ボストン・ニューヨーク視察のレポート

昨年、弊社で初めて海外研修に参加した菊地からも色々なアドバイスをもらい、今年は岡田がアメリカでの給食施設研修視察
に参加します!!弊社では主に高齢者施設の給食業務に多く携わっているため、アメリカでの高齢者施設の現状を見てきたい
と思います。また、同じ職種の栄養士が参加する研修なので、参加者同士の交流があるのもとても楽しみです。
1 日目
6 月 3 日(日)
ボストンに到着
シカゴを経由してボストンに到着!!約14時間の長い空の旅でした。
これからの8日間のことを考えると色々な期待が膨らみ、飛行機内では
ほとんど眠れませんでした。
初日は雨が降っていて天気に恵まれず残念でしたがハーバード大学や
ボストンの街を観光し、夜はオリエンテーションを行いました。
←ハーバード大学図書館
夜はホテル内でオリエンテーションを
行いました。
やっとシカゴに到着しまし
日本全国から集まった参加者の皆さんと
た。ここからさらに約 2 時
初めてながらも色々と話が弾みました。
間、飛行機に乗りボストン
夕食はボストン名物のロブスターです。
に向かいます。
目の前に出てきた瞬間にあまりの大きさに
「びっくり!!」しました。
2 日目
6 月 4 日(月)
ジョスリン糖尿病センターでセミナーと視察
ジョスリン糖尿病センター
糖尿病の治療・研究のメッカとして世界最先端に位置。
世界中からも患者さんが来るそうです。
ここではDO IT プログラムという 集中治療プログラムがあり、医
師・看護師・栄養士などが 4 日間にわたり患者の治療を行います。
また、ここでは合併症による目の治療や
うつ病に対してのケア・民族別のケアも
しています。
患者さんのケアをする際には「どういう
生き方をすればよいか」をモットーと
しています。
糖尿病センター内は中心が吹き抜
けになっており、とても開放的で
明るい空間になっているのが印象
的でした。
3 日目
6 月 5 日(火)
ボストンを発ち、次はニューヨークへ
3日目は飛行機でニューヨークへと移動しました。
ボストンの朝
今日でボストンともお別れ・・・。
歴史ある建物が多く落ち着いた雰囲気の街
でした。
ボストンでの2日間はあっという間でもう
少しいたい気もしましたが次のニューヨー
クも楽しみです!!
ニューヨークに到着!!
←レッドソックスの
スタジアム
松坂効果 か日本人も多
くみられました。
バスの中から見えてきたニューヨ
ーク の街 並 みに 期待 が 膨ら みま
す。高層ビルが立ち並び、ボスト
ンとはまた違った雰囲気です。
4 日目
6 月 6 日(水)
≪1 箇所目
ニューヨーク市内
病院視察
ニューヨーク・プレスビテリアン・ホスピタル≫
日本からも心臓移植のために患者さんが来るほど臓器移植やその他の
様々な分野で優れた病院です。
様々な国の患者さんにきめ細かいサービスや対応が出来るように
それぞれの国のアドバイザーがいます。
日本の方もいました。
お客様からより満足していただくために、退院
病院のVIPルーム
後のアンケートを実施しています。それによっ
窓からの眺めが最高でし
て料理の温度についての質も以前よりアップし
た!!
たそうです。
1 泊$990~1100
食事の提供方法:クックサーブ
一食前に調理する
(例:次の日の朝の分は前日の夕に調理)
↓
45分位温める
↓
病棟にてカートごとさらに温める
↓
提供
←外来の患者さんなどが買うサンドイッチ
弁当も同じ厨房で作られています
≪2箇所目
ニューヨーク
ベルビュー・ホスピタル・センター≫
国立の病院で、入院患者800名分に加え、囚人や知的障害児などの食事1000名分を提供しています。
食事の提供方法:クックチル
厨房スタッフ人数:20名
食事の提供は委託会社が行っています。
食事開始時間などすべてコンピューター
でプログラム化されています。
以前はクックサーブでの提供でしたが
クックチルに変わってからは患者さん
から「以前のほうが手作り感があって
よかった」との声もあるそうです。
≪夜 オプショナルツアー ハドソン川 ディナークルーズ≫
オプショナルツアーでは船に乗り、ディナーと船からのニューヨークの風景を
楽しみました!!
これからこの船に乗って
ディナークルーズが始まります!!
船からみたニューヨーク
の街並み。
高くそびえ立つのが、か
の有名な「エンパイア・
ステート・ビル」です。
夕焼けにそまる「自由の女神」
とても幻想的で感動しました!!
5日目
6月7日(木)ニューヨーク市内
高齢者施設視察
≪イザベラ・ジェリアトリック・センター≫
1875年創立
キャンパス内には「老人ホーム」、「リハビリテーシ
ョン」、「高齢者住宅」、「デイケア兼ヘルスケア」な
どがあります。全体で705名が生活しており、住
宅には30人近くの日系人が住んでいます。
食事の提供方法:クックサーブ
調理のみ委託会社が行っています。
現在は厨房内でコンベアを使用して盛付を行っていま
すが、お客様により満足していただくために各フロア
での盛付に変更する予定です。
ここでは医師・看護師・セラピスト・ソーシャルワー
カー・栄養士が一丸となってチーム医療を行っていま
す。
昼食をご馳走になりまし
た。1食当り46セント。
安すぎる・・・・。
6日目
6月8日(金)
自由行動
最終日は自由行動でショッピングやニューヨークの街の散策を楽しみました。
有名なコンサートが開かれ
る「カーネギーホール」
地下鉄にも乗りました。昼間はとても空
いていて快適!!ニューヨーク市内を移
動するにはとても便利です。
夜はさよならパーティーがありました。
参加者の皆さんとの最後の夜となり、寂しい気もしましたが
会話を楽しんだり、手品師が各テーブルで手品を披露してくれたり
と思い出に残るものになりました。
7・8日目
6月9日(土)~10日(日)ニューヨークを発ち、日本へ帰国
8日間はあっという間でしたが色々な経験が出来て、とても充実したものでした。
アメリカの素晴らしさを実感出来るだけでなく、同時に日本の良さを感じることも出来ました。
来年も海外研修が行われるそうです。是非今後もたくさんの栄養士に海外研修に参加し、広い世界を見てもらいたいです。
日本とは違う世界を見て視野を大きく広げることも出来ますし、栄養士同士の交流もあり、自分の大きな財産になる研修に
なるはずです。
岡田 真由美
東京農業大学応用生物科学部
栄養科学科管理栄養士専攻卒業。
2002 年アミールトゥラストに入社。
管理栄養士を取得し、第3エリアマネージャとして活躍中。