Ⅸ 小学 校学 校 質問 紙 小 学 校学 校質 問 紙① (課 題 があ る と考 えら れ る質 問) ◆ 指導 方法 ・ 学習 規律 ( 4 3) ( 4 4) ○ (43)「 学 校 生 活 の 中 で , 児 童 一 人 一 人 の よ い 点 や 可 能 性 を 見 付 け , 児 童 に 伝 え る な ど 積 極 的 に 評 価 し た か 」 に つ い て は ,「 よ く 行 っ た 」 と 回 答 し た 割 合 (37.9% ) が 全 国 (46.4% ) や県 (41.7%) に 比べ てや や 低い 。 特 別活 動 を 充 実 させ る こ と は ,学 力 の 向 上 を 支 える と も 言 われ て い る 。 児 童が 自ら 気 づ き ,考 え , 実 践 する 機 会 を 適 切に 設 け , よ さ や 可能 性 を 積 極的 に 評 価 す る よう にし た い。 ○ (44)「 学 習規 律 ( 私 語 をし な い , 話 を し てい る 人 の 方を 向 い て 聞 く ,聞 き 手に 向か っ て 話 をす る , 授 業 開始 の チ ャ イ ムを 守 る な ど ) の 維持 を 徹 底 した か に つ い て は, よく 行 った 割合 ( 50.0%) が 全国 ( 58.0%) や 県( 50.8% )に 比 べて やや 低 い傾 向に あ る。 低 学年 か ら 高 学 年 ま で, 児 童 の 実 態や 発 達 段 階 に 応じ た 学 習 規 律 の徹 底 に 関す る指 導 を さ らに 充 実 さ せ るこ と が 必 要 であ る 。 ま た , 担 任の 指 導 ば かり で な く , 学 校全 体と し て 一 貫性 の あ る 指 導に つ い て さ らに 見 直 し , 学 校 全体 で 指 導 を推 進 し て い く こと がで き るよ うに し たい 。 < 参考 資料 > ・ 楽し く 豊か な学 級 ・学 校 生活 をつ く る特 別活 動 ・ 授業 を つく る1 6 の視 点 (福 島県 授 業改 善研 究 会) - 61 - 小 学 校編 (国 立 教育 施策 研 究所 ) 小 学 校学 校質 問 紙② (課 題 があ る と考 えら れ る質 問) ◆ 言語 活動 ( 1 9) ( 2 0) ( 2 1) ○ (19)「 学 級や グ ル ー プ での 話 合 い な ど の 活動 で , 自 分の 考 え を 相 手 にし っ かり と伝 え る こ とが で き て い ると 思 う か 」 につ い て 「 そ の 通 りだ と 思 う ・ど ち ら か と い えば ,そ う 思 う 」と 答 え た 学 校の 割 合 ( 66.7% ) が , 全国 ( 71.9% ) よ りも 下 回 って い る。 また , ( 20) 「 相手 の話 を 最後 まで 聞 くこ と がで きて いる と 思う か」へ の 回答 傾向 と 比べ る と, 「 伝 える 」 こ と に つい て 「 聞 く 」こ と よ り も 苦 手 意識 を 持 っ てい る と 考 え ら れる 。さ ら に ,( 21)「 学 級 や グ ル ー プ で の 話 合 い な ど の 活 動 で , 自 分 の 考 え を 深 め た り , 広 げ た り す るこ と が で き てい る と 思 う か」 に つ い て 「 そ の通 り だ と 思う ・ ど ち ら か とい えば そ う 思 う 」 と 答 え た 学 校 の 割 合 (59.1% ) が , 全 国 ( 67.1% ) や 県 ( 62.7% ) と 比 べ る と 低い 。 各 教科 等 の 学 習 にお い て 書 く 活動 を 大 切 に し , 自分 の 考 え をし っ か り 持 た せて いく と と も に, 小 集 団 や 学級 全 体 で 交 流し な が ら , 互 い の考 え を 深 めて い く 活 動 を 意図 的・ 計 画 的 に行 い , 伝 え たい こ と を は っき り 話 し た り , 自分 の 考 え と比 べ な が ら 聞 いた りす る 力を 身に つ けさ せた い。< 参考 資料 > 授業 をつ く る1 6 の視 点( 福 島県 授業 改 善研 究 会) - 62 - 小 学 校学 校質 問 紙③ (課 題 があ る と考 えら れ る質 問) ◆ 個に 応じ た 指導 (習 熟 度別 少 人数 指導 ) ( 5 5) ( 5 6) ( 5 7) ○ (55)算 数 科の 授業 に おい て, 「 習 熟 の遅 いグ ルー プ に対 し て少 人 数に よる 指導 を 行い, 修 得 でき る よ う に した か 」 (56)「 習 熟 の 早 いグ ル ー プ に対 し て 少 人 数 によ る 指導 を行 い 発 展 的な 内 容 を 扱 った か に 」 に つい て は , 全 国 や 県と 比 べ る と年 間 の 実 施 時 数が 少な い 傾向 にあ る。また,(57)算 数 の授 業に お いて,前 年度 にテ ィ ーム テ ィー チン グ( T・ T) に よ る指 導 を 実 施 して い な い 割 合は , 57.6%で あ り , 年間 の 授 業 の う ちお お よそ 1/ 4 以 上 実施 し た 割 合 (24.3%) を 全 国 ( 45.5% ) や県 ( 38.6% ) と 比較 して も ,低 くな っ てい る。 算 数科 に お い て は, 個 人 差 へ の対 応 は 特 に 重 要 であ り , 児 童一 人 一 人 の 実 態に 応じ た き め 細か な 指 導 を 進め て い か な けれ ば な ら な い 。 その た め に は, 効 果 が 期 待 でき る単 元 の 授 業や 単 元 末 の 定着 を 図 る 場 面等 に お い て , 習 熟度 別 指 導 やT ・ T に よ る 指導 など , - 63 - 個に 応じ た 指導 を適 切 に取 り 入れ てい く こと が重 要 であ る 。 習 熟度 別 指 導 を 行う 際 は , 指 導者 は 各 コ ー ス の 指導 の ね ら いを 明 確 に し て 臨む とと も に , 児童 に と っ て も自 分 の 能 力 に合 っ た コ ー ス を 選択 で き る よう に す る な ど ,適 切な 学 習 集 団の 編 制 , 保 護者 や 児 童 へ の丁 寧 な 説 明 に 心 がけ る こ と が大 切 で あ る 。 また ,T ・ T の 指導 に お い て も, そ の ね ら いや 教 師 の 役 割 分 担を 明 確 に した り , 打 ち 合 わせ の時 間 を 設 定す る な ど し て, 効 果 的 な 指導 が 行 わ れる よう 配慮 す るこ と が必 要で あ る。 < 参考 資料 > 平 成27年 度学 校 教育 指導 の 重点 P12~13( 福島 県 教育 委員 会 ) 少 人数 教 育の 充 実の ため に Vol1~ 4 「少 人数 教 育関 係 者会 議」 の 概要 (福 島 県教 育 委員 会) 少 人数 教 育の 充 実の ため に (検 討の ま とめ)(少 人 数教 育検 討 委員 会) 少 人数 指 導「 指 導資 料」 福 島県 教育 セ ンタ ー ホー ムペ ー ジ http://www.cms-center.gr.fks.ed.jp/?page_id=1362 平 成27年 度 少 人数 教育 の 充実 に向 け た取 組 < 習熟 度別 学 習の ポイ ン ト> ☆ 授業 前で は … ・習 熟度 別 学習 を取 り 入れ る 重点 単元 を 選定 する 。 ・各 コー ス の学 習問 題 や学 習 展開 につ い て, 質・ 量 の両 面 で検 討し , 共通 理解 を 図る 。 ・児 童生 徒 の主 体性 を 重視 し たコ ース の 選択 につ い て共 通 理解 を図 る 。 ☆ 授業 中で は …( 児童 生 徒一 人 一人 の達 成 感・ 満足 感 ・自 己 肯定 感を 高 める ) ・授 業展 開 にお ける 発 問や 指 示を 工夫 す る。 ・個 で学 ぶ 時間 と集 団 で学 ぶ 時間 の量 と 質に 配慮 す る。 ☆ 授業 後で は … ・コ ース で 学習 した こ とが 生 かさ れ,自 己 肯定 感を 高め る 評価 に つい て共 通 理解 を図 る。 < T・ Tの ポ イン ト> ☆ 授業 前で は … ・板 書案 等 を基 に, 授 業イ メ ージ を具 体 化し ,共 通 理解 を 図る 。 ・授 業の ね らい を確 認 し, 児 童生 徒の 授 業終 了時 の 学の 姿 で共 通理 解 を図 る。 ☆ 授業 中で は …( 一人 で は大 変 でも ,複 数 の教 員が い るこ と で… ) ・児 童生 徒 のつ ぶや き を拾 い ,全 体に 問 い返 す ・児 童生 徒 の学 びの 事 実を 的 確に 見取 り ,判 断し , 共有 さ せる 。 ・ 児 童生 徒 の 学 び の事 実 を 基 に ,随 時 相 談 し た り ,確 認 等 し たり し な が ら , 柔軟 に授 業 を 展開 す る。 ☆ 授業 後で は … ・ 授 業記 録 ( 児 童 生徒 の 発 言 や 効果 が あ っ た 指 導 等の 簡 単 な メモ ) を 共 有 し ,学 びの 事 実 を累 積 する 。 ・ 授 業の 振 り 返 り を通 し て , 指 導形 態 や 指 導 方 法 ,教 材 等 の よさ や 改 善 点 を 確認 し, 次 の 授業 に 生か す。 平成 27年 度 学校 教 育指 導の 重 点 - 64 - P13 小 学 校学 校質 問 紙④ (課 題 があ る と考 えら れ る質 問) ◆ 地域 の人 材 ・施 設の 活 用 ( 8 6) ( 8 7) ( 8 8) ○ (86)(87)「 P TA や 学 校 支 援 地域 本 部 な ど の 学校 支 援 ボ ラ ンテ ィ ア の仕 組 みに よる ボ ラ ン ティ ア と し て の学 校 で の 活 動の 参 加 」 に つ い て「 よ く 参 加し て く れ る ・ 参加 して く れる 」と 回 答し た学 校 割合 は ,全 国や 県 と比 較す る と下 回 って いる 。 ○ (88)ボ ラ ン テ ィ ア を 活 用 し た 取 組 が , 学 校 の 教 育 水 準 (情 操 教 育 も 含 め る ) の 向 上 に 良 い 効果 を も た ら して い る 。 本 市に お い て も 肯 定 的な 回 答 の 割合 が 高 く , 学 校図 書ボ ラ ン テ ィア や ガ ー デ ニン グ ボ ラ ン ティ ア な ど , 地 域 の特 色 を 生 かし た 各 学 校 に おけ る創 意 工夫 した 取 組が 成果 を 上げ て いる もの と 考え られ る 。 今 後 , 継 続し た 取 組 と して , 学 力 向 上 の ため に , ボ ラン テ イ ア に よ る学 習 活動 のサ ポ ー ト の積 極 的 な 活 用を 図 っ た り ,ボ ラ ン テ ィ ア 体 制の 定 着 の ため に , 教 育 課 程へ の計 画 的な 位置 づ けを 行っ て いく こ とな ども 必 要で ある 。 - 65 - 小 学 校学 校質 問 紙⑤ (課 題 があ る と考 えら れ る質 問) ◆ 教員 研修 , 学校 ,教 職 員の 取 組 ( 1 00 ) ( 1 03 ) ○ (100)「 外 部 講 師 を 招 聘 し て の 校 内 研 修 を 実 施 す る 等 の 積 極 的 な 取 組 を 行 っ て い る 」 と回 答し た 学校 の割 合 が, 全 国, 県よ り 下回 って い る。 ○ (103)「 授 業 研 究 を 伴 う 校 内 研 修 の 回 数 」 が , 全 国 ・ 県 よ り 下 回 っ て い る 。 授 業 力 向 上に 向け て の取 組と し て, 授 業研 究を 効 果的 に機 能 させ て いき たい 。 い わき 市 内 で は , こ れま で , 各 校 にお い て 教 科 指 定研 修 や テ ー マ 設定 に よ る研 修を 行 っ た り, 中 学 校 学 区の 小 中 連 携 を通 し て の 学 力 向 上研 修 を 行 った り す る な ど の取 組が 見 られ てい る 。 今 後 , 校 内研 修 の 活 性 化に つ な が る 外 部 講師 の 積 極 的活 用 を 図 る こ と, 基 本研 修( 初 任 者 研修 , 経 験 者 研修 Ⅰ ・ Ⅱ ・ Ⅲ) と 校 内 研 修 を 連携 さ せ て いく こ と , 教 員 相互 で授 業 を見 合う 研 修の 日常 化 を図 っ てい くこ と など によ り ,学 習 指導 の充 実 を図 る。 - 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