TPP交渉における国会決議の遵守を求める特別決議

TPP交渉における国会決議の遵守を求める
特別決議
7 月 28 日から 4 日間、米国・ハワイで開催された
TPP 閣僚会合は、大筋合意に至らず閉幕したが、31
日に公表された閣僚声明では、TPP 交渉は妥結間近
であることが強調された。
JA グループは、我が国が 2 年前に交渉に参加して
以降、国会決議の遵守を訴えてきたが、重要品目に関
して、日本政府が譲歩を容認したかのような内容が相
次いで報じられており、生産現場では不安が渦巻き、
将来が展望できない状況に陥っている。
国内で相次ぐ報道の通りに交渉されていたとすれ
ば、到底納得できるものではなく、引き続き国会決議
の遵守を政府・与党に求めていくとともに、我々とし
ても、徹底した取り組みを展開していく。
本年 3 月末には、新たな「食料・農業・農村基本計
画」において、向こう 5 年間の政策方向が決定された。
また、JA グループは、本年 10 月に第 27 回 JA 全国
大会を予定しており、それらの内容を着実に実践し、
持続可能な農業の将来を切り拓いていけるよう、組織
一丸となって全力をあげた取り組みを進めていく。
以上、決議する。
平成 27 年 8 月 11 日
全国農業協同組合中央会臨時総会