角田にルネッサンスの風が吹く オペラが遂に角田でも聴けるようになった。7月 26 日、618 席の田園ホールはほぼ満席 も う り りょうこ となった。コーラスりんどう(毛利 良子 代表)の設立 40 周年記念『スタンドアローンコ しょうさん ンサート』は“ブラボー” “ブラボー”という 賞讃 の声と鳴り止まぬ拍手の中で幕を閉じ ちょうちょう た。第1部は「オーシャンゼリゼ」などのコーラス。第2部は「カルメン」 「 蝶 々 夫人」 わ た べ などオペラの代表作が披露された。角田ベートーヴェン第九公演会でおなじみの 渡部 ジュ の ざ き た か お デスさんと 野崎 貴男 さんがゲスト出演。地声の力強い歌声が会場に響き渡る。その脳天を かんだか こうふん 突き刺すような 甲高 い歌声が聴衆を 興奮 させ元気にさせるのだ。私も“ブラボー”と大 そうかい 声で叫んでみたがこれが気分 爽快 。ストレス発散にはオペラがいいこと請け合い。 ハワイアンコンサートは、かくだふるさと夏まつり前夜祭として8月 13 日に開催。ハワ ぬのかわ ふ み や イアンバンド「ホアヘレ」のメンバー3名のうち、メーンボーカルは角田市在住の 布川 文哉 さん。透き通るような裏声でハワイアンソングを 20 数曲も歌い続けた。 「へー、布川さん すごい特技があったんだ」 。フラダンスは「フラ・ホニ・ケ・アロハ・フラスクール」(郡 山市)の小学生から大人までのメンバー40 名と、全国高校「フラガールズ甲子園」で2大 と き わ ぎ 会連覇の実力を持つ 常盤木 学園高校フラ同好会(仙台市)のメンバー10 名。笑顔を絶やさ ずに踊るフラとハワイアンののどかな調べに、ついうっとり。 「こういう曲を聴いていると ふ う ふ げ ん か 夫婦 喧嘩 もなぐなるないん」 。ハワイアンは世界を平和にするメロディーなのだ。 げきつい なおし 高校演劇部が終戦記念日の 15 日、旧制角田中学出身の 撃墜 王・故菅野 直 海軍中佐を主 人公にした創作劇『菅野なるヒコーキ野郎』を熱演。23 日には『仙台チェンバーアンサン ブル演奏会』 『フラ&社交ダンスフェスティバル』にも足を運んだ。 実は、田園ホールの利用状況が気になって通い詰めているのだが、まずまずのスタート で毎回ワクワクしながら劇場気分を楽しんでいる。角田にもルネッサンスのさわやかな風 が吹き始めた今年の夏だった。 ▲『菅野なるヒコーキ野郎』の主人公役を演じた 櫻井崇史君と(8月 15 日)
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