茨城大学推進研究プロジェクト 研究概要 推進研究プロジェクト名: ゲノム情報の活用による茨城県産品種ブランド力向上推進 代 表 者 名 : 久保山 勉 所属: 農学部 職名: 准教授 キーワード: ハス レンコン 品種識別 ゲノム情報 研 究 組 織 (研究体制の全体像が分かるように記入し、必要に応じて図表を掲載して下さい。 ) 久保山勉(農学部・准教授)レンコンの塩基配列解析による類縁関係と集団構造解析. 井上栄一(農学部・准教授)レンコンを始めとする茨城県特産農産品の品種識別技術の開発. 豊田淳(農学部・准教授)レンコンを始めとする茨城県特産農産品の機能性の探索 鈴木義人(農学部・教授)機能性の見つかった特産品の機能性原因物質の同定 研究組織のホームページ:なし 研 究 目 的 (①背景・社会的重要性・緊急性等 ②学術的な特徴独創的な点 ③予想される結果と意義を記入して下さい。 ) 今後も,国内外で農産物が広く流通する傾向は続くと考えられる.その中で流通する作物の品種を正し く識別する技術の確立は農産物のブランド化やその維持に貢献することが出来ると考えられる.また, 品種の偽装がなくなれば消費者が安心して農産物を利用することが可能となる.そこでレンコンなど茨 城県の特産品に,ゲノム解析技術を適用し,茨城県品種の DNA 配列が,その他の品種とどのように違 うのかを明らかにし,今後の育種に役立てるとともに,品種識別技術の確立に役立てる.さらに,特産 品の食品としての機能性を探索し,高付加価値化の可能性を検討する.これらの茨城県産品種を区別化 する技術や機能性の研究により茨城県産品種や県特産品のブランド力向上が期待される. 研 究 内 容 (研究内容を簡潔に記入して下さい。 ) 1) ハス(Nelumbo nucifera Gaertn.)のゲノム概要配列から SSR マーカーを設計する. 2) レンコンの様々な系統の DNA を収集し,SSR マーカーを適用し,SSR マーカーの多型性を確認 する.次に,多型性を利用して品種識別が可能であるかどうかを検討する.さらに開発された品種識別 法を流通する様々なレンコンに適用し,品種識別の実用性について検討する.品種識別技術が確立すれ ばレンコンを品種名で売り出し,品質の違いによる付加価値の付与が可能となる. 3) レンコン等,幾つかの茨城県特産品が実験動物の行動に対して機能性を持つかどうか探索を行う. これらの茨城県産品種を区別化する技術や機能性の研究により茨城県産品種や県特産品のブランド力向 上をはかる. 研究内容概要図 (研究内容の概要が分かるポンチ絵・図表を掲載して下さい。 ) 茨城大学推進研究プロジェクト 研究概要
© Copyright 2024 ExpyDoc