平成26年度 学校評価における自己評価について(報告)

平成26年度
学校評価における自己評価について(報告)
鳥取第五幼稚園
1 学校の教育目標
~
明るく
(1) 自ら考え
たくましく
こころ豊かな子ども~
、自主的に行動する子ども
(2) 健やかな心と体をもち、のびのびと生活する子ども
(3) 友だちの気持ちを思い、誰とでもなかよく遊ぶ子ども
(4) 素直に感動する心をもち、創造性豊かな子ども
(5) 豊かな生活経験の中から物事を知的に理解し、判断できる子ども
2
本年度に定めた重点的に取り組むことが必要な目標や計画をもとに設定した学校評価の具体的目標や
計画
○研究テーマ「豊かな感性をもち、主体的に遊ぶ子ども」
・子どもたちが、自ら活動したくなるような保育環境や、主体性を引き出す保育者の保育計画や援助のあ
り方を探る。
○新たに取り組む教育活動(英語・ダンス等)の充実を図る
○園児一人一人の育ちに合った支援のあり方を家庭や関係機関と連携を取りながら進めていく。
○教職員の資質向上のための研修の充実。
3 評価項目の達成及び取組状況
評価項目
結果
理
由
、
・子どもの主体性を引き出せるよう保育内容や環境の工夫をし
(1)教育活動の充実
てきたが、時間を十分確保し遊び込むことが難しかったり、
環境を活かした活動
遊びが継続しなかった活動もあった。職員間で連携を取りな
がら環境の再構成をしていくことが必要であった。
新たな特色教育
・英語やダンス等、新たな教育の取り組みは、子どもたちの興
(英語・ダンス等)
味や自信に結びつき、保護者の方にも満足していただけた。
B
今後は、日々の保育や園行事の中にどう活かしていくか等、
保育内容の検討をしていきたい。
・園の環境を活かした保育では、畑や田んぼを活用し栽培・収
穫・クッキング等、実体験を通した活動を充実させていくこ
とができた。
・運動あそびは、継続していくことで、自分で目標をもって取
り組んだり、遊びを工夫し進めていけるようになったものも
あった。日々の取り組みは、運動測定でも成果として表れた。
(2) 教育支援
・集団の中で、個の良さを認めながら互いの関係を深めていけ
るような保育を展開していくことができた。
A
・一人ひとりの発達や個性、支援のあり方について、保護者や
関係機関と連携を取りながら職員間で共通理解していくこ
とができた。
・家庭との連携を深めながら就学・進級に向けた支援のあり方
を確認しあうことで、家庭・園・関係機関(小学校他)との
支援体制がスムーズにとれるようになった。
(3)地域との連携
・園行事には、地域の多くの方が参加してくださった。防火パ
A
レードや老健施設への訪問・デイサービス事業への参加な
ど、地域との交流を深めていきながら、地域の幼稚園として
の役割を果たしていくことができた。
(4)教職員の資質向上
・研究保育や資質向上のための専門研修への参加はできたが、
積極的に参加できるよう職員の配置を工夫していく必要が
ある。
A
・研究保育や園の取り組みについての研究会では、職員が事前
にそれぞれ違った視点で見たり考えていく方法をとること
で、活発な意見交換をすることができた。会の進め方を変え
ていくことで、一人ひとりの保育への意識を高めていくこと
に繋がったと感じている。
4 学校評価の具体的な目標や計画の総合的な評価結果
結果
理由
・今年度より新たな取り組みを行ったが、保護者の方の関心も強く、いろいろな活動の
様子を参観等で見ていただくことができた。保護者アンケートでも、英語教育やダン
ス、自園の環境を活かした教育等に評価をいただき、多くの方が更なる充実を期待し
ておられることが結果として得られた。日々の保育や行事の内容を検討し見直しをし
ていくこと、また、積み重ねを大切にしながら、子どもたちの自信や意欲につながる
B+
内容を計画的に進めていくよう努めていきたい。指導については、今後指導力を高め
ていくよう職員間での研修を考えている。
・小規模園だからこそできる全園児での活動や異年齢児とのかかわり、園の環境を活か
した保育を通し、子どもの学びの基礎や意欲をどう育てていくのか等、職員が意識し
保育を行っていくことの必要性を感じている。
・園が情報を発信していくことは、家庭との連携を密にし、一人ひとりのきめ細やかな
教育や子育て支援にもつながる。地域との連携も併せて充実させていきたい。
◎「3.4.」の評価結果
A
十分達成されている
B
達成されている
C
取り組まれているが、成果が十分でない
D
取組が不十分である
5
今後取り組むべき課題
課 題
具体的な取り組み方法
○教育の充実
・英語やダンスなどの新たな特色教育が、子どもの興味や意欲、積み
・特色教育の取り組み
重ねによる達成感に繋がるよう、年間の見通しをもった保育計画を
立て、保育の充実を図る。
・環境構成
・広い園庭や自然環境を活かした保育を見直し、子どもたちが主体的
に活動し、遊びがより充実していくような保育計画や環境構成を、
職員全体で連携を深めながら進めていく。
・挨拶や身の回りの整頓など、一人ひとりの基本的生活習慣の自立に
向けた指導を丁寧に行っていく。
○教職員の資質向上
・保育内容や園行事の取り組み等、職員間で活発に意見を出し合った
り新しい企画を提案していけるよう、会のもち方や職員体制を工夫
していく。
○安全教育
・子どもの交通安全・火災や地震など命を守る教育の充実を図り、安
全意識を高めていく。保護者への啓発を行う。
○心を育てる教育
・小規模園ならではの教師や異年齢の友達とのかかわりを通し、思い
やりや自己肯定感を育てていく。
・ルールやマナーを守ったり、相手の立場に立って考える等、規範意
識を育てていく。