【2】交通機関として民鉄が担う役割

【2】交通機関として民鉄が担う役割
交通手段のなかで民鉄の分担率は11.0%
2010年度 国内旅客輸送の民鉄の輸送分担率は11.0%、
JRと合わせた鉄道の分担率は約3割と
なっています。鉄道以外に、営業用バス・タクシー等も含めた陸上公共交通機関の分担率は35.5%
です。
これに対して、自家用乗用車等の占める割合は58.9%です。
環境保護やエネルギー効率などの面から公共交通機関の利用促進が求められています。
国内旅客輸送量の輸送機関分担率の推移
(輸送人キロベース)
%
100
90 16.0 16.2 15.8 14.7 14.7 14.9 15.0 15.1 15.3 15.4
15.6 15.5 15.6 15.6 15.6 16.016.5 17.0 17.4 17.9 18.4 18.9 19.5 19.7
軽自動車等
80
70
38.1 39.1 41.0 41.3 41.2 41.7 42.0 42.4 42.8
43.1 43.6 44.3 44.4 44.4 44.4 44.1 43.5 42.9 41.6 40.4 39.6 38.9 38.9 38.5
自家用
乗用車
60
50
3.0
40
3.5
0.5
1.4
2.8
3.5
0.5
1.3
6.3 6.2
30
2.7
3.7
0.5
1.3
0.7
2.5 2.3 2.1
1.1 1.2 1.2 1.2
2.0 1.8 1.7
5.4
1.1 1.0 1.1 6.1 6.0 5.8 5.5
1.1
1.6
1.4
5.9
1.4 1.3 1.2 5.9 5.8 5.8
4.0 4.2 4.2
1.5
4.2
0.5
1.2
0.5
1.2
0.5
1.2
0.4
1.1
4.5
4.7
0.4
0.4
4.9
20
0
0.4
1.1
5.3
0.3
5.6
0.3
5.6
0.3
5.7
0.3
0.3
0.3
0.3
0.3
0.3
0.3
0.3
0.2
0.2
1.2
0.8 0.8 0.7
1.0
0.8 0.8
5.9 6.0 5.8 5.7 5.6 5.5 5.3 0.9 0.9 0.9 0.9 0.8 0.8
0.8
0.8 0.8
5.1 5.0
5.0 4.9 4.9 4.9 4.9 5.0 5.0 5.2 5.2 5.1 5.3 5.2 5.3
12.6 12.1 11.5 11.5 11.5 11.3 11.3 11.2 10.9 10.7
10
5.2
0.4
10.4 10.3 10.1 10.1 10.1 10.0 10.1 10.1 10.3 10.5 10.6 10.8 10.9 11.0
18.5 18.3 17.6 18.3 18.6 18.4 18.4 18.0 17.9 17.9 17.5 17.0 16.9 17.0 16.9 16.8 16.9 17.1 17.4 17.8 18.1 18.2 17.8 18.0
自家用バス
航空
旅客船
タクシー等
営業用バス
民鉄
JR
1987 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 2000 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10年度
国土交通省データをもとに推計
※2010年度以降の自家用車のデータは公表されていない
(注)四捨五入のため、合計は必ずしも100%にならない。
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大手民鉄の素顔 2015年10月
三大都市圏の民鉄の1日の輸送人員は2,798万人
東京・名古屋・大 阪 を 中 心 と す る 三 大 都 市 圏 の 鉄 軌 道 の 年 間 輸 送 人 員 は 約201億9,998万人
(1日 平 均 約5,534万 人)で、そ の う ち 民 鉄 の 占 め る 割 合 は、首 都 交 通 圏 で53.3%、中 京 交 通 圏 で
40.7%、京阪神交通圏で44.2%となっており、大都市圏の基幹的な交通機関として、大きな役割を
担っています。
三大都市交通圏の交通機関別鉄軌道輸送人員の割合
(2010年度)
■凡例
JR
公営地下鉄
首都交通圏の輸送人員
(年
民 鉄
間)
144億人
(1日平均)
3,956万人
8.1%
38.5%
53.3%
京阪神交通圏の輸送人員
(年
間)
46億人
(1日平均)
1,273万人
28.9%
26.9%
中京交通圏の輸送人員
間)
11億人
(年
44.2%
(1日平均)
305万人
21.4%
民鉄の輸送人員
(年
間)
21億人
民鉄の輸送人員
(年
間)
77億人
(1日平均)
2,112万人
37.9%
※東京メ
トロは民鉄に含む。
40.7%
(1日平均)
562万人
民鉄の輸送人員
(年
間)
4 . 5 億人
(1日平均)
1 2 4 万人
首都交通圏:東京駅中心に半径50km
中京交通圏:名古屋駅中心に半径40km
京阪神交通圏:大阪駅中心に半径50km
但し、特に交通不便な地域及びその大半が
圏外にある行政区域は除外
資料:国土交通省「平成22年度 鉄道統計年報」
〃 「平成24年版 都市交通年報」
(注)円グラフの割合は年間の人員による。
四捨五入のため、合計は必ずしも100%にならない。
大手民鉄の素顔 2015年10月
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