日本地区 全従業員対象の 早期退職プログラム発表! 旅客課と貨物課

北星
第 55 期 第 15 号
2015 年 7 月 25 日発行
ノースウエスト航空日本支社労働組合
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日本地区 全従業員対象の
早期退職プログラム発表!
人事からは口頭で、『このプログラムによって退職者が出てもそれがそのままフライトキッチン
の方のオープンポジションになるとは限らない。また、今回の募集でターゲットの人数は設定
されていないので、申込人数が少なかったからといって、その後、次の対応を取ることは
無いであろう』と伝えられていました。しかし、この発表から 2 日後の 7 月 17 日には、
セクションのビジネスリーダーより、『スタッフィングのリビューの結果、現在発表されている
プログラムとは別に、該当者の枠を広げ、プログラム内容を見直したものを旅客課と貨物課
限定で近々発表する』とアナウンスされています。
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旅客課と貨物課対象の早期退職
プログラムが別途発表される
―数ヵ月以内にフロントラインおよび
メリットのポジションを削減しなくてならないー
* Omnibank、Cargo とのインテグレーションに加えて、
今秋からのキャパシティー・リダクションにより、オーバースタッフの状態
* ACS と CGO の統合以来、人員とオペレーションにおける組織効率を慎重に
見直してきた所、人員削減せざるを得ない状況
これにともない、ACS/CGO 対象の希望退職プログラムが検討されており、
準備が整い次第、必要な削減数とともに発表される予定である。
―労働協約書 第 43 条に抵触しうるとして強く抗議―
労働協約書第 43 条「重要事項に関する通知」は、「会社が行う新しい重要な意思決定で、
組合員の労働条件に大きな影響を与えるものは・・・・」という条文により会社側の通知努力を
うたっています。これまで機内食部閉鎖と全社員対象希望退職プログラムについては
各職場への発表とほぼ同時刻に労組に通知されました。新たに発表された「旅客課、貨物
課を対象とする希望退職プログラム」については、各職場での発表が行われた 7 月 17 日は
勿論、第 3 回団体交渉が行われた 7 月 21 日に至っても組合宛に通知されませんでした。
このような会社側の姿勢について団体交渉の席上以下のように抗議しました。
「『機内食部閉鎖』および 7 月 15 日発表の『日本地区全社員対象とした
早期退職プログラム』については各職場への通知当日に労組宛に通知され
『旅客課,貨物課のみを対象とする早期退職募集予定』については、
未だタウンホールミーティングでの発表に留まっており遺憾である」
「雇用に関わる問題であり事前通知すべきである。改善を求めます」
なお、7 月 21 日の団体交渉の席上、旅客課および貨物課の早期退職プログラムについて
その詳細が判り次第労組へ通知するよう口頭で申し入れました。
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機内食部問題 団体交渉詳細
“団交速報第 4 号”でお伝えした 7 月 21 日に行われた団体交渉について
詳しくお知らせいたします。
期限があるのは従業員側にとって得??
会社)期限撤廃というのは、どういう要求なのかと会社側で検討した。
ずっと期限がないというのはありえない。期限があることによって、
その期間中に申請すればもれなく資格対象者となる。
そう考えたら期限の利益は社員側にある。会社ではなく従業員の為である。
組合)9 月 30 日まで働き、辞めざるを得なくなった時も同じように払うべき。
組合)期限を区切るのはおかしい。雇用し続けるなら「希望退職プログラムの
申請期限を永遠に続けられるものではない」と主張するのは判らなくは
ない。9 月 30 日をもって整理解雇しますよと言っている人に対し期限を
設ける事が判らない。解雇されるかもしれない従業員に得になるというのが
判らない。
「辞めるのは辞める。残る選択肢は無い!」
組合)会社がやっているのは『解雇されたくないなら 18 か月もらって自主退職
すれば?』ということですよね
会社)辞めるのは辞めるんですよ。残る選択肢は無い。
会社)ひとつの部署を閉鎖するというビジネスの意思決定がなされ、そこで働いて
いた人が仕事を失う。配属先をオファーできるのは数限られていることは、
はっきりしている。給料も払えないという状況になる。希望退職に
サインする・しないにかかわらず、会社に協力しなくても辞めるのは
辞めるんですよ。
「闘えば勝てるという人もいるかもしれ
ないがそれは本人の選択」
会社)どちらにしても辞めることになる。闘えば勝てるという人もいるかもしれな
い。それは本人の選択。辞めなくてはいけないという条件になっている。
会社に協力するかどうか。承諾する人には多く払うという事。
組合)私達は整理解雇になる人の方が、むしろ多く支払われるべきと考えている。
納得できずに辞めさせられる人には、多く払われるべきではないですか?
会社)手を挙げない人というのは会社に文句がある人ですよ。
どっちも職を失うのは一緒。手をあげようがあげまいが。
組合)手を上げない人は会社に文句があると?
会社)納得しないという意味。会社の協力に応じられないという意味
組合)協力要請ですか?協力してくれと言っているのですか?
本人の意に介さず一切解雇するわけですよね。
会社)会社としては強制的に解雇しなくてはいけない事情ができた。
解雇しなくてはいけない人に承諾して頂けますか?とパッケージを
提案した。会社としては承諾してもらった人に多く出したい。
会社に残りたいとしてもでも仕事はないのだから、会社は基本的には
辞めてもらいたいのだから。
「整理解雇を回避するため
ありとあらゆる努力をしろ」
会社)人事はどこを減らさなければいけないか、ヘッドカウントを把握している。
現在実施している全社員対象の早期退職プログラムなどにより、
人が辞めたら OPEN PSN がでるかもしれないが解決策とはおもっていない。
名案があるわけじゃない。
組合)私達を含めてだが、出来ることやれることをやっていかなければならない!
解雇ありきというのが重い。サラリーマンにとって解雇は終わりですから。
社内に残そうという最大限の努力、会社の姿勢をみせていただきたい。
組合)キッチンがなければ他の部署で働きたいと言っている人にはデルタ社内での
職場が確保されるまでの間、出向させることも一つの手ではないか?業務
移行後もこれまでと同じサービスを提供するには、経験者が必要であり有効
ではないか。
会社)検討したが、ビジネスでは必要はないという判断になった。
組合)ビジネス上は必要ないから、ではなく、雇用についてはやれることは
やるべき。業務委託している仕事を自社でハンドリングすることなども
策の一つとして雇用を確保しろと言っているが、新たに人を雇えと
言っているのではない。
会社)ACS のコストは上がる。これからケータリング会社に払うのだから。
社員を維持して、ケータリング会社に払うとダブル出費になる。
組合)TFK に業務委託して支払うコストが増えるならそのまま自社でやっていたら
良かったのではないか?
組合)デルタに業務委託されている会社は、デルタブランドを背負っている。
デルタのサービスを代表するなら自社でやるべき、雇用努力の策として
検討すべきだ。
会社)売り上げが下がった時でも耐えられるようにするため、アウトソースしてい
る。コスト削減だけ意識している訳ではない。デルタが成功しているのはコ
アな部分は少ない社員でやって、あとは委託業者に頼むなど人員数をフレキ
シブルにしている。そうやってビジネスで成功している。
組合)社内に残りたい者には最後まで門を閉ざすことなくあらゆるチャンスを提供
して下さい。より多くの提案を出して下さい。
会社)雇用にチャンスがある限り検討します。
そして団交後の会社回答…
職場では悲壮感が漂っています。
会社回答
抜粋
7月21日の団体交渉にて、9月30日の時点での状況における成田機内食サービス部の
社員の皆さんへの処遇について、お話をいたしました。 内容が確定いたしましたの
で、次のとおり、お知らせいたします。
デルタは今回のTFKに対する事業譲渡後、自社においてNFK事業を行いませんので、
事業譲渡の実行日である9/30の段階で、希望退職に応じていただく、TFKの転籍のオ
ファーに応じていただく、またはデルタ内で異動先が確保できている、といういず
れにも当てはまらなかった場合、
残念ながらデルタに引き続き在職していただ
くことは困難な状況です。
デルタとしてもそのような事態を回避すべく、また、皆様のご理解をいただける
よう引き続き最善を尽くして参りますが、
解雇も検討せざるを得ない状況と言わざるを
得ません。
解雇になる場合は、正社員の方々には6ヶ月分の月額基本給に相当する一時金をお支
払い致しますが、55-POINT およびEarly Outパストラベルの特典はつきません。
以上、よろしくお願いいたします。
整理解雇は絶対認めない!
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アンケートの実施について
皆さんご存知の通り、雇用に関わる重要案件を抱えた状態で先日のアンケートを行いました。
アンケート実施については、組合は一つの問題にのみ向き合うことなく、懸案事項について
対応している為、今後の組合運営に必要最低限に抑え実施し、尚且つ事前に富里支部
組合員の見解を確認して行っております。この場を借りて前述の通り、ご説明申し上げます。