1-3 契約の有効要件と有効に成立した契約関係の処理のまとめ (P2

❶ 民法その他の法令 1 契約の成立と契約の有効要件 / 3
●1-3 契約の有効要件と有効に成立した契約関係の処理のまとめ (P2~P27)
契約成立
➩意思表示が合致することにより、契約は成立する
・債権債務の発生 所有権の移転 P2
・意思表示が合致し契約が成立すると、どのような場合でも、そのまま効力を発生させて良いのか? ・意思表示に問題があった場合・・・詐欺、強迫、通謀虚偽表示、心裡留保、錯誤
P4 P5 P6 P8 P9 ・意思表示をした人に問題があった場合・・・制限行為能力者制度 P10
契約の有効要件
P4~12
∵経済的な判断能力が不十分 ex.未成年者・成年被後見人・被保佐人・被補助人
・契約の内容に問題があった場合・・・公序良俗違反
P12
問題がある
問題がない
取消しできる
有効
無効
契約の効果帰属要件
詐欺、強迫、制限行為能力者制度の場合は、
取消しすると初めに遡って無効とみなされる cf.P12
初めから効果が発生しないこと cf.P12
・代理人による契約の効果
P24~27
・弁済による債務の消滅 P13
債務の本旨に従った給付をなすこと(=契約どおりに履行すること)による債務の消滅
有効に成立した
契約関係の処理
P13~16
・債務不履行による損害賠償請求・解除 (履行遅滞・履行不能・不完全履行) P14
契約締結後、債務者の帰責事由によって、約束どおりに履行されない場合
・売主の担保責任による損害賠償請求・解除 P16
契約締結前から、目的物に隠れたる瑕疵があった場合など
●1-4 売買契約費用 ・・・民法の考え方の基本
・売買契約に関する費用は、当事者双方が等しい割合で負担する ex.目的不動産の評価・測量費用
売買契約に関する費用
売主A
▲
買主B
∵売主・買主どちらの為にだけになるものではないので、公平でしょ! 利益衡量・価値判断
もし、どちらか一方のために有利なことであれば、民法はその者の負担にしたはず
kajiwarajuku