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高柳記念奨励 賞
むらせ
村瀬
ひ
ろし
洋
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氏 ( N T r コミュニ ケ シ ョン科学基礎研 究所 メデ ィア情報研 究部 グル プ リ ダ )
高速 マル チメデ ィア探索技術 「アクテ ィ ブ探 索法」 の 開発
目 的
ア クテ ィブ探
膨 大な音 ・映像 口画像デ ー タか ら、特定 の音 ・映像 ・画像 を瞬時 に探 し出す技 術 「
ー
索法」 を考案 し、 この技術 を基に商用放送か ら高速 CM探 索や高速音楽探 索、 イ ンタ ネ ッ ト上 の
マ ル チ メデ ィア コ ンテ ンツ探 索技術 を開発す る。
方 法
メデ ィア探索 は 目的信号 と蓄積信号 の部分区間 とのず らし照合 で実現 で きるが、
一 般 に非常に時
間 がかか る。本手法 は、従来用 い られ て きた近似 によ り精度 を犠牲 に した照合 の高速化や、揚 当た
り的 に対 象 の性質 を入れ た高速化 とは異なるアプ ロー チ を取 り、探索に用 い る照 合尺度 の数学的性
質 を利用 して正解部 分 を見落 とさな い照合 のず らし量 を理論的に導 いた こ とによ り、従 来困難 とさ
れ て いた 高速、高精度 を同時 に達成 した。更に、極端 な圧縮 な どによ り品質劣化 した音や映像 に対
して精度 が 下が る とい う問題点 も、特徴 の変化 を学習す る手法 を提案 した こ とで解決 した。 また高
速 ・高精度化 を達成す るためにメデ ィアに依存 した処理 を行 って い ないために 、音に も映像 に も適
用可能 で ある。
特 色
近年 、イ ンター ネ ッ トやデ ィ ジタル 放送 による放送 の 多チ ャ ンネル 化 に よ り音や映像 が我 々の身
の 口1 りにあふれ て い る。そ のため特定 の音や映像 が どこにあるか を探す ニ ー ズが急速 に高 ま って き
て い る。音や映像 の探索 は、 ヨ ンテ ンツが正 しく流通 してい るか を監視す る情報 セ キ ュ リテ ィの観
点 か らも非常に重要である。本探 索 手法は、そ こで必 要 とな る以 下 の 3 つ の特長 を同時 に満足 ( 従
来 同時 に満 足す る事 は困難であ つた) す る とい う特色 を持 つ 。
い る特徴 の性質 を用 い て、照 合 のス キ ップ量 を理論的 に決定す る原 I H f を
導出
( 1 ) 高 速 i 探 索 に片」
した こ とによ り、精度 を保証 したまま、従来法 ( 特徴ず らし熙合法) の 6 0 0 倍の速度 で探索 市r
2 4 時間分 の膨大なデー タか ら特定 の音 または映像部分を約 1 秒 で正 しく探 索 で きる。
能 である。
( 2 ) 高 精度 1 品質 の 変化 を学習す る原理 を考案 した ことに よ り、品質 の劣化 した信号 ( 例えばA M
ラジオ品質 の音 で も) に 対 して も正 しく高速探 索可能 である。
( 3 ) 音 に も映像 に も対応可能 i メ デ ィアに依存 した処理 を高速 ・高精 度化 のために利用 していな
いため、音 、映像 のいずれ で も、またそ の 顧i 方を用 いての探索 も可能 である。
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