賢明な決断

第 46 回天野杯ドイツ語弁論大会
第 2 部指定テキスト
賢明な決断
男1:やあ!
男2:やあ! 調子はどうだい?
男1:何かをしなくちゃ。今のままじゃダメなんだ。
男2:なんだって?
男1:ちょっとあってね。それでもうこれ以上の悪いことはないよ。
男2:いったい何があったんだい?
男1:いや、格別なことではないんだ。
だが、僕は今から禁煙することを固く心に決めたよ。
男2:ブラボー!
男1:ただ、今のままじゃダメなんだ。
男2:本当に、とてもしっかりした決断だよ。
男1:君もそう思う?
男2:絶対にそうだとも。
男1:一度は決断しなくてはいけないことがある。
男2:その通りさ。ただ、君がもし禁煙を決意したのならば…
男1:ゆるぎないとも。
僕は酒を少し控えることを決意したんだ。
男2:本当に?
男1:ああ。たくさんのアルコールを飲むのは長い目で見れば良くないからね。
男2:君は確かに正しいよ。
男1:そううだけど、簡単なことではないよね。
男2:わかるよ。
男1:コニャック一口もダメになると、つらいよ。
男2:とにかく大切なのはそのすばらしい意志だよ。煙草は?
男1:もちろん!
ありがとう!
いったい君はいつから僕の銘柄を吸っているんだい?
男2:時々ね、僕は君みたいにコレと決めている訳じゃないんだ。
男1:ところで僕は近いうちに規則正しくスポーツでもしようと思う。
男2:ええ、本当に?
男1:少なくとも僕は決心した。
男2:ブラボー! たしかにそれは君に不足していることだ。
男1:僕もそう思うよ。
毎週1 回、プールに行くんだ。この老いぼれにも効果があるだろうさ。
男2:まったくその通りだ。泳ぐことはなにより一番良いことだからね。
第 46 回天野杯ドイツ語弁論大会
第 2 部指定テキスト
男1:僕もそう思うよ。体中をトレーニングできるからね。
男2:さあ!
さて、僕は一杯乾杯すべきだと思うんだがね。
男1:だけど小さいやつでお願いするよ。
男2:ああ、もちろん! 乾杯! スポーツに! そして君の決断に!
男1:乾杯! そして健康的な生活に!
ああ、ずっと気分が良くなってきたぞ!