ラグビーの歴史

ラグビーの歴史
私たちは、マッセイ大学の「ラグビー文化講座」でニュージーランドの国技
であるラグビーの歴史を学んだ。
ラ グ ビ ー の 起 源 は 、1823 年 、イ ン グ ラ ン ド の ラ グ ビ ー 高 校 学 校 で フ ッ ト ボ ー
ルの試合中、選手がボールを抱えたまま相手のゴール目指して走り出したこと
から始まった。
しかし、当時のフットボールでは、手を使うこと自体はルールとして許され
ていたので、ボールを持つことは問題にはならなかったが、ボールを持って走
ることはルール違反だった。
1900 年 代 に 入 り 、様 々 な 学 校 が 独 自 の ル ー ル で そ れ ぞ れ の フ ッ ト ボ ー ル( 後
のラグビー)を行なっていた。それぞれの学校で違うルールの統一を目指した
協 議 は 長 ら く 行 わ れ て き た が 、 1863 年 10 月 26 日 に ロ ン ド ン の フ リ ー メ イ ソ
ン ズ ・ タ バ ー ン で 、FA( フ ッ ト ボ ー ル ・ ア ソ シ エ ー シ ョ ン )と ロ ン ド ン に あ る
12 の ク ラ ブ の 間 で 会 議 が 開 か れ 、12 月 ま で に 6 回 の ミ ー テ ィ ン グ を 持 っ て 統 一
ルールの作成を行った。この統一ルール作成により近代サッカーが本格的に誕
生した。このとき、一部のクラブの代表が、ボールを持って走ること、ボール
を 運 ん で い る 相 手 に ハ ッ キ ン グ( す ね を け る こ と )、ト リ ッ ピ ン グ( 引 っ 掛 け て
つまずかせること)およびホールディング(おさえること)を行うことが認め
ら れ な く な っ た こ と に 合 意 で き ず 、 FA を 脱 退 し た 。 こ れ が ラ グ ビ ー フ ッ ト ボ
ールとアソシエーションフットボール(サッカー)が分岐した瞬間である。
そ し て 1871 年 、 脱 退 し た 者 た ち に よ っ て 、 サ ッ カ ー の FA( フ ッ ト ボ ー ル ・
ア ソ シ エ ー シ ョ ン 、1863 年 設 立 )に 対 抗 し て 、ロ ン ド ン で ラ グ ビ ー 協 会( RFU:
ラグビーフットボール・ユニオン)が設立された。
今日、ニュージーランドラグビー代表
チームであるオールブラックスは世界№
1 と言っても過言ではない。ラグビーの
強 豪 チ ー ム で あ り 、2013 年 か ら 2014 年
にかけては全ての世界の国別代表チーム
に勝っている。ラグビーはニュージーラ
ンドの国技であり、試合の前に踊るニュ
ージーランドの先住民族マオリ族の伝統
的な出陣の踊り「ハカ」は、自軍の士気
を高めるものとして有名である。