準備期間はあったはず! 3ヶ月で社員に対応させるの? 配転への努力

< 富里:1000~1130:会社側:菰田氏,野々村氏
組合側:妹尾,近藤,武田,柿沼,伊藤>
デルタ航空 日本支社労働組合
(第8期3号 2015.8.5 発)
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準備期間はあったはず! 3ヶ月で社員に対応させるの?
機内食課の閉鎖に至った理由や経緯として会社側からの説明は、昨年9月の発表より日本地区機内食
部をアウトソースすることを検討した。また、コア・ビジネスに専念するためであって、日本地区機内
食部の業績等を考慮したということではない、ノンコア・ビジネスは機内食部とホテルであり、これは
日本地区のみが行っていたということでした。少なくとも昨年9月から今年6月までの約 10 ヶ月間と
いう準備期間がありながら、発表から閉鎖までは僅か約3ヶ月という短期間で社員に転籍・退職の判断
を迫り、デルタに残ることを希望する者にとっては、この僅か約3ヶ月の間にオープン・ポジションに
アプライして合格しなければ、「在職が困難...解雇をせざるをえない状況...」とのことでした。機内
食課の閉鎖が会社都合である以上、また、会社が今にも倒れそうな状況では無いことをふまえれば、デ
ルタに残ることを希望する者には、会社はもっと積極的に配転先を用意するべきであると伝えました。
人事部長からは、数年前の予約課閉鎖の時と今では円安やサーチャージの影響などもあり会社の背景が
違うとの話ですが、会社がこの準備期間にしていたことは、転籍・退職についてが主体であり、「自社
の社員の雇用を守る」という点では、非常に努力性の薄いものであると言わざるをえないでしょう。
配転への努力は、会社が率先してすること!
機内食課の社員が何か悪いことしたわけじゃ無いですよね?基本的に、会社都合で課を閉鎖するのです。
それがために機内食課の社員が不利益や「雇用への不安」などの精神的苦痛を持たされているのですから、
転籍を希望する者、退職を希望する者、デルタに残ることを希望する者、この3者への対応がしっかりし
ていなければならないはずです。現段階では、デルタに残ることを希望する者への対応、つまり「配転」
については、実際のところは、オープン・ポジションが空くのを社員が待ちアプライしていくのみに過ぎ
ません。人事部から各課への積極的な働きかけがあったことはお聞きしましたが、それだけで「自社の社
員の雇用を守る努力」を尽くしている?とは到底思えません。組合からも当組合員が 9 月 30 日までに配
転できるよう、会社に何らかの案を今後、提示していくことを伝え、会社が「配転」について「オープン・
ポジションが空くのを・・・」だけでなく、もっと積極的な方法で配転ができるよう努力するよう要請い
たしました。また、配転のチャンスが、僅か約3ヶ月では少なすぎることを伝え、10 月 1 日以降も何ら
かの形で配転のチャンスを延長できるよう要請として提示していきたいと思います。
「ACS」オーバースタッフ? ERP の詳細は、未だ....
ACS の社員からお聞きしたところ、オムニになって FLT が集中していることもあり、オーバースタッ
フと感じることが難しい...と思う方々が少なくともいらっしゃるということも事実です。
「オーバース
タッフ」と公表する以上は、具体的に ACS のどの部分がオーバースタッフなのか提示していただけるよ
う今後、求めていきたいと思います。また、7 月 17 日に出された ACS への早期退職プログラムの詳細に
関しては、半月が過ぎても未だ明確にされず、透明性に欠けていて迅速な対応ができない会社が今後も、
より活動的な「労働組合」を必要とさせていることは間違いないと、痛感することとなりました。
今後の具体的な案として、WASSCO さんの行う業務に ACS 社員の業務内容が一部重複していることにつ
いて、その枠を自社で受け持つことで「自社の社員の雇用を守る努力」に繋がるのではと伝えました。
団交後の執行委員会にて、4日に争議予告通知することとしました。争議行為に関して人事部長から
「ブランドを大事にする会社にとって、ネガティブなことは...」とありましたが、会社のしているこ
とにネガティブなことが無ければ自信をもって「どうぞ」と言えるはずです。また「ニューポジション
は作れるような時期ではない」ともありましたが、MGR レベルには作られてることに不振感がつのります。