基礎 コンクリート打設 ConCom 現場監理の達人∼住宅編 第 5 回 基礎コンクリート打設 チェック項目リスト 基礎コンクリート打設 ここでの監理者の心構え 木造住宅でも、基礎コンクリート打設は重要な工事で、軽視してはいけない。 テストピースを採取して強度試験をしておくべきである。天候、気温、コンクリートの品質、打設時間、 養生期間を確認して指示しなければならない。作業職人に任せていては、これらが本当に適切に処 理されたかが、わからない。監理者として、毅然とした対応や判断が、待ったなしで求められる工 程となる。 工 期 工事名 年 月 日( ) 監理責任者 項目 ポイント チェック項目 □ ・天候を考えて、雨の日は打設を延期する(可 ・ 不可) (3 ㎜/ h 以上が打設を見送るべき降雨量の目安だが、 適時判断する) □ 夏期は、水分の蒸発による硬化不良を避けるため午後から 打設を開始する(可 ・ 不可) □ 冬期は、コンクリートの凍結による硬化不良を避けるため 天候(季節) 午前から打設するのがよい(可 ・ 不可) (気温が 2℃以下になる場合で凍結が予想される場合は、 凍結対策を行うか、打設を行わない) □ 気温によっては、凍結防止剤を投入することもあるが、 コンクリートの品質への影響を考え、できるだけ避ける (可 ・ 不可) 型枠 打設 □ 合板型枠の場合は、剥離材が塗布されているかを確認(可・不可) 写真① □ 打設前に清掃し、軽く散水し湿らせておく(可 ・ 不可) □ コンクリートのプラントが現場から、できるだけ近くにある プラントを選択する(可 ・ 不可) □ ラックが渋滞時間帯や、渋滞道路を通って運んでくる場合、 複数台に及ぶ場合など、配合時間や出荷間隔の配分に 十分注意する(可 ・ 不可) □ 気温によっては、コンクリート強度の温度補正を指定する (可 ・ 不可) コンクリートの品質管理 □ コンクリートの出荷時間と打設完了時間の確認する(可・不可) (気温が 25℃以上の場合は出荷(練混ぜ)から打設完了まで が 90 分。25℃以下の場合は 120 分以内とする。) □ 配合計画書での確認、強度、スランプ、水セメント比、 セメント種類、JIS 規格などの確認(可・不可) □ テストピースを作成し、配合計画書の内容と一致 写真②、③ 提供/ ConCom 事務局 監修/清水 煬二 ミタス一級建築士事務所 しているかどうか試験する(可・不可) http://concom.jp/ 基礎 コンクリート打設 ConCom 現場監理の達人∼住宅編 項目 第 5 回 基礎コンクリート打設 ポイント コンクリート打設 写真④∼⑫ チェック項目リスト チェック項目 □ バイブレータ、木槌などを使用して、 ジャンカが生じないように打設させる(可 ・ 不可) □ コンクリート打設後、24 時間はコンクリートの養生のため、 打設 衝撃や荷重を与えないようにする(可 ・ 不可) コンクリート打設後 (原則、コンクリート上でのすべての作業を行わないこと) □ できるだけ、シートなどで養生を行い、 写真⑬∼⑭ 夏は翌日以降に散水養生を行う(可 ・ 不可) メモ 提供/ ConCom 事務局 監修/清水 煬二 ミタス一級建築士事務所 http://concom.jp/
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