53歳男性 肝腫瘤 検査 NO.1 PET/CT+MRCP PET/CT報告書 転移性肝癌 原発検索 H23年12月右季肋部に痛み。同月施行、腹部CTで肝S8に低吸収域病変認める。 その後ERCP施行し右肝管からの造影で濃染認める。転移性肝癌を強く疑い原発巣検索 目的でPET/CT。 【臨床情報】 肝腫瘤影 血糖値:110 mg/dl 投与量:170 MBq 【画像診断】 肝右葉表面の既知の腫瘤影に一致する強い 異常集積を認めます。 肝内胆管癌,転移性肝癌のいずれとしても矛 盾しない所見ですが,今回のPET/CT上は, この病変以外には原発巣を示唆する異常所 見を認めません。 肝内多発病変,リンパ節転移・遠隔転移,腹 膜播種を疑う所見を認めません。 53歳男性 肝腫瘤 検査 NO.2 PET/CT+MRCP MRCP報告書 転移性肝癌 原発検索 H23年12月右季肋部に痛み。同月施行、腹部CTで肝S8に低吸収域病変認める。 その後ERCP施行し右肝管からの造影で濃染認める。転移性肝癌を強く疑い原発巣検索 目的でPET/CT。 【臨床情報】 肝腫瘤影 【所見】 肝右葉腹側表面に長径71mm大の,辺縁不整,内部不 均一なT1強調像にて低信号,T2強調像にて淡い高信 号を呈する腫瘤影が描出されており,拡散強調像でも 限局性の高信号を呈しています。動脈相では低造影で, 門脈相では全体に淡く造影効果を認めています。 悪性病変を見ているものと考えられ,肝内胆管癌,転 移性肝癌のいずれとしても矛盾しない所見と判断され ます。肝尾状葉には小嚢胞を認めます。その他には, 肝内に多発病変を疑うような占拠性病変を認めません。 胆嚢摘出後です。 【画像診断】 肝右葉腫瘤影; 肝内胆管癌,転移性肝癌のいずれと しても矛盾しない所見と判断されます。 その他には,特記すべき異常所見を認めません。
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