動物と私たちのくらし 動物と私たちのくらし 竹田 謙一 他

時間割コード
授業題目
14703101
動物と私たちのくらし
動物と私たちのくらし
授
業 英文授業名 Animals in human lives
科
単位数
2
講義期間 前期
目
講義室 共通教育20講義室
担当教員
竹田 謙一 他
曜日・時限 水曜・4時限
授業形態
講義
(1)授業のねらい
授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通
・◎科学諸分野の歴史やその成果に関して幅広く理解できる【科学リテラシー】
・◎専門学問分野における知識・技能を備え、それらを応用できる【専門知識と応用力】
【授業の達成目標】
・人と動物との関わりの歴史について、本講義を受講していない学生にも説明できる。
・学生が所属する学部における専門性と、本講義で得られた知識との関連性を課題レポートを
通して、説明できる。
【授業のねらい】
人間がどのような場面で、どのような形で動物とかかわっているのか、相互にどのように影響
を及ぼしあっているのかを解明することなくして、人の健康や生活の質の向上、さらに人類を
含めた地球上の動物の永続性を保障することはもはや困難です。この授業では、直接的な家畜
生産、すなわち、乳肉卵の利用だけでなく、人間の幸福と地球上の生き物の永続性を実現する
ため、人間をとりまく動物との相互関係の歴史と文化を理解し、私たちの暮らしの中における
人と動物との関わりの意義と役割ならびにその活用に関する基礎的知識の涵養を目標としてい
ます。
対象学生 全
備考
【地域】
(5)成績評価の基準
出席回数が10回以上ないと成績評価できません。10回未満の場合で、特に取り消しの申し
出が決められた期日までに行われなかった学生は、不可として扱います。
15回の講義の中で、受講生各自が興味を持った内容は異なると思います。しかし、それぞれ
に印象の残る内容や、自分でさらに調べてみたいテーマもあるかと思います。
少なくても、15回中、4つの内容については、積極的に興味を持ち、そのことを十分理解し
ているか、期末試験で問います。
その4つの内容について論理的に説明できていれば、本講義内容について卓越して理解できて
いる、あるいはかなり上にあると判断し、「秀」、「優」と評価されます。以降、内容の概略
だけの説明に終始していれば、授業理解度は一定の水準にあると判断され、その場合は「可」
と評価されます。
期末試験で60点に満たなかった場合には、単位が出せません(不可となる)。
(2)授業の概要
はじめに、私たちの生活の中で接点のある動物を紹介し、そのような接点が生じた歴史的、
文化的背景を学びます。そして、最も接点のある「食」に焦点を絞り、肉、乳、卵のおいしさ
の秘密と人の健康に及ぼす影響について学習します。さらに、「食」以外の場面における人と
動物のかかわりに視点を移し、動物の理解と、そこから得られる「人の幸せ」について講義し
ます。また,人が動物の生活へ過度に介入することによって生じる弊害についても講義し,受
講する学生諸君が,私たちの生活における動物の役割や位置付けについて,学んでもらいます。
本授業は,農学部食料生産科学科の動物生産学コース教員によるリレー式講義です。
(6)事前事後学習の内容
単位取得には授業時間以外の予習、復習が必要です。複数教員による連続講義のため、予習
を行うことは難しいですが、本授業は私たちのくらしが動物が与えてくれる食べ物,娯楽,癒
し、知識によって支えられていることを学びます。したがって、授業後にはもう一度、配布資
料を読み返し、日々の生活の中で、動物との関わりを体験してください(スーパー、飼育して
いるペット、動物園等)。
(3)授業のキーワード
動物、人間の生活、多様性、畜産、健康、食品
(7)履修上の注意
人数が多い場合(100名超過)は受講制限をすることもあります。受講を希望する人は、必ず第
1回目の講義に出席してください(編入学により受講の可否が未確定な場合は、その限りではあ
りません)。
なお、受講制限を行うにあたって、本講義は教養科目ではありますが、農学部動物資源生命科
学コースの学生に本講義を履修するよう指導していることから、当該学科の学生を優先します。
(4)授業計画
1.4/8 竹田 動物と人との関係
2.4/15 泉山 家畜のいる生活(移牧と遊牧)
3.4/22 泉山 人とケモノの関わり合いの歴史
4.5/1 竹田 シカ肉を食べよう ∼信州ジビエの魅力と課題∼
5.5/13 竹田 動物の福祉を考える ∼愛護、保護、福祉の違い∼
6.5/20 竹田 動物園の楽しみ方
7.5/27 竹田 信州ならではの動物 ∼木曽馬を知る∼
8.6/3 上野 動物が食べるということ(動物と栄養)
9.6/10 上野 動物を食べるということ(人間と栄養)
10.6/17 神 ハムの作り方と食べ方
11.6/24 神 おいしい肉と肉料理の科学
12.7/1 濵野 動物の雄と雌
13.7/8 濵野 動物の精子と卵子
14.7/15 渡邉 人と動物との共通感染症
15.7/22 渡邉 ウマと人との歴史 −サラブレッドを知る−
期末 7/29 上野 筆記試験
(8)質問,相談への対応
個々の授業内容については,それぞれの担当教員に直接,尋ねてください。
授業全体に関する質問や相談は,責任担当教員の竹田まで,電話またはメールで問い合わせて
ください。
農学部内線 2420
e-mail ktakeda@shinshu-u.ac.jp
【教科書】
特に指定しません。
【参考書】
各講義時に,プリントを配布します。
時間割コード
授業題目
授
業 英文授業名
科
単位数
目
講義室
担当教員
講義期間
曜日・時限
授業形態
対象学生
備考