農業界と経済界の連携による先端モデル農業確立実証事業

農業界と経済界の連携による先端モデル農業確立実証事業
(28年度概算要求額:374百万円)
※本内容は平成28年度予算概算要求に基づいて記載しているものであるため、今後、事業内容
や予算額等の変更があり得ることにご留意願います。
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事業の趣旨
意欲のある農業法人と先端技術を有する経済界の企業等が連携して行う、低コスト生産技
術体系の確立やICTを活用した効率的生産体制の構築、低コストの農業機械開発、農業経
営における新しいビジネスモデルの開発などの先端モデル農業の確立に向けた取組を支援し
ます。
事業により得られた成果を地域に広く普及することで、日本農業全体の競争力強化を図る
ことが本事業のねらいです。
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連携プロジェクト実施主体
連携プロジェクトの実施主体は、農業を営む法人・個人(農業法人等)と農業以外の業種の
企業(会社)のそれぞれ1社以上が参加し、必要に応じて研究機関や地方自治体等の関係団
体・企業の参画を得て構成する者で、次のいずれかに該当するものとします。
①農業法人等と企業等が連携して形成する組織(コンソーシアム)
②農業法人等と企業等が共同で出資して設立する法人
※連携プロジェクト実施主体となる組織や法人の設立は、補助金の交付を受けるまでに行うものとし、応募段階に
おいてはこれを設立していなくても構いません。
3 連携プロジェクトの内容
連携プロジェクトの内容は、経済界の技術・ノウハウを農業界に導入しようとするもので
あって、これまで農業界では実用化されていないものを対象とします。3年程度で実用化を試
みようとするものとし、その成果を地域に広く普及することを要件とします。技術・ノウハウ
の種類・内容に制限は設けませんが、次のようなテーマが事例として考えられます。
●作業体系の最適化手法の確立 ●高度な圃場管理を可能とする扱いやすいGPS技術
●センサー技術の活用による野菜・果樹生産の高度化 ●低コスト高耐久性農業機械の開発
●農産物の低コスト加工技術の開発 ●低コスト流通手法の確立
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支援のスキーム
2、3年目
費用
補助
(1/2)
農業生産に
係る費用
(
人件費・
資材費等 )
上限
3,000
万円
農業生産に
係る費用
(
人件費・
資材費等)
その構成員に帰属するものとします。
機械・
施設
等整備費
※本事業の成果により得た知的財産権は、事業実施主体又は
1年目
技術者等
の人件費
○ 農業法人と企業等が共同で作成する事業計
画に沿って、新しい技術・ノウハウの実用化に
係る実証事業を実施(3年以内)
○ 初年度は、実証事業の実施に係る費用の1
/2を補助(2・3年目は、農業生産に係る費
用に限る。)
○ 補助の上限は、初年度3,000万円、2・3
年目は1,500万円
○ 実証事業の実施により得られた成果は、商
品やサービス等の形で他の農業者にも広く普及
すること(普及に向けた取組が図れているか)
が要件
費用
50
%
補助
(1/2)
上限
1,500
万円
補助対象となる経費の具体例
対象経費
内容
1年目
2、3年目
機械・施設等導入費
機械・施設・設備等の購入及び工事等に要する経費、基盤
整備土地改良等に要する経費 等
対象
対象外
開発・改良費
外注加工費
開発・改良に必要な原材料や部品の購入・借用等に要する
費用、外注・委託に要する費用 等
対象
対象外
技術者人件費
技術者旅費
開発・改良に必要な者の賃金、賞与、手当、法定福利費、
出張旅費、宿泊費 等
対象
対象外
農業生産費
連携プロジェクトの実施に直接必要になる種苗費、肥料・
農薬費、 農業機械の償却費・借用費、人件費 等
対象
対象
諸経費
連携プロジェクトの運営に必要な会議費、通信運搬費 等
対象
対象外
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プロジェクトの選考方法
○
○
公募により連携プロジェクト実施主体を広く募ります。
応募のあったプロジェクトについて、学識経験者等で構成する審査委員会において
審査を行います。
○ 主として、次の観点から審査を行い、採択プロジェクトを決定します。
『効果』
:農業生産コストの削減や生産性の向上等にどの程度資するか
『新規性』
:現時点において実用化されていない技術であるか
『実現可能性』:3年以内に商品やサービスの形で農業界に提供できる見込みのある
技術であるか
『普及可能性』:他の農業者にも活用されるなど広く普及されることが見込まれるか
お問い合わせ先
事業の内容に関して
農林水産省経営局 経営政策課 経営広報グループ
電話:03-6744-0577(直通)
fax :03-3502-6007
E-mail : [email protected]
担当:氏原、小柳
HP:http://www.maff.go.jp/j/keiei/keiei/sentan_model/sentan_model.htm
事業の申請方法に関して
先端農業連携推進機構(事業代表者:新日本有限責任監査法人)
電話:03-3503-1137
fax :03-3503-1183
E-mail : [email protected]
担当:中村、原
HP:http://sentannogyo-kiko.jp/
事業の申請方法(事務手続き、公募のスケジュール等)は先端農業連携推進機構へお問い
合わせ下さい。連携プロジェクトの内容については、農林水産省経営局経営政策課経営広報
グループへお問い合わせ下さい。