全社一丸で、 事業拡大を実現します

トップメッセージ
全社一丸で、
事業拡大を実現します
代表取締役社長
金子 真人
CORPORATE PROFILE
02 アニュアルレポート2015
トップメッセージ
CEOメッセージ
全社一丸で、事業拡大を実現します
変化を捉え、それに応える体制が整いました
製造業において、
ITをこれまで以上に高度に活用して飛躍的に生産性を向上させようとする動きが、世界的に広
まっています。
図研は、
この数年、北米や欧州での新たな開発拠点の設置、国内外の販売体制の強化などの施策を行い、グローバ
ルな市場の変化にいち早く対応し、最適なソリューションやサービスを世界中の顧客に提供していくための体制を整
えました。新たな体制は着実に成果を生みつつあり、今後全社一丸で、更なる事業拡大に取組んでまいります。
世界市場を視野に開発と販売を進めます
図研グループの全社員は、顧客との関係を今まで以上に深めていきます。顧客の目指すものを正しく理解することに
より、常に製品・サービスの価値向上に努め、
ソリューションの提案力を強化します。特に技術革新と市場の拡大が著しい
自動車関連分野、全ての製造業のイノベーションの要となる産業機器分野は、今後図研が世界のモノづくりにおいて、
さ
らにプレゼンスを高めていくための重要な事業領域であり、製品開発と販売の両面から更なる体制強化を図ります。
2期連続で増収増益を達成、増配を実施
図研は第40期の節目の年を迎えました。この記念すべき年度を迎えるにあたって、2015年3月期、新製品の開発
や営業組織体制の強化等によって2期連続の増収増益を達成しました。
図研は株主の皆様への利益還元を経営上の重要な政策と位置付け、安定的かつ継続的な配当を行うことを基本
方針としています。安定的に利益を生み出す基盤強化が着実に進んでいることをうけ、2015年3月期の期末配当金
は3円増配して1株10円とし、年間配当金は17円といたしました。
2016年3月期は普通配当20円に加えて10円の記念配当を実施し、年間配当金は1株30円とする予定です。
皆様には、今後一層のご支援を賜りますよう、
よろしくお願い申しあげます。
CORPORATE PROFILE
03 アニュアルレポート2015
代表取締役社長
トップメッセージ
COOメッセージ
先進のソリューションをスピーディに開発、提供しつづける体制により、
お客様のベスト・パートナーとしての地位を強固なものとしていきます
図研グループは、先端技術を駆使した最新のITソリューションを世界の製造業分野の企業に提供し、モノづくりプロ
セス全体の最適化を実現する最良のパートナーとなることを使命としています。第40期を迎える2016年3月期、私た
ちはお客様との信頼関係をいっそう強固なものとし、その役割の更なる拡大を目指して、以下の施策を推進します。
まず、
電気設計システム
『CR-8000』
シリーズの更なる拡販に取り組みます。
同シリーズは、
最先端のエレクトロニクス製品
開発に貢献する設計プラットフォームとして、
既にグローバル市場で高い評価を獲得しています。2011年10月に世界同時発
表した後も、
各産業分野のグローバル・リーダーであるお客様のニーズを反映して機能向上に努めてきた成果です。
今後、
日
本はもちろん、
グローバルに拡販・サポートできる体制をさらに強化し、
名実ともに世界標準となるシステムを目指します。
さらに自動車の配線設計システムの新製品を開発して市場に投入します。近年、自動車関連分野は技術も市場も激
しい変化のさなかにあります。私たちは、
この変化にスピーディかつ柔軟に対応するため、2014年4月、国内に
「オート
モーティブ&マシナリー事業部」
を設立するとともに、
ドイツにも新たな開発拠点を設置しました。今後は、日本とドイ
ツ拠点の緊密な連携により、開発のスピードを加速します。
そして、
海外事業をさらに強化します。
まずエレクトロニクス製品開発・製造の拠点として目覚ましい成長を遂げるアジ
アにおいて、
米国シリコンバレーに設置した
「Zuken SOZO
(創造)
Center」
との連携によってビジネスの拡大を目指して
います。
また、
2015年には今後の成長市場であるインドに
「Zuken India Private Limited」
を設立、
同社の活動を本格
化させることで、
航空宇宙分野や自動車関連分野などの先進企業や研究機関のニーズに対応していく計画です。一方、
欧州・米国では最新システムである
『CR-8000』の販売を開始しました。すでに、
最新の設計環境を必要とする数々の先
進企業から高い評価を受けており、
今後これらの企業に対する本格的な展開によって一層のビジネス拡大を目指します。
市場変化のスピードは、今後さらに加速していきます。図研グループでは、開発、マーケティングの両面からこの市
場の変化を捉え、スピーディに、最適なソリューションを開発し、設計の効率化と生産性の向上により、世界中のお客様
が目指す先進のモノづくりに貢献していきます。私たちは
「真のグローバルカンパニー」
としてモノづくり企業の最良
のパートナーであり続けるため、不断の努力を続けていきます。
CORPORATE PROFILE
04 アニュアルレポート2015
代表取締役副社長