2015 年度 前期 優秀チャペルアワーレポート 1.総合文化学科 学生 日 時 5 月 22 日(金) 春季宗教強調日 奨 励 飯 聖 書 コヘレトの言葉 9:10 謙 学院チャプレン 神戸女学院について、創立者タルカット先生についてよく知ることができたメッセージだ った。タルカット先生は、知れば知るほどすばらしい宣教師であり、先生であると思った。 また、家訓もすばらしいと思った。「ただ徳のみ、貴ばるべし」―自分のためにではなく、 隣人のために行動できる人間はそういないと思う。それに加えて、アメリカ人であるのに 最初は言葉も通じないような外国(日本)のために尽くせる人はいないと思う。先生がお っしゃったように、マタイによる福音書 25:21 は彼女を表すにふさわしい箇所、与えられ た能力を隣人のために使った人への言葉であると思う。そのような人が創設した神戸女学 院で学べることがとても喜ばしい。他者への呼びかけに応対する精神的開放性、たゆまぬ 自己鍛錬、そして自立(自律)性へのこだわり。己のことを最優先に考えてしまいがちだ が、自らの喜びのために、自発的に隣人に尽くしていきたいと思う。また、そのような人 に変えられていけるように努力する。置かれたこの場所で、真に大切なものが何であるの か見分ける、共感性の高い人へと成長していきたい。まずは己の使命を果たし、積極的に 呼びかけに応えようと思う。 2.総合文化学科 学生 日 時 5 月 22 日(金) 春季宗教強調日 奨 励 飯 聖 書 コヘレトの言葉 9:10 謙 学院チャプレン ミッションステートメントに書かれている「共感性の高い人格」とは先頭に立って引っぱ っていくリーダーにもなれ、一番後ろから支える側にもなれる人のことであり、また、置 かれた場で自分自身に必要とされるあり方を感知し、それを果たしていくことのできる人 のことである。このような人物像が神戸女学院を特徴づけてきた。そして、まさにタルカ ット先生がそのような人生を歩まれた方である。誰かに強いられて行う、ということでは なく、利害を超えて隣人の喜びのために、自発的に尽くしていくことが大切である。また、 タルカット先生は、誰かに寄りかかるというより、誰かが自立していくことを応援するよ うな方だった。寄りかからない繋がり方、そして互いの自立、また、自分自身の自立を志 す。このような生き方が聖書の中から導き出される。そしてそれは、タルカット先生から 示されている生き方でもある。 「何によらず手をつけたことには熱心にするがよい。」は、お葬式のときに、タルカット先 生のために読まれた言葉である。タルカット先生はまさに、自分自身が手をつけたことに は熱心に取り組み、そして呼びかけられたことに積極的に応答した。この息吹のこもった 学校で私たちは学んでいるのだ、ということを心に刻んでいきたい。 3.総合文化学科 学生 日 時 4 月 22 日(水) 奨 励 杉田 俊介 氏 聖 書 ルカによる福音書 15:1~10 今日のたとえ話から学んだことは、人間は決して取り替えることはできないものであって、 キリスト様はその人間一人一人を大切にされているということです。100 匹の羊を飼ってい る人が、1匹の羊を見失った時、残りの 99 匹を放っておき、見失った1匹を懸命に探し続 けたというたとえから、その人は1匹でも欠けたらいけない、その1匹を大切にしたいと 思いの元、探していたのかもしれません。私一人一人もキリスト様によって大切にされて いるということを忘れず、感謝し、心に留めておきたいと思います。 4.英文学科 学生 日 時 4 月 27 日(月) 奨 励 寺嶋 正明 先生 聖 書 レビ記 19:32 日本は少子高齢化社会であり、街でも老人の姿を多く目にする。私たちが生まれた 1996 年 の時には 120 万人であった高齢者も今では2倍の 260 万人、毎年増加しているそうだ。そ んな老年層の方々のおかげで私たちが豊かに過ごせることを再確認し、私たちがしなけれ ばならないことは社会に役立つ新しい技術の開発である。そのために神戸女学院で知性や 優しさを身につけていきたい。 5.英文学科 学生 日 時 5 月 11 日(月) 奨 励 山崎 道子 氏 聖 書 マルコによる福音書 4:1~9 私は今まで聖書についてのお話や難しいお話は、ただ分からないと思うだけでした。しか し、今日のお話を聞いて、今は分からないと感じたとしても、その言葉を五感で感じてい れば、いつか思いもよらないところでその言葉が目を出すことがあるかもしれないと思い ました。 特に山崎さんがおっしゃっていた“神様がまいた種は1人1人の心にとどいている。今は 分からないと感じても、必ず心の中に残っている。 ”というお話は、とても感銘を受け、今 この一瞬一瞬に見たり聞いたりしている言葉やお話も、私の心の中に残っていて、いつか ふと思い出すことがあるんだと思うと、今、この時間もとても大切な時間なんだと思いま した。 6.環境・バイオサイエンス学科 学生 日 時 5 月 14 日(木) 奨 励 和氣 節子 先生 聖 書 ヨハネによる福音書 14:1~3 バラについてロミオとジュリエットの中にでてくる。 「バラが名前を変えても甘いにおいは 変わらない。ロミオも名前を捨ててくれればいいのに。 」とジュリエットは言うが、それは ジュリエットのロミオに対する一途な思いが表されている。バラの花はキリストにすがる 者たちにとっての本物の幸せを象徴する。私は、バラはきれいだなと思うことはあるけれ ど、それが天に昇った後の本物の幸せを象徴しているのだと思わなかった。今あるちっぽ けな幸せも未来になる本物の幸せのためだと思うと、今現在目の前にあることを大切にし ていきたいと思った。 7.英文学科 学生 日 時 7月6日(月) 奨 励 渡辺 圭一郎 氏 聖 書 マタイによる福音書 14:13~21 ふしぎなポケットについてのお話でした。よく知っている童謡だったので私でもよく理解 することができました。聖書には、5千人の人がイエスの前にお腹を減らして集まります。 食料は5つのパンと2つの魚しかありません。しかし裂いて渡すと5千人が満腹して、さ らにくずを集めると12のカゴがいっぱいになりました。これは分けるということは増え るものがあるということであり、心理学的に心が豊かな人とは、たくさん与えることがで きる人です。貧しい人とは持たない人ではなく、もっていても分けない人です。私はこの フレーズがとても心に響きました。私も“与えられる人”=“心が豊かな人”になれるよ うになりたいと思います。
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