しょさんべつ天文台 今年も残りわずかとなりまし た。まわりはすっかり冬景色。 防寒はしっかりしましょう。2 1日は冬至で、太陽が一番南に 位置します。 ペガスス、みずがめなどの秋 の星座は西に傾き、東の空には おうし、オリオン、ふたご、ぎょ しゃなどの冬の星座がそろって います。頭上付近にカシオペヤ 座が見えます。天の川は頭上を 東西にかかっていますが、秋か ら冬の天の川は淡いためちょっ と見づらいです。 流星は、ふたご座流星群が1 4日を中心に1週間くらい見ら れます。今年は満月前後なので 条件は厳しいです。22日のこ ぐま座流星群は、夜中に月が出 ますがまずまずの条件です。 惑星は、金星が夕方南西にあり、やや太めの半月型になってきました。火星は夕方の南 西、水星は11日に最大離角になり夕方の南西低く見えます。天王星と海王星は小さく観望 に適しません。木星が02時ころ東の空に見えてきます。土星は太陽に近く見えません。 12月の太陽・月と主な惑星の出没 日 01 11 21 31 ご 太 出 06:48 06:58 07:05 07:08 利 陽 月 没 出 没 15:56 07:49 17:30 15:54 14:07 02:56 15:57 23:59 11:43 16:04 08:08 18:05 用 案 内 金 星 火 星 木 星 土 星 出 没 出 没 出 没 出 没 10:08 18:52 11:15 21:01 02:14 13:38 07:26 16:31 10:06 19:14 10:53 21:02 01:43 13:02 06:52 15:57 09:57 19:37 10:31 21:04 01:11 12:26 06:18 15:22 09:43 19:58 10:08 21:05 00:38 11:49 05:44 14:47 電話 0164-67-2539 E-mail :[email protected] URL=http://www.vill.shosanbetsu.lg.jp/shtenmon/ 12月1日から2月末日まで冬季休館です。 休館中のお問い合わせは教育委員会(0164-67-2136:日中のみ)まで お願いします。 1:月が水星の北を通過 2:月が最南(赤緯-18°54.5′) 3:月が金星の北を通過 5:月が火星の北を通過 7:大雪(太陽黄経255°)/△上弦 月が海王星の北を通過 10:月が天王星の南を通過 土星が合(以後明け方の空) 11:水星が東方最大離角(太陽の東20.8°) 13:月の距離が最近(35万8461km) 月とアルデバランが最接近 14:ふたご座流星群が極大(12/5~20) ○満月 15:月が最北(赤緯+18°56.2′) 21:冬至(太陽黄経270°)/▼下弦 22:こぐま座流星群が極大(12/18~24) 23:月が木星の北を通過 25:月の距離が最遠(40万5870km) 28:月が土星の北を通過 29:月が最南(赤緯-18°57.6′) ●新月 ●月と金星、火星が並ぶ 3日から5日にかけ て、夕方の南西で月が 金星と火星に並びます。 3日は金星の右に細い 月があります。4日は金星と火星の 間に月が見えます。5日は火星の右 に月が見えます。夕空で月と惑星が 並ぶところをご覧ください。なお、 1日は月と水星が並びますが、高度 が低いので見るのは難しいでしょう。 また、7日には海王星と並びますが、 上弦の月と8等星の海王星なので双 眼鏡でも見えないでしょう。 ●ふたご座流星群とこぐま座流星群 ふたご座流星群は1年で一番活発な流 星群です。近年数が増えてきていて、多 い年では1時間に100個以上見られるこ ともあります。ふたご座は日没後間もな く東の空に出てきますから、一晩中見る ことができます。今年は満月前後になり、 月が近くにあるためで最も悪い条件と言 えます。このような場合なるべく月のな い方向を見たり、月を建物の陰に隠した りすると良いでしょう。 こぐま座流星群は、北極星と北斗七星 の間付近を中心に流れる流星群で、数は あまり多くありませんが、こぐま座は沈 まないので一晩中見ることができます。やや黄色っぽく経路が長いのが特徴です。今年は 夜中に下弦近い月が上がってきますが、月が出るまでは好条件です。
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