消費者行政の推進について(市長からのメッセージ) 近年、消費者を取り巻く環境は複雑化・多様化しており、特に高齢者を標的とした 悪質商法の増加が顕著となっています。また、スマートフォンやインターネット通販 などの急速な普及に伴い、インターネット関連の消費トラブルも、年齢を問わず急増 しています。 消費者の安全を確保し、その不安を払拭することは、健全で活気と厚みのある消費 市場を構築し、国が目指す消費の増加が更なる景気回復につながる「経済の好循環」 を実現するためにも不可欠です。 そのため、白山市では平成21年11月に消費生活センターを開設し、消費者教育 や高齢者の消費者被害防止対策などの消費者施策に取り組んでいます。 平成27年の消費生活相談では、依然として高齢者の割合が高くなっています。高 齢者のトラブルは、被害にあってもそれを認識していない場合があるなど、周囲が気 付いて対応する必要があり、被害の未然防止や拡大防止のためには、高齢者の見守り を行っている方々の協力が不可欠です。こうしたことから本市では、消費生活出前講 座の開催などに加えて、平成27年度から新たに、白山市民生委員児童委員による高 齢者世帯の見回り事業を実施しております。 また、普段消費者教育に接する機会が少ない方も対象とした消費生活センター寄席 を実施するなど、消費者教育の推進に取り組んでいます。 白山市では、今後も引き続き、市民の皆様の日常生活の安全や安心を確保するため、 消費者行政の一層の推進を図ってまいります。 白山市長 山田 憲昭 (2016. 1. 4)
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