園だより No.649 ふ た ば 巻頭言 「赤い服」 今月のお誕生者 おたんじょうび July/1/2015 齋藤 宗三 聖 路 加 国 際 病 院 の 日 野 原 重 明 さんは長 寿 現 役 医 師 と して有 名 だ が 、そ の日 野 原 医 師 を上 回 る元 気 高 齢 者 がいる。日 野 原 医 師 が「はつのさんは私 にとって人 生 のモデルです。」と紹 介 する「後 藤 はつの」さんは現 在 111 歳 10 カ月 。ぼけ防 止 のために絵 を描 き始 め、73 歳 で画 家 デビューをした。様 々な ことに挑 戦 し続 けるはつのさんは 106 歳 でニューヨークで個 展 を開 くため渡 米 した。旅 立 ちの際 には私 もぜひはつのさんからパワーをいただ いて、これか ら も 元 気 に 生 き て行 こ うと 考 え 、成 田 空 港 へ 見 送 りに 行 った 。 はつ の さん は 106 歳 とは思 えない力 強 い歌 声 で「5 月 のバラ」を歌 って歓 迎 して下 さった。 はつのさんはいつも赤 い服 を着 ている。時 にはピンクや赤 と白 のチェックであ ったりするが、赤 い服 はすっかりはつのさんのトレードマークになっている。絵 にも赤 がたくさん使 われ、絵 の中 に登 場 する幼 い頃 のはつのさん自 身 も赤 い服 を着 ている。「赤 は元 気 な色 。だから 大 好 きなのよ。」とおっしゃっていた。 赤 い服 をよく着 るようになったきっかけは、78 歳 の時 、絵 画 教 室 から帰 る途 中 、小 田 急 線 からバ スに乗 り換 えようとした時 、走 ってきた学 生 とぶつかり 5m以 上 も飛 ばされ股 関 節 の骨 折 で手 術 を して金 属 の人 口 股 関 節 をいれたことだった。術 後 のリハビリの際 に、主 治 医 の先 生 から「はつのさ んは若 く見 えるから、走 ってきた学 生 さんはきっとはつのさんがよけてくれると思 ったのかもしれな い。“高 齢 者 なので気 をつけて下 さい”というしるしに赤 い杖 をついたらどうでしょう?」とアドバイス されたそうだ。赤 い杖 もいいけれど、もっと目 立 つように!と実 家 にあった娘 や孫 の着 ていた赤 い 服 を取 りだし、自 分 用 にリ フォーム して着 る ようになっ た 。怪 我 がきっかけで着 る様 に なった赤 い 服 。「高 齢 者 にしては派 手 かもしれませんが、着 ていると元 気 が出 るのです。怪 我 だけでなく、辛 い事 があってもくよくよしずんでいては周 囲 のみんなが心 配 するだけ。それだけは一 番 避 けたいこ おめでとうございます! 5 さいになりました! 年長 ゆり組 (ブルーバッチ) 担任:若林香純 プラネタリウム見学、花の日訪問、お泊まり保育、田植えと多くのことを体験し、心をたくさん動かした6月 でした。お泊まり保育から帰り、いつもの幼稚園生活が始まると、「キャンドルファイヤーが楽しかった ね!」「みんなで作ったカレー、美味しかったよね。」と子どもたち同士で思い出に浸っていました。友だち と一緒に一夜を過ごし、共に乗り越えたことで自信がつき、また一つ大きくなった様に感じます。 遊びの中では、友だちと協力してカプラのタワーを作り上げたり、大縄とびを頑張ったり遊びのどの場面 でも、とにかく友だちと一緒。離れることはひと時もないのではないでしょうか。それでもその中で意見がす れ違う時もありますが、子どもたち自身で話し合おうと努力している姿が見られます。自分の気持ちをきち んと話、互いに充分に納得するまで話し合っていって行って欲しいと思います。 <7月のクラス目標> * 幼稚園の外に居る時でも一人一人を守ってくださったことを感謝する。 * 自分の気持ちを友だちに伝え、互いの思いを分かり合う。 * 夏の暑さ、風の気持ち良さを感じ、季節の変化を感じる。 年中 きく組 (ピンクバッチ) 担任:滝島瞳 遊びの中で友だちが仲間に加わっていき、人数がどんどん増えていく事に喜びを感じています。複数の 友だちとの関わりが増えてきた分、行き違いやすれ違いも多くなってきた中で自分の発言が相手をどんな 気持ちにさせてしまうのかを一緒に考えていくことの多かった 6 月でした。言った自分は平気でも言われ た人の心は深く傷ついていること、悲しい気持ちになっていることを伝え、自分の言動を一緒に振り返っ て行くことで、気付けることがあると思います。これまでは相手の立場に立つというのは中々難しかったか もしれませんが、自分の経験を重ね合わせたりしながら相手の気持ちに気付けるようになっていって欲し いと思います。 <7月のクラス目標> ←梅ジュース * お祈りを通して神さまに気持ちを伝える。 作りをしました * 自分の言動が相手の心にどう届くのかを知る。 * 様々な形に姿を変える水に触れ、水に親しむ。 と、周 りの人 に心 配 をかけたくないのです。人 間 やればできないことはないのよ。もうできないとあ きらめるのではなく、目 の前 のできることを積 み重 ねてゆく、そうやって明 日 へつなげてゆきます! できるかできないかではなく、やるかやらないかね。 」赤 い服 を着 たはつのさんは私 が出 会 った誰 よりも元 気 で、元 気 の源 を自 ら守 る方 であった。 日 野 原 医 師 によれば、『人 間 の細 胞 は 120 歳 まで生 きられる様 になっている。』ということである。どういう歳 の と り方 を し てい く か 、た だ 長 生 き をす る の で はな く 、 心 も 身 体 も元 気 に豊 かに、神 さまと共 に日 々を過 ごしていき たいと考 えている。 ←はつのさんの絵のテーマは「子どものころの思い出」 年に 1~2 枚のペースでこれまでに 22 枚もの 100 号の 絵を描き上げている。 年少 つぼみ組 (あかバッチ) 担任:椎野未有 「お団子を作ろう!」と声をかけあって友だちとお団子作りをしたり、まだ上手く作れないお友だちには 「黒いお砂(濡れているお砂)で作るといいよ。」と教えてあげたりと友だちと遊ぶ楽しさを感じ始めていま す。保育室の中でも「(お弁当の時)一緒に座ろう」と誘ったり、「今日帰る時座る約束しよう」と約束をした り、仲間意識が芽生えてきました。その中で、せっかく誘ったのに、相手の方がしたい遊びが自分のやり たい遊びと違っていた時があったり、一緒に遊んでいるうちにどちらが先に玩具を使っていたのか分から なくなってしまうことがあったり。互いの気持ちがすれ違ってしまうことがあります。それぞれに思いがあるこ とを受け止め、気持ちの交通整理をしていきたいと思います。 <7月のクラス目標> * 植物や虫たちにも神さまから、私たちと同じだけの命を頂いていることを知る。 * 友だちとの関わりのなかで遊びにはルールがあることを知る。 * 水の変化や感触を味わいながらプールを楽しむ。
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