ハーフフィン - AGC硝子建材株式会社

ハー フフィン
Half-Fin
「ハーフフィン®」(特許平4-38874号)はガラスリブを天井から片持ち梁として使用する方法で、
足元の納まりをすっきりと仕上げることが可能です。
フレームレス構法「テンポイント®」との組み合わせにより、バリエーションが益々広がります。
◆ 構法バリエーション
● 天井面にセットされたガラスフィンにより、すっきりした足元と高い透明性が実現できます。
● ガラスフィンとフェイスガラスは従来の構造シールで接着する方式に加えて、フレームレス構法との融合など
バリエーションが広がりつつあります。
● 金属フィン+支持金物もそのバリエーションのひとつです。
● フェイスガラス下端を固定支持とすることにより、風圧時のフェイスガラスの変位・応力低減も可能です。(特許申請中)
◆ 施工例
松下電工東京本社ビル (東京都)
テンポイント+ハーフフィン
設計 : ㈱日本設計
施工 : 鹿島建設㈱JV
A 地下1階エントランス内観
B 同外観
C 同支持部詳細
A
B
C
◆ハーフフィン®のバリエーション
● テンポイント®支持
ロチュール(特殊ヒンジボルト)利用
● メタルポイント®支持
● 金属フィンの利用
● 手摺との兼用
■テンポイント+ハーフフィン
■メタルポイント+ハーフフィン
■ハーフフィン+金属リブ メタルポ
イント・手摺り
松下電工東京本社ビル (東京都)
テンポイント®+ハーフフィン®
設計 : (株)日本設計
施工 : 鹿島建設(株)JV
ショップフロント
Hoop (大阪府)
メタルポイント+金属フィン
設計 : (株)竹中工務店
施工 : (株)竹中工務店 JV
エレベーターホール
◆ハーフフィン®の設計
吹き抜け部手摺
■ハーフフィン®の応用
■構成部品
ガラスフィン、ロチュール(特殊ヒンジボルト)、支持金物
他
■ガラス品種
強化ガラス、倍強度ガラス、フロートガラス
(単板、合わせガラスを含む)
■ハーフフィン®の設計
設計条件やガラスサイズに応じて、ガラスフィンの長さ・幅を
設計し、FEM解析によるガラスの強度設計を行います。
ガラスフィンは構造的に片持ち梁として機能するため、下地に
しっかりと固定する必要があります。一般的に、ガラスに孔加工を
施し、アングル部品に緊結する方法が使用されます。
■図1 2辺支持条件における解析結果
フェイスガラスの下部をガラスの自立手摺のように、下地に
のみ込ませて固定することにより、フェイスガラスの面外変位を
小さくすることができます。さらに、最大応力の発生場所がガラス
エッジから面内に移動するため、より大きなガラスサイズに対応
することが可能となりました。 (特許申請中)
図1は、2辺支持のガラスが風圧を受けた時の変形、及び応力
分布を模式的に示したものです。一般の2辺支持(図1左)の場合
では、最大応力は縦辺中央部に発生します。しかし、下辺を完全
に固定(図1右)することにより、最大応力の発生場所は下部面内
となり、変位も低減します。
図2は、ハーフフィン®との組み合わせの場合の解析結果です。
■図2 ハーフフィン®の解析結果
引張応力
■通常構法
■下辺固定支持構法
■下辺固定支持構法
圧縮応力
◆ご注意 !
ガラスの特性については、旭硝子カタログをご覧ください。テンポイント®は強化ガラスを用いた商品です。強化ガラスといえども絶対に割れ
ないものではありません。万一の破損に備えて、飛散防止処理を施します。さらに、強化ガラスは極稀にガラス内に残る不純物などに起因
して、外力のない状態で不意に破損することがありますので、特性を十分ご理解の上ご使用ください。
AGC硝子建材株式会社
http://www.glass-system.jp/
ビル営業本部 TEL 03-5806-6603
FAX 03-5806-6623
西日本統轄支社 ビル営業本部 TEL 06-6131-5810
FAX 06-4804-2100
仙台支店
TEL 022-235-2261
FAX 022-235-2268
名古屋支店
FAX 052-822-8312
九州支店
TEL 0942-87-7577
FAX 0942-87-7578
TEL 052-822-8311