与える精神を培う

与える精神を培う
わたしたちの理念はこの言葉で始まります。
ですから「愉癒喩」のサービスは、まずこの「与える精神」を身に付けることから始まり
ます。
それには,お客様が望まれていることをいち早く察知し提供すること,さらにはその望
まれている以上のものを提供すること,そしてそれを続けることが含まれます。
そのためには,この精神がしっかりと思いと心に根付いていなくては出来ません。
「お客様を喜ばせよう!!」
「求められている以上のサービスをしよう!」という「与える
精神」から,わたしたちの目指す「感動のサービス」が生まれてくるものです。
そしてそのような「与える精神」を持った人は多くの人から感謝されますので、さらに
「良いサービスをもっとしたい!」という動機付けを得られるので,さらに「与える」こ
とに磨きをかけてゆきます。
みなさんの知る「また行きたい店」はこのような「人」がいる店ではありませんか?
いま企業や社会が本当に求めている人とはこのような「与える精神」を持った人なので
す。
しかし、私たちの周りに良く見られるのは、
「与える精神」ではなく「頂戴精神」や「出
し惜しみ精神」です。まず与えるのではなく目先の損得勘定で「どれだけ貰えるか」と「最
低の労力」しか出そうとしない精神態度が見られます。これはとても残念なことです。
なぜでしょうか?それは自然の法則に反したことで、その考えでは決して豊かになれない
からです。
例えば、多くの収穫をしたいと思うなら、多くの種を蒔き水と肥料をやるなどの労力が
必要です。労を惜しむならそれなりの収獲しか得られません。さらに毎年毎年収穫を得続
けるには,長期的視野で考え先行して労することが必要です。目先の損得勘定で労を惜し
むならやはりそれなりの結果しか得られないでしょう。
「頂戴精神」や「出し惜しみ精神」は「損をしたくない!」という考えから生じるのか
もしれません。しかしこの考え方は人生という長い尺度で考えれば確実に損をします。さ
らには「得する」機会をも失ってしまいます。
『損して得とれ』
(本当は『損して徳とれ』です。
)と昔の人はよく言ったものです。
「与えること」によって「得」や「徳」が得られるのです。これには金銭や物質的な「得」
と能力や精神的な成長という「徳」
,さらには人から愛される「徳」や信頼関係に基づく人
的財産という「得」を得ることができます。
まず「与える」こと,そして出し惜しみせずに「与え続ける」こと,これを「愉癒喩」
の仕事の基盤にしてゆきましょう。
そしてこの「与える精神」を通して,人からそして社会からいつも求められる存在とな
ってゆきましょう。