第 1 1 号 (H27. 8.26) 文 責 菊 池 篤 志 (所 長 ) 写真:川面が見えないほど 大きくなった草 (先の見えない不安) 「敵を知る」ことの大切さ 全 国 高 等 学 校 野 球 選 手 権 大 会 ( い わ ゆ る 「 夏 の 甲 子 園 大 会 」) も 終 了し、何となく火が消えた後のような気持ちになっている人は少なく な い と 思 い ま す 。 私 は 、 甲 子 園 大 会 を 見 る と 、『 子 ど も た ち を こ こ ま でに成長させる監督・コーチたちは大変だろうし、素晴らしい指導者 た ち だ 。』 と 、 選 手 よ り も 指 導 す る 皆 さ ん の こ と を い つ も 考 え て し ま います。 毎年、甲子園大会に出場する監督は、全国の高校野球のレベルをし っ か り 把 握 し て い る の で し ょ う 。「 こ こ ま で や れ ば 、 全 国 大 会 で の 活 躍 が 見 え て く る 。」 と 思 っ て 指 導 し て い る に 違 い な い と 思 い ま す 。 全 国大会に出てくるチーム(敵)の力を知り、それに対抗できる力をつ けることが甲子園大会での活躍につながるのです。 この場合の「敵」を「自分の目標」におきかえれば、何事にも通じ る話かと考えます。目標をどのくらいに設定し、いつまでにどこをど う伸ばせばよいのかなどを考えて努力すれば、確実に目標に近づける はずです。 「敵を知る」=「現実的で具体的な目標がもてる」 ということでしょうか。 「全国学力・学習状況調査」 25日に、全国学力学習状況調査の結果が公表されま した。福島県の結果を見ると、なかなか厳しいものがあ りました。これまで一生懸命指導してこられた学校の先 生方はもちろん、私も成果が確実に上がっているだろうと確信してい ただけに、ショックを隠しきれません。 しかし、福島県の子どもたちが、自らの希望を達成し、人生を切り 開 い て い く「 生 き る 力」を 育 ん で あ げ る こ と が 我 々 の 使 命 で あ り ま す。 いつまでもくよくよしていられません。 今まで、福島県でも様々な学力向上施策を講じてきましたが、いっ たい何が足りなかったのでしょうか。 秋田県では、全国学力・学習状況調査終了後数日間で、教職員全員 で問題を解き、全員で採点をするという学校がほとんどだそうです。 福島県では、そこまでやっている学校は少ないと思います。 上に書いたように『敵を知ることができていない』ということなの かもしれません。
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