じた地域の付加価値創造力の強化
結婚・子育ての希望実現の基盤となる若者の雇用安定・待遇改善
結婚、妊娠から子育てに至る各段階の負担・悩み・不安を切れ目なく解消するための支援の充実
出産・子育ての現場である地域の実情に即した働き方改革の推進
夢をつむぐ子育て支援
出産後・子育て中も就業が可能な多様な保育サービスの充実
子育てを家族で支え合える三世代同居・近居がしやすい環境づくり
希望する教育を受けることを阻む経済事情など様々な制約の克服
子育てが困難な状況にある家族・子供等への配慮・対策等の強化
高齢者の利用ニーズに対応した介護サービス基盤の確保
求められる介護サービスを提供するための人材の育成・確保、生産性向上
安心につながる社会保障
介護する家族の不安や悩みに応える相談機能の強化・支援体制の充実
介護に取組む家族が介護休業・介護休暇を取得しやすい職場環境の整備
元気で豊かな老後を送れる健康寿命の延伸に向けた取組強化
生きがいを持って社会参加したい高齢者のための多様な就労機会の確保、経済的自立に向けた支援
地域金融機関としてこれまでに培ってきたノウハウを
「ふるさと」における『成長と分配の好循環』に貢献していく
P.2
3.東邦銀行の取組み
基本目標(新・三本の矢)
当行の取組み
具体的施策
「とうほう・ふるさと総活躍応援ファンド・ローン」の創設
寄付型のCSR私募債(仮称:「とうほう・ふるさと総活躍応援私募債」)の創設
創業支援・成長企業支援
「クラウドファンディング」の推進
「とうほう起業家応援相談会」の開催
IPO(株式公開)志向企業の創出・IPO支援(出向者派遣等)
ビジネスマッチング
希望を生み出す強い経済
への貢献
後継者対策
「ふくしまフードフェア」等各種商談会の開催
海外進出支援
事業承継およびM&Aの推進
経営課題提案型営業
次世代経営者倶楽部・経営塾の運営
新産業分野の育成支援
プロジェクトファイナンスへの積極関与、プロジェクトの組成
事業再生支援
地域の面的事業再生支援、地域のインフラ維持
福島県をはじめとする各自治体との包括連携
自治体との連携
「地方創生プロジェクト」の創設・運営、総合戦略策定支援
企業立地・観光活性化への支援(「在京福島県経済人の集い」開催等)
女性活躍
夢をつむぐ子育て支援
への貢献
安心につながる社会保障
への貢献
子育て両立支援
「女性活躍推進プロジェクト」の創設・運営
女性の経営職・管理職への積極登用、キャリア形成支援、復職支援
企業内託児所の創設(福島市・郡山市)
育児休暇・イクまご休暇の取得推奨
結婚支援
婚活支援企業への紹介推進
子育ての環境づくり
三世代同居住宅ローンの推進
保育施設拡充
保育施設への投融資の推進
介護両立支援
介護に従事する従業員の支援制度の拡充、介護資格取得に対する支援
介護への理解向上
介護関連セミナーの開催
介護施設拡充
介護施設への投融資の推進
「
一
億
総
活
躍
(
ふ
る
さ
と
総
活
躍
)
社
会
」
の
実
現
に
貢
献
P.3
4.「経営課題提案型営業」のさらなる充実
経営課題提案型営業とは、「お客さまの様々な経営課題について問題提起し、お客さまと一緒に課題解決に向け取り組む」こと。
常にお客さまの目線で取り組む。
成長・成熟期
創業・開業期
クラウドファンディング
とうほう・ふるさと総活躍応援ファンド
生産性向上、成長のための新規融資・私募債引受
ビジネスマッチング
事業承継
ライフステージに応じた
課題解決提案サポート
M&A
IPO(上場)支援
お客さまの企業戦略・資金調達・経営相談等、様々なニーズに対応
東邦銀行が持つ金融スキル・ノウハウを、
お客さまの経営課題解決のために役立てる
希望を生み出す強い「経済」に貢献
P.4
5.創業支援・成長支援のための投融資
●第1号ファンドの投資実績
「とうほう・次世代創業支援ファンド」
ファンド名称
とうほう・次世代創業支援ファンド
創設日
平成25年8月1日
有限責任社員(LP)
東邦銀行
IPO(上場)を目指す成長企業
5社
無限責任社員(GP)
山田ビジネスコンサルティング株式会社
大学発ベンチャー企業
3社
出資総額
10億円(内当行:9.9億円、GP:0.1億円)
再生可能エネルギー関連企業
2社
農業(アグリ)分野関連企業
2社
投資対象となるお客さま
福島県内外の創業期・成長期の未上場企業
1.成長分野関連企業、ベンチャー企業等
2.新たな事業展開を目指す事業者等
3.地域の発展に欠かせない事業を営む事業者等
医療分野関連企業
1社
アニメーション制作企業
1社
投資手法
株式引受、社債引受
運営期間
10年間
投資受付期間
5年間(平成30年7月31日)
投資決定
GPが投資決定を行う
以下の投資を実施し投資枠を充足
投資対象
合
投資先数
計
14社
平成28年3月31日をもって
投資受付期間を前倒しで完了
投資
ベンチャー企業・成長企業・IPO(上場)志向企業
融資
後継ファンド
創設
「とうほう・次世代創業支援ローン」
P.5
5.創業支援・成長支援のための投融資
●第2号ファンドの創設
「とうほう・ふるさと総活躍応援ファンド」
ファンド名称
とうほう・ふるさと総活躍応援ファンド
創設日
平成28年4月1日
有限責任社員(LP)
株式会社東邦銀行
無限責任社員(GP)
東邦リース株式会社
山田ビジネスコンサルティング株式会社
出資総額
10億円(内LP(当行):9.9億円、GP2社:0.1億円)
投資対象となるお客さま
福島県内外における創業期・成長期の未上場企業
1.若手・女性・シニア層も含めたベンチャー企業
2.観光活性化に取り組む企業
3.医療・ロボット・再生可能エネルギー・航空宇宙産業等の新産業企業
4.育児・介護等「一億総活躍社会」の実現に取り組む企業
投資手法
株式引受(普通株、種類株)、社債引受
運営期間
10年間
投資期間(案件受付期間)
5年間
投資決定
GPが投資決定を行います
◎事業者の幅広い資金
ニーズに「融資」だけでは
なく「投資」の手法も活用し
ながら柔軟に対応
◎福島県内企業が「CSR」
に取組むためのツールを
提供
希望を生み出す強い「経済」に貢献
夢をつむぐ「子育て」支援に貢献
安心につながる「社会保障」への貢献
投資
ベンチャー企業・成長企業・IPO(上場)志向企業
融資
「とうほう・ふるさと総活躍応援ローン」
投
資
「とうほう・ふるさと総活躍応援私募債」
●社会貢献を目指す企業
●地域のリーダー的企業
●復興に取組む企業
起債手数料の一部を
経営者の母校に寄付
P.6
6.事業承継・M&Aの提案
当行による事業承継提案
創業期・成長期の企業
●自社株の移転
●次世代経営者(後継者)の育成・紹介
●経営者・後継者の婚活支援
●IPO(株式公開)支援
●M&Aによる事業譲渡
●とうほう・ふるさと総活躍応援ファンド
●ビジネスマッチング
●事業・業容拡大支援、人材確保支援
●IPO(株式公開)支援
●M&Aによる事業譲受
東邦銀行がM&Aをマッチング
●事業承継にかかる提携先
提携企業名
提携内容
㈱ヒューレックス
人材紹介
㈱マリッジパートナーズ
婚活支援
税理士法人山田&パートナーズ
税務コンサル
山田ビジネスコンサルティング㈱
税務コンサル
辻・本郷税理士事務所
税務コンサル
日本M&Aセンター主催「バンクオブザイヤー表彰」
3年連続表彰!!
・福島県内での営業基盤
・事業承継を切り口としたM&A提案
・㈱日本M&Aセンターとの提携
・常にお客さま目線での営業スタイル
事業者のさらなる成長を後押し
●事業承継・M&Aの対応実績
H24年度
事業承継対応件数
M&A相談件数
H25年度
H26年度
H27年度
264
280
323
357
59
57
70
62
希望を生み出す強い「経済」に貢献
P.7
7.ふるさと発“IPO企業”の創出支援
●IPOとは
= Initial Public Offerings (株式公開)
会社の株式を証券取引所で売買できるようにすることであり、こうした企業を
「上場企業」と呼ぶ
オーナー企業からの脱却
投資家が投資対象として認めていただけ
るような、信頼性の高い企業になること。
<参考>
●日本国内の上場企業数は約4,000社
⇒福島県に本社を置く上場企業(金融機関を除
く)はわずか8社
・常磐興産 ・ゼビオHD ・常磐開発
・幸楽苑HD ・ダイユーエイト ・ハニーズ
・アサカ理研 ・こころネット (上場日付順)
●投資家にとっての信頼性とは
●投資した資金が回収できる企業である。
●投資した資金に付加価値が付く。
IPOに向けた経営課題
○高い収益性で安定した業績を維持できる。
○経営計画が妥当で将来性がある。
○経営開示情報に信頼性がある。
○内部統制がしっかりしている。
IPOに向けては多くの
時間・労力・コストが
必要
P.8
7.ふるさと発“IPO企業”の創出支援
最終目標
2020年度までに、ふるさとからIPO企業の創出を実現する。
福島県
東邦銀行
・経営課題提案型営業
・各種事業性融資
・資本政策支援
・人材支援(出向者派遣)
・専門家紹介
・次世代経営塾
・販路拡大支援
・M&A支援
「とうほう・ふるさと総活躍
応援ファンド」
補助金
連携
証券取引所
審査
上場
総合支援
IPOに伴う
経営基盤整備・業容拡大
IPO(株式公開)
を目指す企業
投資
IPOによる
知名度・信頼性向上
指導
紹介
指導・審査
IPOの効果
監査
マーケット拡大
IPOコンサル
証券会社
監査法人
雇用拡大
●上場企業誕生が地域に『成長と分配の好循環』をもたらす
人口増加
希望を生み出す強い「経済」に貢献
魅力ある「まち」づくり
夢をつむぐ「子育て」支援に貢献
安心につながる「社会保障」への貢献
P.9
(参考)国内のIPO件数の推移
・ 2015年のIPO企業数は6年連続で増加し、全市場で99社に到達
・ 特にマザーズ市場へのIPOが大幅に増加
IPOの中心がジャスダックからマザーズに
銘柄数
100
99
3
6
90
80
2
3
80
70
60
50
40
30
49
2
22
7
6
6
9
7
0
2008
2009
2010
2011
2012
12
東証1・2部
10
マザーズ
62
12
44
16
29
23
11
ジャスダック
11
14
19
1
8
4
6
19
20
10
48
2
2
37
1
9
58
1
4
11
12
2013
ヘラクレス
※ジャスダックとマザーズの違い
○ジャスダックは、ベンチャー企業や成長企業が集まる新興市場。
(東証一部・二部の下位の市場)
○マザーズは、東証一部・二部へのステップアップのための成長企業向けの市場。
(10年経過時に東証二部への変更かマザーズ継続を選択する)
TOKYO PRO
20
17
2014
2015
他市場IPO
出典:東京証券取引所「IPO等の状況及び東証の活動について」より
㈱東京証券取引所
P.10
(参考)地域別のIPO件数の推移
・ 年間のIPO企業数のうち、過半数が東京本社
・ 東京に本社を置く企業の新規上場の増加が新規上場件数全体を底上げ
・ 福島県を含めた東北地方からのIPOは非常に少ない
本社所在地
2011年
2012年
2013年
2014年
2015年
年間IPO社数
37社(+15社)
48社(+11社)
58社(+10社)
80社(+22社)
99社(+19社)
東京
25社(+10社)
26社(+1社)
32社(+6社)
54社(+22社)
68社(+14社)
0社
4社
1社
2社
3社
0社
1社
0社
0社
0社
関東(東京以外)
3社
4社
6社
5社
5社
中部・北陸
3社
関西
2社
4社
7社
7社
9社
中国・四国
3社
3社
4社
2社
2社
九州・沖縄・海外
1社
5社
3社
4社
5社
北海道・東北
うち福島県
12社
(+5社)
2社
22社
(+10社)
※ カッコは前年同期比
5社
26社
(+4社)
6社
26社
(±0社)
7社
31社
(+5社)
出典:東京証券取引所「IPO等の状況及び東証の活動について」より
P.11
㈱東京証券取引所
【問い合わせ先】
東邦銀行法人営業部
営業渉外課
024-523-5875
E-mail:tohoprd@seagreen.ocn.ne.jp
【本資料に関する注意事項】
・本資料は情報提供のみを目的としたものであり、投資勧誘や特定の証券会社
との取引を推奨することを目的として作成されたものではありません。
・本資料で提供している情報は万全を期しておりますが、その情報の完全性を
保証しているものではありません。
・内容等について、過去の情報は実績であり、将来の成果を予想するものでは
ありません。