【研修報告】 大正大学主催「ルーブリックワークショップ」「授業に活かせる理解と記憶と動機の教育学」の 研修講師派遣を行ないました。 日 時:1 日目 平成 25 年 8 月 7 日 13:00~17:30 2 日目 平成 25 年 8 月 8 日 10:00~12:00 会 講 場:大正大学 3 号館 327 教室 師:佐藤 浩章(愛媛大学教育・学生支援機構教育企画室) 参加者:1 日目 40 名(教員 31 名、職員 9 名)、2 日目 31 名(教員 25 名、職員 6 名) ■概要 大正大学では教育の質保証に向けて、平成 27 年度より全学的にルーブリック評価を活用するこ とを決定し、平成 25 年度からルーブリック評価の試験運用を行なっています。今回は春学期に実 際に試行した教員を含め、佐藤浩章先生を講師にお迎えしてワークショップを行った。 また、学習動機を高める授業づくり」の FD 研修会を行ないました。 ■ルーブリックワークショップ 春学期に実施にルーブリック評価を活用した教員 1 名を含めた 4 名~6 名のグループにわかれ、 ルーブリックを作成し使用してみて、良かった点、困った点についてグループ毎にディスカッシ ョンを行った。その後、各グループで話し合われた内容を発表し、ルーブリックの活用方法、学 生からの反応や今後の課題についての情報共有を行い、佐藤先生からのコメントやアドバイスに より相互理解を深めた。 ■授業に活かせる理解と記憶と動機の教育学 授業の基本中の基本である講義法について、ペアリーディングやグループディスカッションに より、学習者が知識修得に必要な「理解・記憶・動機」の 3 つのメカニズムを理論的に学び、情 報共有を行った。教育学・心理学の視点から授業を理論と結びつけることができたことにより、 これまでの授業方法を振り返り、今後の改善を促すことができたと思われる。 この FD 研修では、開講期には難しい学部・学科、教員・職員という区分けを超えてディスカッ ションをすることにより、各自が実践している具体的な手法を相互に共有することができた。 研修会後のアンケートでは、「全体的に満足できるものだった」という設問における回答が「そ う思う」が 80%(20/25)、「どちらかといえばそう思う」を含めると 100%(25/25)でした。 「授業に活かせる理解と記憶と動機の教育学」の研修については、経験知により行なっていた 授業方法をあらためて体系的な理論として理解することができたとの感想が多数を占めました。 今後も引き続き、このような研修会を実施していきます。
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