(会員限定) ドル円 サイクル分析 4 月後半から 5 月前半への展開予想

■(会員限定) ドル円 サイクル分析 4 月後半から 5 月前半への展開予想
2015/4/21
北辰物産株式会社
作成:山本
『波動展望の部屋』
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【背景】
日銀追加金融緩和サプライズ(2014/10/31)による上昇が一服するも、利上げ準備に入った米連銀との金融政
策相違によるドル高円安基調が継続している。4 月 13 日の浜田参与発言等、過度の円安に対する牽制もあり、
米国側が 121 円超の円安を望んでいない可能性もあるため、しばらくは高値圏を維持しつつも、ややレンジの大
きな往来相場で中段を形成する印象。
昨年 10 月 31 日のサプライズ追加緩和から半年を経過する 4 月末の次回日銀金融政策決定会合が注目され
るが、そこで追加緩和無しの場合や、直後の米FOMCから下落の場合は 115 円台後半試しも警戒される。 概
ね 1 年周期の天井、底打ちサイクルでは、12 月 8 日と 3 月 10 日高値でダブル天井をつけたと思われる。このた
め、次のボトム形成期となる 5 月後半から 7 月にかけて、調整的な横ばい相場の下限を試しやすいとみる。
【3~4 か月サイクル 短期見通し】
概ね 3 か月から 4 か月周期のサイクルにおいては、1 月 16 日安値を同サイクルボトムとし、12 月 8 日とダブル
天井となる 3 月 10 日高値でサイクルトップをつけ、下落期に入った。このボトム形成期は 4 月中後半から 5 月前
半にかけての間であり、前回サイクルボトムから日足 67 本目となる 4 月 20 日安値で直近のサイクルボトムをつけ
た可能性がある。120 円台乗せ、維持の場合はその可能性が高まるとみる。
ボトム形成期としては 5 月前半まで延びる可能性もあるため 4 月 20 日安値を割り込む場合は月末の日銀金融
政策決定会合および米連銀FOMCを前後するところでボトムをつける可能性を考える。それらを強気して上昇な
ら、直前安値をボトムとした上昇とし、次のトップ形成期となる 6 月から 7 月への上昇を想定する。それらを弱気し
て一段安する場合は、下落を消化したのちの反発から、次の上昇サイクル入りと考える。
120 円から 3 月 10 日高値 122.02 円にかけては売り上がりゾーンとし、4 月 20 日安値割れからは 115 円台後
編への下落を想定する。3 月高値更新の場合はドテン買いとし、125 円超を目指す上昇を想定する。
【4 月中後半の想定レンジ】
上値抵抗線
121.00 ~ 3 月 10 日高値(122.02)
下値支持線
4 月 20 日安値(118.52)
→
2007 年 6 月天井(124.15) ~ 128.11
117.00 ~ 1 月 16 日安値(115.84)
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