校長あいさつ 校長 清宮 太郎 勇気 ~進む勇気と止まる勇気~ ある夕方、逗葉高校に 1 本の電話がかかってきました。その内容は、以前自宅近くのバ スで乗り合わせた逗葉高校の生徒の行動に、とても感動したとの話でした。 その日は、バスがすごく混雑していて、車内にはたくさんの乗客がいました。優先席も 空いていませんでした。あるバス停から、一人の老人が乗ってきました。両手に杖を持っ た方で、バスに乗るのも、車内で立っているのも辛そうな様子でした。 その様子を車内にいた本校生徒が見て、老人に手を差し伸べました。優先席が空いてい なかったため、自分につかまってほしいと声をかけました。老人がバスを降りるまで、ず っと支えてくれていました。 その行動が、あまりにも自然で素晴らしいものだったので、ぜひ褒めてあげてほしいと のことでした。 このような行動は、やろうと思っても、なかなかできる人は少ないのではないでしょう か。私も、いつもあとから後悔することばかりです。この生徒にとっては、当たり前で、 普通のことだったのかもしれませんが、素晴らしい勇気だと思います。 生徒たちには、自分の「想いを形に」するために、ぜひ進む勇気を発揮してもらいたい と思います。人は自分が望んで行動したとき、輝けるし、力が発揮できるのだと思います。 想いが強ければ、夢は叶うものです。生徒たちのこれからのますますの活躍を期待したい と思います。 さて、最近のニュースで、中学生や高校生が関係する、さまざまな事件が報道されてい ます。いずれの事件も、最初はほんの小さなことであったし、軽い気持ちで行ったことで す。それが、みんなが「これはまずいんじゃないか」と途中で感じながらも、誰も止める ことができずに、最後は人の命が奪われることになっています。 前教育長は「心にかかることは そのままにしない」と、よく言われていました。生徒 たちには、自分が止まる勇気と、そして、友達を止める勇気を、ぜひ持ってもらいたいと 思います。 平成27年 7 月22日 中学生のみなさま、保護者のみなさま 進路先の高校を選ぶのには、大変なご苦労があるのではないかと思います。現在高校に は、単位制、総合学科、専門学科、フレキシブルスクールなど、さまざまなタイプの学校 があります。それぞれの学校の良さを比べていただき、自分の力が一番発揮できる高校が 見つけられるとよいと思います。 逗葉高校では、一人ひとりの生徒を大切にしていくことを重視しています。生徒には、 自己肯定感が持てるような経験をたくさん積ませたいと思っています。これからも「想い を形に」を、実践できる学校を目指していきたいと思います。 8月19日(水)に、逗子文化プラザホールで学校説明を行います。また、夏季休業中は 学校見学も随時お受けいたします。詳細はHPに載せてありますので、よろしければご参 加ください。
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