しょさんべつ天文台 夏至は過ぎましたが、もうしばらく日 没後はしばらく明るい状態が続き、星が 出てくるのに時間がかかります。 7日は七夕です(旧暦の七夕は8月12 日)。夜空には春の星座が西に傾き、さ そり座、わし座、こと座、はくちょう座 などの夏の星がよく見えるようになって きます。ややおとなし目だった春の星に 比べると、明るい星や星雲・星団が多く、 天の川もあってにぎやかです。ぜひ見て おきたいものにこと座のM57、ヘルク レス座のM13、へび座のM5などがあり ます。色のきれいな二重星も多いのでそ れぞれの違いもお楽しみください。 7月から流星シーズンの始まりで、後 半から流れ星を見られる機会も多くなり ます。20日ころからみずがめ座流星群、ペルセウス座流星群が始まり、28日極大のみず がめ座群は満月過ぎでやや不良です。 惑星は、土星が良く見えています。西の空に金星と木星がありますがどちらも、夕空で はまもなく終了です。1日は大接近し二つの巨星がならんで見えます。水星と火星は観望 には適しません。 7月の太陽 月と主な惑星の出没 日 01 11 21 31 ご 太 出 03:50 03:57 04:06 04:16 利 陽 月 没 19:23 19:20 19:12 19:02 用 案 出 18:14 00:10 09:07 18:32 没 03:06 14:25 21:34 03:52 金 出 07:28 07:24 07:06 06:31 星 没 21:38 21:04 20:22 19:30 火 出 03:27 03:19 03:11 03:05 内 ●開館時間と休館日 木曜から月曜日 10:00~21:00 水曜日 10:00~17:00 ※休館:火曜日の全日、水曜日の17:00以後 (7/23~8/18の夏休み中は毎日開館) ・木~月曜日の晴天時は13時から見ることが可能です ・天候が悪い場合や団体・事業等で観望できないこと もありますので、事前にご確認ください 星 木 星 出 没 07:29 21:40 06:59 21:05 06:31 20:30 06:03 19:56 没 19:06 18:54 18:40 18:24 土 出 15:55 15:14 14:34 13:54 星 没 01:39 00:59 00:18 23:34 電話:0164 - 67 - 2539 E-mail:[email protected] URL=http://www.vill.shosanbetsu.lg.jp/shtenmon/ 10時~21時 日 28 5 12 19 26 月 29 6 13 20 27 火 30 7 14 21 28 休館日 水 1 8 15 22 29 17時閉館 木 2 9 16 23 30 金 3 10 17 24 31 土 4 11 18 25 1 日:現象 -------------------- 1:金星と木星が最接近(00゚20.1') 月が最南(赤緯-18゚26.8') 2:○満月 6:月の距離が最近(36万7093km) 冥王星が衝(いて座、14.1等) 7:七夕 地球が遠日点通過(太陽からの距離1億520 9万3407km) 小暑(太陽黄経105゚) 月が赤道通過し北半球へ 9:▼下弦 10:金星が最大光度(-4.5等、視直径37.1") 13:アルデバラン(0.9等)の食(低く見づらい) 14:探査機ニューホライズンズが冥王星に到達予 定 月が最北(赤緯+18゚25.0') 16:●新月 19:細い月と金星が接近、レグルスが並ぶ 21:月の距離が最遠(40万4835km) 月が赤道通過し南半球へ 23:大暑(太陽黄経120゚) 24:△上弦 26:月が土星の北を通る 27:みずがめ座δ北流星群が極大のころ(7/20~ 8/10) 28:みずがめ座δ南流星群が極大のころ(7/15~ 8/20) 29:月が最南(赤緯-18゚20.7') 30:やぎ座α流星群が極大のころ(7/20~8/25) 31:○満月 ●木星と金星が大接近 夕方の西空で木星と金星が 輝いています。この二つが1日 12時28分に大接近します。両 者の間隔は満月1個分よりも狭 く、100倍でもいっしょに見えるくらいで す。夕方になると少し離れますが、それで も80倍でいっしょに見えます。木星は丸く 金星は三日月型をしていますが、この形は 30倍程度でも見えますから、望遠鏡があれ ば見てみましょう。このあと太陽に近づい て低くなりますが、19日は低空で月、金星、 木星が横一列にならんで見えます。。 ●みずがめ座流星群とペルセウス座流星群 夏の流星シーズンは7月下旬から始まります。その先陣を切ってこのみずがめ座流星群 と、8月中ごろ活発になるペルセウス座流星群が流れ始めます。みずがめ座群は28日ころ ピークがありますが、今年は月明かりの ため観測条件は良くありません。みずが め座群は複数の流星群があるため、8月も 見られます。月明かりがなくなってから (8月5日以降)見てみましょう。みずが め座流星群と同時に流れ始めるペルセウ ス座流星群は、7月中はまだ少ししか流れ ませんが日に日に増えて行き、8月5日こ ろから目立つようになります。明るい流 星が多いので月明かりがあっても見える かも知れません。 第24回しょさんべつ星まつり 恒例の星まつりを、8月1日(土)13時~24時に行います。ペットボトルロケット製作と飛行大会、天体観 測、天体写真撮影会などを予定しています。お気軽にご参加ください。
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