プロフィール 野呂 理 野呂理事務所 代表 慶應義塾大学理工学部卒業 日東紡績でのエンジニアとしての経験を経て、アーサー・D・リトル(ジャパ ン)にて経営コンサルティングに従事。その後、フランクリン・コヴィー・ ジャパンにて「7つの習慣」「リーダーの4つの役割」などのリーダーシップ 研修の講師として企業研修を実施し、2002年独立し、野呂理事務所を設立。 日本人の良さを活かせるようなリーダーシップ研修を開発し、「セルフエン パワーメントWS」などの独自プログラムによる企業研修の講師に専念してい る。 研修担当分野:リーダーシップ、エンパワーメント、キャリア開発、内発的 動機づけ セルフエンパワーメントWS(リーダーシップWS) ∼組織で生きる自分のミッションを探求する∼ リーダーシップは、一部の人だけに備わっている特別な資質でもなければ、研修で身 につけられるものでもない。ましてや、リーダーシップのセオリーを座学で学べば、 発揮できるようになるわけでもない。リーダーシップの源となるものは、誰もが自分 の中に持っている自分自身という「個」の力であり、それを発揮するか発揮しないか の違いである。現実の状況の中で、自分で感じ、自分で考え、自分の思いから、なん らかの枠組みを超えて、自らが行動を起こしていくことから始まるものである。 役職者に限らず、仕事をするすべての企業人は2つの役割を果たすことを期待されて いる。ひとつの役割は、「マネジャー:複雑さに対応して現業を管理・維持するこ と」であり、もう一方は、「リーダー:変化に対応して(変化を起こして)未来をつ くること」である。この2つの役割をあなた自身も担っているとしたら、あなたはど ちらの役割をより果たせていると言えるだろうか?あるいは、あなたの上司や周りの 人はどうだろうか? 「マネジャー」の役割に偏重している人が多いのではないだろうか?この役割は果た していなければ問題や痛みが発生してしまうからである。「リーダー」の役割は果た していなくても、今は大して問題にはならないし、しかも果たそうとすることで生じ るリスクも感じられる。つまり、「マネジャー」の役割は、自分の仕事に対する役割 意識さえ持っていれば、ある程度は果たすことができるのだが、「リーダー」の役割 は、役割意識だけでは到底果たすことができない。「リーダー」の役割を果たすため には、少し大げさかもしれないが、自分個人の生き様が問われているのである。 ところが、多くの企業人は組織の中で自分自身という「個」を十分に活かしていない。 自分の生き方や個性・価値観を活かして、その持ち味・創造性を組織の成果に十分結 びつけることが出来ていない。むしろ、現業の忙しさの中で、横並び意識や現状を維 持しようとする「マネジャー」的なメンタリティが強くはたらき、個人の思いや生き 方を制約し、リーダーシップを発揮することを抑制してしまっている。 本研修は、自分の言動を振り返ることで、ものの見方や行動パターンを洗い出して、 「枠組みなるもの」を自覚し、自分の内面を深く見つめることで、自分の依りどころ となるような「自分自身の指針」を見いだしていく内省型の研修である。各セッショ ンとしては、正解のない問いと向き合い自分のこたえを見いだす個人演習や、話すこ とで自分自身を見つめるペアワーク、人の話を聞くことで気づかされるペアワーク、 あるいは、気づきや学びを共有するグループワーク、さらに参加者同士で認知し合う 時間などを何度もおこない、参加者同士の交流を深めながら進行する。 多くの研修参加者は、あらためて自分自身とじっくりと向き合い、自己受容を深める こととなり、役職・役割を超えて、自分独自のリーダーシップを発揮していくための 貴重な気づきが得られることになるであろう。
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