対クック諸島 事業展開計画

国別援助方針 別紙
対クック諸島 事業展開計画
2015年 4月 現在
基本方針
(大目標)
環境に配慮した持続的経済成長と国民の生活水準の向上
重点分野1
(中目標)
脆弱性の克服
【現状と課題】
クック諸島では主力産業である観光や水産業も規模が小さく、国民の多くは教育や就労機会を求めてニュージーラン
ド等の国外へ移住する傾向にあり人口減少が深刻な問題となっている。また国内で消費される物品のほぼ全てが輸入
品であり物価水準は国民所得に比して高い。電力も特に離島では不足し、電気代は高く、乾期には水不足も深刻であ
る。クック諸島政府は、国家持続的開発計画(NSDP)2011-2015において、観光・農水業の推進、経済成長・環境の
持続性及び強靱性のためのインフラ整備及びエネルギー安全保障を掲げている。
【開発課題への対応方針】
主力産業育成やその他経済インフラ開発分野では、主に研修員受入等の技術協力を中心に、
草の根・人間の安全保障無償による支援も検討しつつ、我が国に比較優位のある分野に焦点
を当てた支援を行っていく。
実施期間
協力プログラム名
開発課題1-1
(小目標)
経済成長基盤の強
化
協力プログラム概要
案件名
スキーム
2014
年度
以前
支援額
備考
2015
年度
2016
年度
2017
年度
2018
年度
2019
年度
エネルギー面を含む経済インフラ整備
経済インフラ整 のための研修等を通じた技術協力を実
備・維持管理能力 施する。
強化プログラム
産業振興プログラ
ム
エネルギー政策分野の課題別研修
課題別研修他
主力産業である観光、水産業の振興及
び農業の再振興はクック諸島の経済的 観光分野の課題別研修
自立を図る上で重要であり、同分野の
研修等を通じた技術協力を実施する人
持続可能なタロ・プランテーション振興のための灌漑システム開発計画
材育成のための研修を実施する。
国際漁業振興協力事業
課題別研修他
無償
0.10
南太平洋諸島フォー
ラム漁業機関(FFA)
への派遣
農林水産省技協
【現状と課題】
クック諸島では人口減による老齢者の介護問題、障害者福祉が未発達であり、また、その他の保健医療面及び教育面
でも、非感染性疾患の有病率が急速に増えている等、十分なサービスが普及しているとはいえない。クック諸島政府
は、国家持続的開発計画(NSDP)2011-2015において、子どもや青少年、障害者や老齢者への社会福祉サービスの提
供、質が高く低価格の保健・医療サービスの提供及び全ての国民への質の高い教育の提供を掲げている。またNSDPに
おける8つのプライオリティーエリアの一つとして「グッド・ガバナンス」も掲げている。
【開発課題への対応方針】
社会福祉・保健分野については,国際保健政策2011-2015を念頭に、草の根・人間の安全保
障無償及び研修員受入を中心に、住民に近い地方部の医療体制の向上、生活指導等による予
防保全を推進する。教育分野については,理数科教育を中心に、研修員受入を行うととも
に,草の根・人間の安全保障無償での支援も検討する。ガバナンス分野については、関連分
野での研修受入れ主として支援を行う。
実施期間
開発課題1-2
(小目標)
社会サービスの向
上
(億円)
協力プログラム名
協力プログラム概要
島嶼型保健医療プ 母子保健・リプロダクティブヘルス等
の分野において研修を実施する。
ログラム
案件名
保健医療分野の課題別研修
初等中等教育での算数の教授法や職業
アピイ・テ・ウキ・オウ小学校校舎改修計画
訓練分野において研修を実施する。
スキーム
支援額
備考
2015
年度
2016
年度
2017
年度
2018
年度
2019
年度
(億円)
課題別研修他
無償
島嶼国・遠隔地教
育支援プログラム
島嶼国・ガバナン 司法、地方行政、統計、ジェンダー等
ス強化支援プログ の分野において研修を実施しガバナン
スの強化を図る。
ラム
2014
年度
以前
教育分野の課題別研修
課題別研修他
ガバナンス分野の課題別研修他
課題別研修他
0.10
重点分野2
(中目標)
環境・気候変動
【現状と課題】
クック諸島は、経済発展に伴う環境の影響を受けやすく、適切な環境保全・気候変動対策が求められている。クック
諸島政府は、国家持続的開発計画(NSDP:2011-15)において、天然資源や生物多様性を含む環境保全対策の強化を掲
げている。
【開発課題への対応方針】
我が国支援による技プロ「J-PRISM:太平洋廃棄物管理改善支援プロジェクト(2011-2016
年)」の経験を活かし、廃棄物管理の大洋州地域全体に対するさらなる広域普及をはかる。
同分野において、研修員受入を通じて循環型社会モデル形成を支援する。また、その他環境
保全関連の研修の実施等を通じ、クック諸島の環境保全対策の向上を支援する。
実施期間
開発課題2-1
(小目標)
環境保全
協力プログラム名
協力プログラム概要
島嶼における循環 我が国の廃棄物処理、リサイクル推
型社会形成支援プ 進、環境教育等の手法を教授する。
ログラム
案件名
大洋州地域廃棄物管理改善支援プロジェクト
水資源保全管理等の分野で研修を実施
環境分野の課題別研修
する。
スキーム
2014
年度
以前
支援額
備考
2015
年度
2016
年度
2017
年度
2018
年度
2019
年度
(億円)
技プロ
広域
課題別研修他
自然環境保全プロ
グラム
アティウ島貯水タンク設置計画
無償
0.10
【現状と課題】
【開発課題への対応方針】
クック諸島は地理的に気候変動の影響を受けやすく、また常にサイクロンや津波等の脅威にさらされており、適切な 再生可能エネルギー分野では、PEC基金により太陽光発電システムを整備中。また、防災関
気候変動対策、特に、防災システムの整備が喫緊の課題となっている。クック諸島政府は、国家持続的開発計画
連の研修の実施等を通じ、クック諸島の防災対策の向上を支援する。
(NSDP)2011-2015 において、早期警報システムを含む強靱な防災システムの整備及び気候変動への対応を掲げてい
る。また、再生可能エネルギー分野では,2020年までに全電力を再生可能エネルギー由来にするとの目標を掲げてい
る。
開発課題2-2
(小目標)
実施期間
協力プログラム名
協力プログラム概要
案件名
スキーム
気候変動対策
クリーンエネル 離島における太陽光発電システム導入
ギー導入促進プロ を支援する。
グラム
防災プログラム
南部諸島4島における太陽光発電プロジェクト
救急救助技術等の分野において研修を
防災分野の課題別研修
実施する。
マルチ
2014
年度
以前
支援額
備考
2015
年度
2016
年度
2017
年度
2018
年度
2019
年度
(億円)
4百万米ドル
太平洋環境共同体(P
EC)基金
課題別研修他
【凡例】 「協準」(=全ての協力準備調査)、「詳細設計」(=詳細設計)、「技プロ」(=技術協力プロジェクト)、「開発計画」(=開発計画調査型技術協力)、「個別専門家」、「個別機材」、「国別研修」、「課題別研修他」(=課題別研修及び青年研修)、「JOCV」(=青年海外協力
隊)、「SV」(=シニア海外ボランティア)、「第三国専門家」、「第三国研修」、「現地国内研修」、「科学技術」(=科学技術協力(技プロ型及び個別専門家型))、「草の根技協」(=草の根技術協力)、「○○省技協」(=外務省・JICA以外の省庁及び独立行政法人等が実施している技
術協力)、「民間提案型技協」(=開発途上国の社会・経済開発のための民間技術普及促進事業)、「無償」(=無償資金協力)、「有償」(=円借款、海外投融資)、「マルチ」(=国際機関等を通じた多国間協力スキーム)、「中小企業支援」(=中小企業海外展開支援事業「ニーズ調査」、「案
件化調査」及び「普及・実証事業」、並びに中小企業連携促進基礎調査)、実線「―――」(=実施期間)、破線「- - - -」(=実施予定期間)