二宮颯佑 「都市環境の数値化とクラスター分析による“カタ” の記述」

都市環境の数値化とクラスター分析による“カタ”の記述
二宮 颯佑
目次
1. 目的
2. 先行研究・位置付け
3. 研究方法
・都市環境の数値化
・“カタ”の記述
4. スケジュール
今回の研究での目的・目標
・都市を構成するあらゆる指標(環境要素)の数値化
・環境要素を表示するインターフェースの設計
・数値化した環境要素から“カタ”の記述
湘南
神保町
アキバ
竹の子族
先行研究
界隈について研究したものもあるが、
歴史研究などの定性的なものによる記述がほとんどであった。
また、都市を表す指標についてまとめたものもある、しかし
・単位が国である
・地理・地形情報がほとんど入っていない
研究の位置付け
・リサーチの単位をポイント(座標)ないしは、町丁目単位で集計し、
指標は今ままである都市評価指標に加え、自然環境の要素を加える
従来の指標
都市サービス
生活の質
- 教育
- 市民参画
- エネルギー
- 文化
- 金融
- 経済
- 消防及び緊急時対応
- 環境
- 統治
- 住まい
- 健康
- 社会的公正
- レクリエーション
- 主観的幸福
- 安全
- 技術と革新
- 社会サービス
- 固形廃棄物
- 輸送
- 都市計画
- 廃水
- 給水
データソース
自然環境・建物データから指標の追加
インターフェース
http://www.takram.com/ja/projects/resas-prototype/
クラスター分析
異なる性質のものが混ざりあっている集団の中から似たものを集めて、集落(クラスター)を作り、
対象を分類しようという方法
協調フィルタリング
多くのユーザーの嗜好情報を蓄積し、あるユーザーと嗜好の類似した他のユーザーの情報を用いて自
動的に推論を行う方法
クラスター分析
・階層的手法 : 似たもの同士をまとめていっていくつかのクラスターに分ける
・非階層的手法 : 似たもの同士が同じクラスターに所属するように全体を分割する
・最短距離法(nearest neighbor method)
d(C1,C2) = min d(x1,x2)
x1∈C1 , x2∈C2
スケジュール
0
1
2
3
4
5
6
(WEEK)
1. 地形(自然環境)、経済、居住などなどの都市を構成する指標のリストアップ
2. これらを指標を表すデータを数値化し、データセットの作成
3.GIS などのデジタル地図上に、2 で作成したデータセットをビジュアライズ
4. これらのデータをクラスター分析し、都市の カタ の記述
5.「カタ」のビジュアライズ