映画「エリン・ブロコビッチ」をとおして ソーシャルワークの「ソーシャル」について考える ◆映画の紹介◆ 全米史上最高額の和解金 3 億 3 千 3 百万ドルを勝ち取った一人の女性。エリン・ブロコビッチ。映画 は彼女の情熱と不屈の精神、そして他人を助けることによって結果的に自分自身が救われたという実話 をもとにしたドラマである。 (2時間11分、2000年、アメリカ) ◆あらすじ◆ お金も職も未来への見通しもない女性、エリン・ブロコビッチは自動車事故に会うが、彼女の弁護士 が和解金を取るのに失敗し、苦境に立つ。他に頼る者がいない彼女は、その弁護士エド・マスリーに彼 の法律事務所で雇ってくれるよう頼み込む。そして彼女はそこで、ある医療記録を偶然見つける。不思 議に思った彼女は、それについて調べ始め、エドを説得してこの件を調査する許可をもらう。そして住 民たちの間に致命的な病気を引き起こしている、ある地域の水の汚染に関する隠蔽工作を発見するのだ。 最初は関わり合いになることを嫌がっていた住民たちも、エリンの粘り強さと、彼らの問題に自分のこ とのように関心を持つ姿を見て、次第に彼女の言葉に耳を傾け始める。彼らと同じような社会的弱者で ある彼女は、彼らの信頼を得ることができる。彼女を手助けするのは彼女の隣人ジョージ。ハーレー・ ダビッドソンを乗り回すこのバイク野郎の友情と支えによって、彼女は 600 人を超える原告を集めるこ とができる。エリンは、これによって、自分自身を証明し、人生の再出発を誓う。 (室田信一 2008) ワークシート 2014 年 月 日 映画『エリン・ブロコビッチ』 学籍番号 氏名 1)問題の発見 誰が(専門職、当事者・・・)問題を見つけたか? 2)気づき ~ きっかけは? 教育訓練を受けていない、何の資格ももたない失業中のシングルマザー が問題を見つけられたのはなぜか? 3)アセスメント ~ 調べる ①「面接」 ②「既存データの利用」 ③「専門家の助言」 ④「実態把握(客観的データ)」 エリンにとっての仕事(ワーク)とはなにか? 与えられる仕事と自分で課題を見つけ て行動していく仕事との違いはどこから生まれてくるか? 4)介入(地域組織活動) ①「グループ・インタビュー」 ②「情報の伝達(署名活動)」 ③「情報の公開(公聴会)」 (つなぎ) (開発) 弁護士には上手くできず、エリンがヒンクリーの住民の話を聴くことができて、そして エドとのチームで、住民を分裂させず「ニーズ」をまとめることができたのはなぜか? 5)見守り ~ 「信頼関係」 外で仕事をするエリンと子どもたちの面倒をみるジョージとの対立・葛藤 女性と男性の、仕事と生活のバランスについて、仕事の誇りについてどう考える? 最後の場面でエリンがジョージを連れていったのはなぜ?
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