お客さま用資料 味 見 方 投資のミカタ ― プロの見方を、あなたの味方に。 世界同時株安で、さらに魅力が高まる医療関連株式? 投資のミカタ Vol.85 | 2015年9月18日 株式 今 回 の ミ カ タ 世界同時株安の影響は、医療関連株式にも影響を及ぼしま した。 足元の下落や今後の見通しについて、医療関連株式の専 門家に聞いてみました。 医療関連株の値動きが大きいですね。 たしかに、世界同時株安のタイミングで世界の医療関連 株式は全体でおよそ10%の下落となり、株式市場全体よ りも下落幅は大きくなっています。これは、ここまでの株価 が非常に堅調に推移してきたため、恰好の利益確定売り の対象となり、結果的に株式市場全体よりも医療関連株 式の方が、下落幅が大きくなったためと考えられます。こ の結果、足元の医療関連株式の割安感が高まっており、 しかし、それだけではありません。バイオテクノロジーを はじめ、医療関連株式は「攻め」(成長性)にも優れたセク ターであると考えています。米バイオテクノロジー大手の ギリアド・サイエンシズは、1錠6万円を超える価格でC型肝 炎治療薬「ソバルディ」を発売し、話題となりました。「ソバ ルディ」は2013年末に発売、2014年にいきなり1.5兆円を 売り上げ、世界第2位の大型医薬品になりました。 (億米ドル) 300 それに伴って医療関連株式には引き続き投資妙味がある 250 と考えています。 200 医療関連株式はこれから持ち直していくのでしょうか? 150 医療セクターの業績が中長期的に拡大していくという見 100 通しは変わっていません。医療関連企業は今後3年間に 50 わたり毎年15%超の利益成長が見込まれています(裏面 0 ギリアド・サイエンシズの売上高の推移 2010 2011 2012 2013 2014 (年) の図1参照)。今後も世界的に高齢化は進んでいくと見ら 出所:同社ホームページ グラフ期間:2010年~2014年 れますし、新興国では人口が増加傾向にあることから、必 上記は個別銘柄の推奨を目的として示したものではなく、当該銘柄の上昇を保証する ものではありません。 然的に医療支出は増え、医療関連企業にとってはプラス の材料であると見ています。また、新興国では食の西洋化 今はバイオテクノロジーに期待が集まっているんですね。 に伴い、生活習慣病に対する医療ニーズが高まっている 足元、バイオテクノロジーに代表される成長株投資は期 ことも、医療関連企業にとっての追い風になっていると考 待されるリターンが高いことから注目を集めています。そ えられます。このトレンドはたとえ世界経済が減速したとし の反面、下落幅も大きい傾向があるため、注意が必要で ても変わる可能性は低いと考えています。むしろ、世界経 す。とくに中長期で投資を考える場合は、生活必需品の性 済の減速懸念が強まり、年内開始と予想されている米国 格が強く、業績が比較的安定している企業(頭痛薬などの の利上げのスピードが鈍りドル高が修正されれば、ドル高 医薬品や注射器などの医療器具を取り扱う企業など)を投 による海外収益の目減りが懸念されてきた米国の医療関 資先に組み入れることで、リスクの分散を図ることが肝要 連企業にとってはプラスの影響が予想されます。 と考えます。投資信託を通じて医療関連株式への投資を 「守り」だけではない医療関連株式 医療関連株式は、その業績が景気に左右されにくいとい うことから、「守り」に優れたセクターであると考えます。 検討する際も、投資対象が特定の地域や特定の医療分 野に限定されない商品を選ぶことが、リスクを分散する一 助になると考えます。 本資料のデータ・分析等は過去の実績や将来の予測、作成時点における当社および当社グループの判断を示したものであり、将来の投資成果および市場環境の変 動等を示唆・保証するものではありません。 1 | www.jpmorganasset.co.jp/Mikata.html お客さま用資料 投資の ヒ ン ト 足元で割安感が高まっていることや中長期的な成長が期待されていることを背景に、医療関連 株式は引き続き魅力的な投資対象と考えられます。 特に長期投資の観点からは、医療関連株式ファンドに投資をする際には、投資対象が特定の 地域や特定の医療分野に限定されないファンドを選ぶことが肝要と考えています。 医療関連企業、公益企業、先進国企業の1株当たり利益の推移(図1) 各期間の年率成長率 300 250 200 「J.P.モルガン 味 見 方 アプリ」 のご紹介 Android端末でもご利用いただけるようになりました! 2006年~2014年 (実績) 2015年~2017年 (予測) 公益企業 -1.4% +8.2% 先進国企業 +2.3% +9.5% 医療関連企業 +5.8% +18.1% 経済・金融市場の情報収集に関する 皆さまのお悩みをこのアプリが解決 プログラムへの アクセスがより便利に。 金融市場や経済の情報が満載 で自分好みにカスタマイズも。 予測 150 JPモルガン 100 検索 50 0 2005/12 Appleは米国および他の国々で登録されたApple Inc.の商標です。App StoreはApple Inc.のサービスマークです。 AndroidおよびGoogle Play は、Google Inc.の登録商標です。 2007/12 2009/12 2011/12 2013/12 2015/12 2017/12 (年/月) 出所:ブルームバーグ 期間:2005年12月末~2017年12月末(2015年12月末以降はブルームバーグ集計のコンセンサス 予想、2005年12月末を100として指数化) 医療関連企業:MSCIワールド(ヘルスケア)、公益企業:MSCIワールド(公益事業)、先進国企業: MSCIワールド 1株当たり利益は米ドルベース MSCIの各インデックスは、MSCI Inc.が発表しています。同インデックスに関する情報の確実性及 び完結性をMSCI Inc.は何ら保証するものではありません。著作権はMSCI Inc.に帰属しています。 執筆者 シニア・プロダクト・マネジャー 江尻 昌彦 (えじり まさひこ) 【ご留意事項】お客様の投資判断において重要な情報ですので必ずお読みください。 投資信託は一般的に、株式、債券等様々な有価証券へ投資します。有価証券は市場環境、有価証券の発行会社の業績、財務状況等により価 格が変動するため、投資信託の基準価額も変動し、損失を被ることがあります。また、外貨建の資産に投資する場合には、為替の変動により損 失を被ることがあります。そのため、投資信託は元本が保証されているものではありません。 ご注意していただきたい事項について(詳しくは投資信託説明書(交付目論見書) をご覧下さい。) 投資信託によっては、海外の証券取引所の休業日等に、購入、換金の申込の受付を行わない場合があります。 投資信託によっては、クローズド期間として、原則として換金が行えない期間が設けられていることや、1回の換金(解約)金額に制限が設けられている場合がありま す。分配金の額は、投資信託の運用状況等により委託会社が決定するものであり、将来分配金の額が減額されることや、分配金が支払われないことがあります。 ファンドの諸費用について 投資信託では、一般的に以下のような手数料がかかります。手数料率はファンドによって異なり、下記以外の手数料がかかること、または、一部の手数料がかからな い場合もあるため、詳細は各ファンドの販売会社へお問い合わせいただくか、各ファンドの投資信託説明書(交付目論見書)をご覧ください。 *投資信託の購入時:購入時手数料(上限3.78%(税抜3.5%))、信託財産留保額 *投資信託の換金時:換金(解約)手数料、信託財産留保額(上限0.5%)*投資 信託の保有時:運用管理費用(信託報酬)(上限年率2.052% (税抜1.9%))、監査費用(上限年間324万円(税抜300万円)) ※費用の料率につきましては、JPモルガン・アセット・マネジメント株式会社が設定・運用するすべての公募投資信託のうち、徴収するそれぞれの費用における最高 の料率を記載しています。 運用管理費用(信託報酬)、監査費用は、信託財産の中から日々控除され、間接的に受益者の負担となります。その他に有価証券売買時の売買委託手数料、外貨 建資産の保管費用、信託財産における租税費用等が実費としてかかります。また、他の投資信託へ投資する投資信託の場合には、当該投資信託において上記の 費用がかかることがあります。また、一定の条件のもと目論見書の印刷に要する実費相当額が信託財産中から支払われることがあります。 金融商品取引業者について JPモルガン・アセット・マネジメント株式会社 金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第330号 加入協会:日本証券業協会、一般社団法人投資信託協会、一般社団法人日本投資顧問業協会、一般社団法人第二種金融商品取引業協会 本資料はJPモルガン・アセット・マネジメント株式会社(以下、「当社」という。)が作成したものです。本資料は投資に係る参考情報を提供することを目的とし、特定の 有価証券の勧誘を目的として作成したものではありません。また、当社が特定の有価証券の販売会社として直接説明するために作成したものではありません。当社 は信頼性が高いとみなす情報等に基づいて本資料を作成しておりますが、当該情報が正確であることを保証するものではなく、当社は、本資料に記載された情報を 使用することによりお客様が投資運用を行った結果被った損害を補償いたしません。本資料に記載された意見・見通しは表記時点での当社および当社グループの 判断を反映したものであり、将来の市場環境の変動や、当該意見・見通しの実現を保証するものではございません。また、当該意見・見通しは将来予告なしに変更さ れることがあります。なお、投資信託は預金および保険ではありません。投資信託は、預金保険機構および保険契約者保護機構の保護の対象ではありません。 2 | www.jpmorganasset.co.jp/Mikata.html
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