不安をおさえるセロトニンは 「早寝・早起き・朝ごはん」で分泌が活発に!

2015 7月号
旭丘小学校
不安をおさえるセロトニンは
「早寝・早起き・朝ごはん」で分泌が活発に!
校長
高 久美子
梅雨時の蒸し暑い毎日が続いています。教室の子どもたちの様子を見ると、学年を問わず、集中力が続
かない子、机にふせている子がいます。声をかけると、就寝時刻が遅く、睡眠不足の子もいます。
睡眠などの生活習慣が、自己肯定感や規範意識といった子どもの自立のために必要な力を育むことに大
きく関係しているとの調査結果が、文部科学省から出されました。調査は2014年11月、小学校5年
生から高校3年生までの公立学校から100校を抽出して行われました。
それによりますと、就寝時刻が早い小中学生ほど「自分のことが好きだ」と答えた割合が高く、就寝時
刻が遅いほど「何でもないのにいらいらする」割合が高くなる傾向が見られました。また、携帯電話やス
マートフォンで通話やメール、インターネットをする時間が長いほど、子どもたちの就寝時刻は遅くなる
傾向があります。さらに、寝る直前までパソコンやスマホ、ゲームなどの情報機器に接している頻度が高
いほど、朝ふとんから出るのがつらいと感じる割合が高くなっています。
昨年度、就学児保護者に「肝心かなめの1年生」という資料が石川県教育委員会から出され、本校でも
それをもとにお話しました。ここでも同じことが言われています。
成田奈緒子小児科専門医によりますと、「セロトニンという脳内物質が活発に分泌されると、子どもも
大人も心身ともに健康で、生き生きと毎日を過ごすことができる」ということです。脳の中の神経細胞の
一つであるセロトニン神経、その中ではたらくセロトニンという脳内物質は、不安を抑え、食欲や自律神
経を活発にして心身の健康を支えます。セロトニンが十分にあると物事をポジティブに考えることができ
るようになります。
そこで、セロトニンの分泌を活発にする5か条は、次の通りです。
①
②
③
④
⑤
朝日をたっぷり浴びましょう
規則正しい生活習慣、生活リズムをつくりましょう
バランスのよい食事をとりましょう
リズミカルな運動をしましょう
ストレスをためず、頑張りすぎない生活をしましょう
つまりは、「早寝・早起き・朝ごはん」、そして朝のリズミカルな運動です。
Dr.なおこより
夜遅くに、子どもを連れてコンビニなどに買い物に出かけたり、子どもがゲームやテ
レビに夢中になっていたりしても放ったらかし。大人の時間に子どもをつきあわせてい
ませんか?こんな生活では、子どもはもちろん、大人もセロトニン神経は鍛えられませ
ん。
日 曜
時間
学校行事・活動
割
あいさつの日(4年)
1
水
2
3
木
金
6
月
牛乳パック回収日
7
火
わく・ワーク体験~9 日(光野中より 3 名) 個人懇談会決定通知書配布
8
9
水
木
A
クラブ⑤
ALT (P)全委員会 19:30~
B
委員会⑤
10 金
ALT
シェイクアウト石川 11:00
13 月
図書返却最終
14 火
平和集会(2 限)
15 水
16 木
A
図書貸出最終日
できるかなタイム(計算)
特別日課 5 限まで 通学班会(5 限後)、下校 14:45頃
20 月
1学期終業式 大掃除 (5 限まで 下校14:45)
持ち帰り
海の日
21 火
夏季休業 、個人懇談会(13:30~16:30)
22 水
個人懇談会(13:30~16:30)、
23 木
家読の日 プール水検査
17 金
牛乳パック回収日
ALT
ズック
24 金
25 土
ECOサイクル
(P)自転車講習会
5 年生の理科の授業の
時間、校区の倉部町に
毎年訪れるアサギマ
ダラに詳しい西村先
生(北陽小の校長先
生)にお越しいただ
喜界島から海を渡って倉部町ま
き、お話を伺いまし
で飛翔してくるアサギマダラ
た。
1000km を超える
道のりをこの華麗な
羽だけを頼りに、私た
ちの校区まで飛んで
くるなんて、まさにオ
ドロキでした♪
倉部町に飛翔するアサギマダラ
本校の校区にある「オニユリの里」
。夏に 1 万 5 千本
以上も咲き誇る校区の宝の一つです。実は、これだ
けたくさんのオニユリを咲かすには、地元の方々の
努力と協力があってのことであることを、八田町の
中川さんに熱く語ってもらいました。聞いていた 3
年生も、自分たちの地元を改めて見直してくれるこ
とを心から願っています。
オニユリの里を語る中川さん(八田