資料2 次期行政改革推進計画の策定方針 1 策定の趣旨 現行政改革大綱では、厳しい財政状況を反映した結果、「量」の面に重きを置い た改革に取り組んでまいりました。 しかしながら、地方自治体を取り巻く環境は、少子高齢化の一層の進行、市民ニ ーズの多様化、地方分権の進展など多岐に渡り著しく変化しております。社会状況 が大きく変化する中で、限りある行政資源を効果的に投下し、新たな行政課題や市 民ニーズに的確に対応するためには、積極的な事業の選択と集中が必要となります。 このような現状を踏まえ、市民満足度と費用対効果の高いサービスを提供するた めに、今後は「質」を重視した行政経営の改革を図ります。そして、市民との協働 によるまちづくり体制と行財政マネジメントに基づく行政経営の構築により、持続 可能な自治体運営の実現と市の最上位計画である第六次総合計画に掲げる将来像 「心安らぐ 幸せ実感都市 はしま」を具現化する指針として、新たな行政改革推 進計画を策定します。 2 基本目標 人口減少社会を迎えて、効率的で質の高い行政サービスを持続的かつ安定的に提 供できる体制づくりを旨として、『 自律した自治体運営の確立 』とします。 3 推進計画の期間 平成27年度から平成31年度までの5年間とします。 4 基本方針と取組項目 本市における行政経営改革は、基本的な考え方や方針を示した行政経営改革大綱 と、その体系ごとに具体的な改革項目を定める推進計画を策定し、これを実行しま す。 また、大綱に定める『基本方針』については、第六次総合計画基本構想に定める 「計画の実現に向けて」の5項目を基に定めました。 さらに、基本方針ごとに定める『取組項目』についても、これまでの成果や課題、 そして量から質への改革の転換の必要性を踏まえ、とりまとめました。なお、より 具体的な計画である『改革項目』については、今後実行部署との調整を図りながら、 検討してまいります。 ○基本方針と取組項目の関連 目 標 基 Ⅰ 本 方 針 取組項目と▽新たな改革項目(案) 市民協働の推進 ・市民の声が行政に届く仕組みづくり ・ボランティアなど多様な市民活動の支援 市民協働・市民参画の推進 ▽自治基本条例の制定 ▽市民参画機会の拡充 多様な市民活動の支援 Ⅱ 自 男女共同参画の推進 ・能力を活かした社会参画を促す意識改革 ・地域や職場等で男女が尊重し合う環境づくり 女性の市政参画機会の拡充 ▽女性委員の増員 ▽女性職員の管理職登用 尊重し合う環境づくり 律 ▽男性職員の育児休暇等の取得 し た 自 Ⅲ 開かれた行政の実現 ・市民と情報共有するための透明度の高い行政 経営と窓口機能の強化 ・的確な市民ニーズの把握、行政情報の積極的な 治 提供 営 市民ニーズの把握 市民との情報共有 ▽情報公開の充実 ▽不当要求行為への適切な対応 Ⅳ 効率的な行財政運営の実現 ・限られた財源で最大限の効果を得るために、 施策の選択と集中 の ▽マイナンバー制度の活用 公正の確保と透明性の向上 体 運 市民の利便性の向上 ・安定的な自主財源の確保と財政規律の堅持 民間委託・民営化の推進 行政評価の活用 効率的な組織・体制の構築 定員適正化の推進 羽島市モデルの人材育成 確 ▽研修制度の充実 ▽実践計画の実施 立 健全な財政運営の堅持 公有資産マネジメント 地方公営企業の経営健全化 Ⅴ 広域行政の推進 ・他自治体との連携による、広域的な行政運営 ・広域化する行政ニーズへの対応 広域連携による施策の展開 5 次期行政改革推進計画の体系 羽島市行政改革推進体制 市民・議会 行政改革推進委員会 各団体代表、学識経験者、公募市民 行 革 重 要 事 項 の調査・審議、助言 提 言 広報紙、ホームページ等 パブリックコメント 議会全員協議会 示 意 見 報 告 報 公 告 表 行政改革推進本部 本 部 長:市長 副本部長:副市長 本 部 員:教育長、病院長、各部長等 推進計画の策定、行革の実施 指 示 指 示 ・ 報 告 報 告 総合計画等 行政改革推進本部調査検討部会 構成員 調整・連携 各課・室等の長 改革の取組の調査検討・調整 照 会 報 告 各担当部局 改革の具体的取組の検討・推進 取組項目及び改革項目(案)の整理 ①現推進計画 ②次期推進計画 Ⅰ 効率的な行政システムの構築 Ⅰ 市民協働の推進 取組項目 改革項目 判断 判断 現計画 まで 新規 自治基本条例の制定 継続 新規 市民参画機会の拡充 現計画 まで 継続 ① 総合的な行政評価システムの確立 統合 継続 ① 指定管理者制度による施設管理 統合 ② 民間委託・民営化等の推進 統合 ① 窓口サービス評価の実施 1 事務処理手続き の利便性の向上 ② 窓口環境の整備 ③ 県からの権限移譲の受入れ 2 行政評価システ ムの充実 改革項目(案) 取組項目(案) 市民協働・市民参画 1 の推進 地域協働によるコミュニティセンター の管理運営 多様な市民活動の支 2 援 各種市民団体の連携支援 3 民間活力の導入 4 電子システムの 導入 5 組織・機構の簡 素合理化 6 適正な定員管理 の推進 7 人材育成の強化 Ⅱ 男女共同参画の推進 現計画 まで 新規 女性委員の増員 エルタックス(地方税電子申告)シス ② テムにおける国税連携の導入 完了 新規 女性職員の管理職登用 ① 組織・機構の再編 統合 新規 男性職員の育児休暇等の取得 ① 総合行政システムの運用 ② 環境の変化に応じた組織・機構又は所 管業務の見直し 統合 ② 多様な雇用形態の活用 継続 ① 人事評価制度の見直し 現計画 まで 新規 マイナンバー制度の活用 ② 研修の実施 統合 継続 パブリックコメント制度の見直し ③ 人事交流・派遣研修の実施 統合 継続 市政懇談会・各種団体との懇談会の開 催 統合 情報発信の強化[SNS等] 新規 情報公開の充実 Ⅲ 開かれた行政の実現 継続 Ⅱ 開かれた行政の推進 8 公正の確保と透 明性の向上 9 広報広聴機能の 充実 10 入札契約方式の 改善 個人情報保護条例・情報公開条例の適 現計画 正な運用 まで 継続 継続 包括外部監査による是正 ③ 監査機能の充実 継続 新規 不当要求行為への適切な対応 市政懇談会・各種団体との懇談会の開 催 統合 ③ 出前講座の周知促進 統合 ① 入札契約方式の改善 現計画 まで 7 公正の確保と透明性 8 の向上 Ⅳ 効率的な行財政運営の実現 現計画 まで 統合 評価体系の構築[第三者評価等] 行政評価の活用 完了 統合 時代に対応した組織・機構及び所管業 効率的な組織・体制 11 務の見直し の構築 継続 統合 定員及び人件費の適正管理 継続 専門知識を有する人財の活用 継続 統合 人財育成の強化[OJT等の推進] 現計画 まで 新規 研修制度の充実 継続 新規 実践計画(カルテ)の実施 現計画 まで 継続 健全財政の維持 ① 職員数の削減に伴う人件費の削減 統合 継続 自主財源の確保 ① 公会計の整備 継続 継続 新地方公会計の推進 ② 資産の活用・適正管理 継続 継続 公共施設等の維持管理 市民協働によるまちづくり補助金制度 の見直し 定員適正化の推進 Ⅲ 財政改革の推進 ① 財政健全化の維持・中期財政見通しの 公表 ② 納付環境の整備 ③ 新たな財源の確保のための有料広告の 導入 ④ 公共事業の事前評価制度の導入 (分割) ③ 債務の圧縮 統合 継続 病院中期経営計画に基づく経営の健全 化 ① 事務事業の見直し 統合 継続 水道整備計画に基づく経営の健全化 ① 病院改革プランに基づく経営の健全化 継続 継続 下水道事業経営の健全化 ② 水道整備計画に基づく経営の健全化 継続 10 12 羽島市モデルの人財 13 育成 健全な財政運営の堅 14 持 公有資産マネジメン 15 ト 地方公営企業の経営 16 健全化 下水道事業経営健全化計画に基づく経 継続 営の健全化 地域振興公社の公益法人制度改革に伴 現計画 ④ う新たな法人形態への移行 まで ③ Ⅳ 広域行政の推進 17 広域連携による 施策の展開 市民との情報共有 民間委託・民営化の 9 推進 ④ 16 地方公営企業等 の経営健全化等 6 民間委託・官民連携等の推進 ③ 地球温暖化防止のための施策の展開 15 事務事業の見直 し 市民ニーズの把握 統合 11 地域協働の推進 14 地方公会計改革 5 継続 ② ワークショップ制度の導入 13 総人件費改革 市民の利便性の向上 継続 ② ホームページ・広報の充実 地域協働によるコミュニティセンター ① の管理運営 12 自律性の高い財 政運営の確保 窓口サービスの充実[コンビニ証明書 交付] ② パブリックコメント制度の見直し ① 尊重し合う環境づく 4 り 統合 ① 定員適正化計画の策定・進行管理 ① 女性の市政参画機会 3 の拡充 Ⅴ 広域行政の推進 ① 新たな広域連携による施策の展開 継続 継続 新たな広域連携による施策の展開 ② 消防の広域化 継続 継続 消防の広域化 5 広域連携による施策 17 の展開
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